オスグッドは身長が伸びるサイン?成長期・成長スパートとの関係を解説 | SBC整形外科クリニック

オスグッドになると身長が伸びる?成長期との関係と膝の痛みを解説

「オスグッドになったら、これから身長が伸びるって本当?」

「膝の下が痛いのは、成長スパートが来たサイン?」

「成長痛だと思って、そのまま部活を続けても大丈夫?」

サッカーやバスケットボールなどをしている成長期のお子様で、膝のお皿より少し下に痛みが出ている場合、オスグッド・シュラッター病の可能性があります。

オスグッドは小学校高学年から中学生頃の発育期に多いため、

「オスグッドになった=これから背が伸びる」

といわれることもあります。

しかし、オスグッドになったことだけから、「今が成長スパート」「これから身長が大きく伸びる」と判断することはできません。

スポーツをする成長期の子どもたち
先に結論
オスグッドは成長期に起こりやすい病気ですが、「身長が伸びるサイン」ではありません。
骨が成長している時期と発症時期が重なることはあります。ただし、オスグッドになったことだけでは、成長スパートの時期や残りの成長量、最終身長までは分かりません。

一方、膝下に繰り返し痛みが出ている場合は、「成長期だから仕方ない」と放置しないことも大切です。

今知りたいことに近い方へ
膝のお皿の下が痛い・出っ張っている
オスグッドでみられる症状、スポーツを続けてよいか、受診目安を確認してください。
オスグッドの症状を確認する →
これから身長がどれくらい伸びるのか知りたい
オスグッドの有無ではなく、年間の身長の伸びや成長曲線、思春期の進み方を確認する必要があります。
成長スパートはいつ?身長が伸びる時期を見る →

オスグッドになると身長が伸びる?

答え
オスグッドになったことだけでは、「これから身長が伸びる」とは判断できません。

オスグッドは、骨が成長している小学校高学年から中学生頃の発育期に起こりやすいスポーツ障害です。

そのため、発症する時期と身長が伸びる時期が重なる子どもはいます。

ただし、

「成長期にオスグッドが多い」
ということと
「オスグッドになれば、その後身長が大きく伸びる」

は同じ意味ではありません。

オスグッド自体が身長を伸ばすわけではなく、膝の痛みや出っ張りの程度から「あと何cm伸びる」と予測することもできません。

オスグッドは成長スパートのサイン?

成長スパートとオスグッドが同じ時期に重なるケースはありますが、「オスグッドになった=成長スパートが始まった」とは判断できません。

同じ年齢でも、

身長が伸びるペース
思春期が始まる時期
スポーツの種類・練習量
大腿四頭筋などの柔軟性

などは一人ひとり異なるためです。

身長について知りたいなら
「オスグッドになったか」ではなく、「半年~1年間で何cm伸びたか」「成長曲線がどう変化しているか」を確認しましょう。

オスグッドとは?膝のお皿の下が痛むスポーツ障害

オスグッドの正式名称は、「オスグッド・シュラッター病」です。

特徴的なのは、膝のお皿より少し下にある「脛骨粗面(けいこつそめん)」の痛みです。

オスグッド病で脛骨粗面に負担がかかる仕組み

大腿四頭筋の力は膝蓋腱を介して脛骨粗面へ伝わります。成長期にこの部分へ繰り返し負荷がかかることで、痛みなどが生じます。

特に、

サッカーでボールを蹴る
バスケットボール・バレーボールなどでジャンプする
ダッシュ・急停止を繰り返す

といった、膝を繰り返し使うスポーツをしている成長期の子どもにみられやすくなります。

オスグッドそのものを詳しく知りたい方
オスグッド病の症状・治療について詳しく見る →

オスグッドかも?膝の痛みをチェック

オスグッドでは、単に「膝が痛い」というだけでなく、痛む場所と痛みが出る場面に特徴があります。

膝のお皿より少し下を痛がる
膝下の出っ張った部分を押すと痛い
脛骨粗面が以前より出っ張って見える
走る・ジャンプする・蹴る動作で痛む
休んでいると楽だが、運動すると再び痛む
赤み・腫れ・熱っぽさがみられることがある

こうした症状はオスグッドでみられますが、チェック項目だけで診断することはできません。

同じ場所の痛みを繰り返している場合や、スポーツへ影響している場合は整形外科で原因を確認しましょう。

なぜオスグッドは成長期に起こりやすい?

