「低身長の治療は何歳から始めるべき?」
「小学生のうちに治療しないと遅い?」
「中学生でも成長ホルモン治療は間に合う?」
子どもの身長が気になると、「できるだけ早く治療を始めたほうがいいのでは」と不安になることがあります。 しかし、低身長は年齢だけで治療開始を決めるものではありません。
先に結論|「治療は何歳から?」より「気づいた時点で成長状態を確認」が大切です
まだ治療を決めていない方へ
SBC整形外科クリニックでは、平日限定で小児低身長の無料カウンセリングを行っています。 無料カウンセリングではレントゲン・採血は行わず、まず現在の成長記録やお悩みについて相談できます。
平日限定|小児低身長 無料カウンセリング →「5歳になったら治療」「小学生のうちに必ず開始」といった、すべての子どもに共通する開始年齢はありません。 低身長の原因によって、必要な治療そのものが異なるからです。
成長ホルモン分泌不全性低身長症
成長ホルモンの分泌が不足していることを必要な検査で確認し、診断基準を満たした場合に成長ホルモン補充療法を検討します。
SGA性低身長症
在胎週数に対して小さく生まれ、一定年齢になっても十分なキャッチアップがなく、開始基準を満たす場合に成長ホルモン治療が選択されることがあります。
甲状腺機能低下症など
身長の伸びが低下する原因が甲状腺ホルモン不足など別の病気であれば、原因となる病気に対する治療が中心になります。
家族性・体質性の低身長
病的な原因が見つからず、遺伝的・体質的に小柄なお子様もいます。保険診療の成長ホルモン治療の対象になるとは限りません。
「低身長の治療=成長ホルモン注射」ではありません
日本小児内分泌学会によると、低身長の子どもの大部分は保険診療で成長ホルモン治療を行う対象ではありません。 まず原因を確認し、そのお子様に必要な対応を判断することが治療の第一歩です。
治療開始年齢を決める前に、まず「詳しく成長を確認したほうがよい状態か」を見ます。
一度相談を考えたい成長パターン
日本小児内分泌学会では、−2SD以下だけでなく、 成長曲線の途中から伸び方が変化しているパターンでも病気が隠れている可能性があるため、早めの相談が勧められています。
子どもの身長は1年で何cm伸びれば正常?成長速度と受診目安 →
「今すぐ治療したほうがいいですか?」という質問に答えるためには、 年齢や現在の身長だけでは情報が足りません。
1|これまでの成長曲線
母子手帳や学校健診の記録を使い、数年間の身長をグラフにします。現在の身長より「どのようなカーブで伸びてきたか」が重要です。
2|年間成長速度
1年間で何cm伸びたのかを確認し、過去の伸び方と比較します。
3|出生時の身長・体重・在胎週数
SGA性低身長症などを考えるうえで重要な情報です。母子手帳が参考になります。
4|思春期の進み方
男子の声変わり、女子の乳房発育・初経など、思春期の進行によって残されている成長期間が変わります。
5|骨年齢・骨端線
実年齢と骨の成熟度は一致するとは限りません。手のレントゲンなどから骨の成熟を評価します。
6|血液検査など
必要に応じてIGF-1、甲状腺機能、栄養状態などを確認し、疑われる原因によって追加検査を検討します。
保険診療の成長ホルモン治療は、「身長をもっと高くしたい」という希望だけで開始する治療ではありません。 日本では、承認された疾患について診断基準などを満たす場合に行われます。
日本小児内分泌学会が示す主な保険適応疾患
たとえば成長ホルモン分泌不全性低身長症では、 身長・成長速度などの所見に加えて、原則として複数の成長ホルモン分泌刺激試験で分泌不全を確認します。
甲状腺機能低下症は「GHを注射すれば治る低身長」とは限りません
甲状腺ホルモン不足が身長の伸び低下の原因であれば、基本的には不足している甲状腺ホルモンの補充など、原因に対する治療を行います。 低身長の原因によって治療法が違うため、最初の原因検索が重要です。
成長ホルモンが身長を伸ばすには、骨が縦方向へ成長できる状態である必要があります。 重要になるのが骨端線(成長板)です。
骨端線が完全に閉鎖すると、成長ホルモンが作用しても骨を長軸方向へ伸ばすことはできません。 ただし、骨端線が閉じる時期は一人ひとり異なります。
「男子17歳・女子15歳まで」と固定しない理由