オスグッドでは、太ももの前側にある大腿四頭筋の力が膝蓋骨・膝蓋腱を介して脛骨粗面へ伝わります。

走る・跳ぶ・蹴るといった動作を繰り返すたびに、脛骨粗面は引っ張られます。

成長期の脛骨粗面には成長途中の軟骨部分があるため、この繰り返す牽引力の影響を受けやすく、痛みや腫れなどにつながります。

ここがポイント
「身長が伸びるから膝が痛い」のではなく、成長途中の身体にスポーツによる繰り返しの負荷が加わることが重要です。

そのため、身長が伸びている子ども全員がオスグッドになるわけではありません。

オスグッドは成長痛?「成長期だから大丈夫」と放置しない

子どもの脚の痛みをまとめて「成長痛」と呼ぶことがあります。

しかし、「成長しているから痛いだけ」「そのうち治るから放置してよい」と考えるのは適切ではありません。

日本整形外科学会も、「成長痛」という言葉によって原因のある痛みが見過ごされることに注意を促しています。

いつも膝のお皿の下という同じ場所が痛い
押すと同じ場所を痛がる
運動すると痛みが出る・強くなる
腫れ・熱感・骨の出っ張りがある

このような場合は「成長痛だから」と決めつけず、オスグッドを含む膝の障害について整形外科で確認することが大切です。

オスグッドの治し方|痛みを悪化させない負荷調整が大切

オスグッドの多くは、手術ではなく保存療法を中心に対応します。

大切なのは「痛みを我慢して、これまでと同じ練習量を続ける」のではなく、症状に合わせて運動負荷を調整することです。

痛みが強い動作を減らす

走る・ジャンプする・ボールを蹴るなどで痛みが強くなる場合は、その動作や練習量を一時的に減らすことがあります。

一度痛みが落ち着いても、急に元の運動量へ戻すと症状が再び強くなることがあるため注意が必要です。

大腿四頭筋のストレッチ

大腿四頭筋の柔軟性を保つためのストレッチが行われることがあります。

ただし、強い痛みがある状態で無理に伸ばす必要はありません。方法や強度は、症状に応じて医師や理学療法士へ確認しましょう。

運動後のアイスマッサージなど

運動後に患部を冷やす方法や、症状に応じて湿布・内服薬などが用いられることもあります。

治療内容は痛みの程度やスポーツの状況によって異なります。

「ストレッチをしているから、痛くても練習して大丈夫」とは限りません。
同じ痛みを繰り返している場合は、練習量や復帰方法も含めて状態を確認しましょう。

オスグッドになったら部活は休む?スポーツ復帰の考え方

「オスグッドなら部活を全部休まないといけない?」

「大会があるけれど、いつから復帰できる?」

と悩む保護者の方もいるでしょう。

結論
「オスグッドなら○週間休む」と、日数だけで一律に決めるものではありません。

スポーツを続けられるか、どの程度まで負荷を下げるかは、

日常生活でも痛みがあるか
走る・ジャンプする・蹴る動作で痛むか
練習後に痛みが強くならないか
脛骨粗面の圧痛・腫れがどう変化しているか

などを確認しながら判断します。

「試合に出られる=問題ない」ではありません
痛みを我慢してプレーを続けるのではなく、症状を悪化させない負荷で活動できる状態かを考えることが重要です。

日本スポーツ整形外科学会では、痛みがなければスポーツは可能としつつ、発症後しばらくはスポーツによって症状が強くなりやすいため、ストレッチやアイスマッサージなどを行うことを案内しています。

「オスグッドかな?」整形外科を受診する目安

スポーツをしている成長期の子どもが膝下を痛がっていても、すべてがオスグッドとは限りません。

次のような場合は、整形外科で原因を確認することをご検討ください。

同じ場所の痛みを何度も繰り返している
膝下を押すと強く痛む
腫れ・熱感・骨の出っ張りがある
走る・ジャンプするなどスポーツに支障が出ている
休むと軽くなるものの、運動すると毎回痛む
以前より痛みが強くなっている

「いつものオスグッド」と決めつけず、早めに確認したい症状

別のけが・病気も含めて確認したいケース
転倒・衝突など、はっきりしたけがのあとから強く痛む
足に体重をかけられない・歩くことが難しい
膝が急に大きく腫れた
じっとしていても強い痛みが続く
夜間の強い痛みで目が覚める
発熱や強い赤みを伴う

こうした場合は「成長期だから」「オスグッドだろう」と自己判断せず、医療機関へ相談してください。

SBC整形外科クリニックで成長期の膝の痛みを相談できます

SBC整形外科クリニックでは、一般整形外科でオスグッドを含む膝の痛みやスポーツ障害についてご相談いただけます。

「オスグッドかどうか分からない」

「部活をどの程度休めばいいか迷っている」

「一度休むと楽になるけれど、練習するとまた痛い」

という段階でもご相談ください。

受診時に確認・検討すること

痛む場所・症状の経過
いつから、どの動作で、どこが痛むのかなどを確認します。
膝の状態
圧痛・腫れ・隆起・関節の動きなどを確認します。
競技内容・練習量
スポーツの種類や最近の練習量、大会日程なども参考にします。
必要に応じた画像検査
症状や状態に応じてX線検査などを検討します。
治療・運動量の調整・リハビリなど
症状に合わせて治療やストレッチ、スポーツ復帰に向けた対応などを検討します。

※診察・画像検査・リハビリなどの内容や順序は、症状や診療状況によって異なります。

お子様の膝の痛み・オスグッドが気になる方へ

Web予約では「整形外科保険診療」をお選びください。

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オスグッドとは別に「身長の伸び」も気になる場合

オスグッドは発育期に多い病気ですが、オスグッドの有無から残りの成長量や最終身長を予測することはできません。

身長について気になる場合は、膝の痛みとは分けて、

現在の身長
半年~1年間で何cm伸びたか
過去数年間の成長曲線
思春期の身体変化

などから成長経過を確認しましょう。

膝の痛みと身長の相談は目的が異なります。
オスグッドなど膝の症状は一般整形外科で確認し、身長の伸びについては成長曲線や年間の成長速度などから別に考えます。

オスグッドと身長についてよくある質問

質問を押すと回答が開きます。

▼ Q. オスグッドになったら、これから身長が伸びますか?

オスグッドは成長期に起こりやすい病気ですが、発症したことだけから今後の身長の伸びを予測することはできません。身長について知りたい場合は、半年~1年間の成長速度や成長曲線、思春期の進み方などを確認します。

▼ Q. オスグッドは成長スパートのサインですか?

成長スパートと発症時期が重なる子どもはいますが、「オスグッドになった=成長スパートが始まった」とは判断できません。同じ成長期でもオスグッドにならない子どもはいます。

▼ Q. オスグッドは何歳頃に多いですか?

小学校高学年から中学生頃の発育期に多くみられます。ただし、身体の成熟時期には個人差があるため、年齢だけからオスグッドかどうかを判断することはできません。

▼ Q. オスグッドは成長痛ですか?

オスグッドは脛骨粗面へ繰り返し牽引力がかかることで生じるスポーツ障害です。「成長しているから痛いだけ」と考えず、特定の場所の圧痛、運動時痛、腫れや隆起などが続く場合は整形外科へ相談してください。

▼ Q. オスグッドになったら部活を完全に休む必要がありますか?

すべてのケースで一定期間完全に休むと決まっているわけではありません。痛みの程度、競技動作、練習後の症状などに応じて負荷を調整します。運動を続けられる範囲や復帰時期については医師へ相談してください。

▼ Q. オスグッドはどのくらいで治りますか?

症状が落ち着くまでの期間には個人差があります。成長や運動負荷によって症状が長く続く場合もあるため、「○カ月で必ず治る」とは言えません。痛みの程度をみながら運動量やケアを調整します。

まとめ|オスグッドは「身長が伸びるサイン」ではありません

オスグッドは、成長期にスポーツをしている子どもに多い膝の障害です。

そのため「オスグッドになったら身長が伸びる」といわれることがありますが、発症したことだけから今後の身長を予測することはできません。

オスグッドは発育期に起こりやすい
オスグッド自体が身長を伸ばすわけではない
オスグッド=成長スパート開始のサインとは判断できない
膝下の痛み・圧痛・出っ張り・運動時痛などが特徴
痛みを我慢せず、症状に応じてスポーツの負荷を調整することが大切
まず確認すること
膝が痛い場合は「成長痛だから」と決めつけず、同じ場所の痛みが繰り返す場合は整形外科へ。身長が気になる場合は、オスグッドとは別に成長曲線や年間の伸びを確認しましょう。

東京・新宿でお子様の膝の痛み・オスグッドを相談したい方へ

SBC整形外科クリニック西新宿本院では、一般整形外科でオスグッドを含む膝の痛み・スポーツ障害を診療しています。

症状に応じて治療や運動負荷の調整、リハビリテーションなどを検討します。

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横浜でお子様の膝の痛み・スポーツ障害を相談したい方へ

SBC整形外科クリニック横浜駅前院でも、一般整形外科で膝の痛みやスポーツによる症状をご相談いただけます。

横浜駅から徒歩3分、西口ジョイナス地下街から横浜天理ビルへ直結しているため、雨の日も地上へ出ずに来院できます。

SBC整形外科クリニック横浜駅前院
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※臨時休診や受付時間変更がある場合があります。来院前に公式ページ・Web予約画面で最新情報をご確認ください。

本記事について
本記事は一般的な医学・健康情報の提供を目的としています。オスグッドの診断・治療、運動制限の程度、スポーツ復帰時期は、症状・競技内容・身体の状態などによって異なります。膝の痛みが続く場合は医師の診察を受けてください。また、オスグッドの発症だけから成長スパートの時期、残りの成長量、最終身長を予測することはできません。

監修医情報

SBC整形外科クリニック
西新宿本院院長

沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
SBC整形外科クリニック

運営者情報

運営クリニック SBC整形外科クリニック 西新宿本院
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 沼倉 裕堅 医師
医師紹介
SBC整形外科クリニック 西新宿本院
沼倉 裕堅 院長
Hirokata Numakura
【所属学会】
  • 日本整形外科学会
  • 日本再生医療学会
  • 日本四肢再建・創外固定学会
【経歴】
  • 2017年
    Mahidol University Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital 整形外科 留学
  • 2018年
    東北大学医学部医学科 卒業
  • -
    湘南藤沢徳洲会病院 救急科・内科・整形外科
  • -
    スカイ整形外科クリニック
  • 2020年
    いわき市医療センター 整形外科
  • 2021年
    竹田綜合病院 整形外科
  • 2022年
    山形市立病院済生館 整形外科
    いしがみ整形外科クリニック
    西新宿整形外科クリニック
  • 2025年
    SBC整形外科クリニック 西新宿本院