日本小児内分泌学会は、TW2法RUS法による骨端線閉鎖の目安として男子16.0歳、女子14.6歳を超えた場合を挙げています。 一方で、これは暦年齢ではなく骨年齢の基準であり、実際の成熟速度には個人差があります。 「15歳だから閉じている」「17歳なら必ずまだ伸びる」とは判断できません。
また、骨端線がまだ少し見えていても、思春期がかなり進み年間成長速度が小さくなっている場合には、 成長ホルモンによる身長増加効果が限られることがあります。
「中学生になったから治療は遅い」「声変わりしたらもう無理」と年齢や一つの思春期サインだけで決めることはできません。
同じ中学1年生でも、まだ思春期が始まったばかりのお子様と、 骨年齢がかなり進んでいるお子様では残っている成長期間が異なります。
小学生
身長が−2SD以下、成長速度が低下しているなど気になる変化があれば、学年を問わず成長曲線を確認します。
中学生
思春期の進行度と骨年齢に大きな個人差があります。「中学生だから手遅れ」とは限らず、現在の成長余地を確認する意味があります。
高校生
骨端線の閉鎖が進んでいる可能性が高くなりますが、個人差があります。治療効果を期待できるかは骨年齢・年間成長速度などから判断します。
「早く相談する」と「早く治療を始める」は同じではありません
早く相談するメリットは、成長曲線や検査から原因を確認し、必要な治療がある場合に適切なタイミングを逃しにくくすることです。 相談したからといって、必ず成長ホルモン治療を開始するわけではありません。
成長ホルモン治療について検索すると、「保険が使える」「自由診療で受けられる」という両方の情報が出てくるため、混乱しやすいポイントです。
| 比較 | 保険診療のGH治療 | SBCの成長ホルモンプラン |
|---|---|---|
| 対象 | 承認疾患について診断・開始基準を満たす方 | 診察・検査結果をもとに医師が適応を判断 |
| 費用 | 保険適用条件を満たせば保険診療。助成制度の対象となる場合あり | 自由診療 |
| 治療開始 | 疾患ごとの基準に沿って判断 | 成長曲線・骨年齢・血液検査などを確認して判断 |
SBC整形外科クリニックの小児低身長治療は自由診療です。 一方、成長ホルモン分泌不全性低身長症など保険適応疾患が疑われる場合は、 診断基準に沿った評価が必要になります。
「自費治療を始めるか」だけでなく、まず病的な低身長が隠れていないかを確認することが重要です。
成長ホルモン製剤は、適応と投与量を守り、定期的に診察・検査を行いながら使用する薬です。 多くの小児で使用されてきた治療ですが、副作用が絶対に起こらない治療ではありません。
治療中に確認すること
日本小児内分泌学会は、適応外使用や過量投与では効果が得られないだけでなく、 有害事象が生じる可能性があるため、承認された用量・方法での適正使用を重視しています。
治療中は自己判断で投与量を増減せず、定期的に医師の診察を受けてください。
「まだ治療するかは決めていない」「今の身長で相談していいのかわからない」という方は、 平日限定の無料カウンセリングをご利用いただけます。
身長予測シミュレーションでは、これまでの成長記録から成長曲線を確認し、 手のレントゲンによる骨年齢・骨端線の評価や採血などを行います。
※予測結果は将来の最終身長を保証するものではありません。
「今すぐ治療すべきか」と悩み続けるよりも、まずこれまでの身長記録を整理し、 お子様が今どの段階にいるのかを確認することが重要です。
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参考情報
西新宿本院・横浜駅前院では、小児低身長無料カウンセリング、身長予測シミュレーション、成長ホルモンプランに対応しています。 「治療を始めるべきかわからない」という段階からご相談いただけます。 未成年の患者様は親権者の方の同伴が必要です。
対応
小児低身長無料カウンセリング/身長予測シミュレーション/成長ホルモンプラン
アクセス
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診療時間
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