低身長の治療はいつから?成長ホルモン治療を始める年齢・受診目安を解説 | SBC整形外科クリニック

低身長の治療はいつから?成長ホルモン治療を始める年齢・受診目安を解説

「低身長の治療は何歳から始めるべき?」
「小学生のうちに治療しないと遅い?」
「中学生でも成長ホルモン治療は間に合う?」

子どもの身長が気になると、「できるだけ早く治療を始めたほうがいいのでは」と不安になることがあります。 しかし、低身長は年齢だけで治療開始を決めるものではありません。

先に結論|「治療は何歳から?」より「気づいた時点で成長状態を確認」が大切です

  • 低身長だから全員が成長ホルモン治療を受けるわけではありません
  • まず成長曲線・年間成長速度・出生時の情報・思春期・骨年齢などから原因を確認します
  • 保険診療の成長ホルモン治療は、対象疾患ごとに診断基準・開始条件があります
  • 骨端線が閉鎖した後は、成長ホルモンによって骨を長くして身長を伸ばすことはできません
  • 同じ12歳・14歳でも骨の成熟や思春期の進み方には大きな個人差があります
  • 「まだ治療すると決めていない」段階でも、身長の伸びが気になった時点で相談できます
成長期の子ども
低身長の評価では、今の身長だけでなく「これまでどのように伸びてきたか」を確認することが重要です。

まだ治療を決めていない方へ

SBC整形外科クリニックでは、平日限定で小児低身長の無料カウンセリングを行っています。 無料カウンセリングではレントゲン・採血は行わず、まず現在の成長記録やお悩みについて相談できます。

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低身長の治療はいつから始める?年齢ではなく「原因と適応」で決まります

「5歳になったら治療」「小学生のうちに必ず開始」といった、すべての子どもに共通する開始年齢はありません。 低身長の原因によって、必要な治療そのものが異なるからです。

成長ホルモン分泌不全性低身長症

成長ホルモンの分泌が不足していることを必要な検査で確認し、診断基準を満たした場合に成長ホルモン補充療法を検討します。

SGA性低身長症

在胎週数に対して小さく生まれ、一定年齢になっても十分なキャッチアップがなく、開始基準を満たす場合に成長ホルモン治療が選択されることがあります。

甲状腺機能低下症など

身長の伸びが低下する原因が甲状腺ホルモン不足など別の病気であれば、原因となる病気に対する治療が中心になります。

家族性・体質性の低身長

病的な原因が見つからず、遺伝的・体質的に小柄なお子様もいます。保険診療の成長ホルモン治療の対象になるとは限りません。

「低身長の治療=成長ホルモン注射」ではありません

日本小児内分泌学会によると、低身長の子どもの大部分は保険診療で成長ホルモン治療を行う対象ではありません。 まず原因を確認し、そのお子様に必要な対応を判断することが治療の第一歩です。

何歳で相談すべき?「−2SD」「伸び率低下」「成長曲線の変化」が目安

治療開始年齢を決める前に、まず「詳しく成長を確認したほうがよい状態か」を見ます。

一度相談を考えたい成長パターン

  • 身長が同年齢・同性の−2SD以下にある
  • 以前は平均的だったのに、成長曲線が徐々に下向きへ外れてきた
  • 前年より年間の身長の伸びが明らかに小さくなった
  • 同年代との差が毎年広がっている
  • 思春期が周囲よりかなり早い、または遅いと感じる
  • 小さく生まれ、その後も十分に身長が追いついていない
  • 体重減少、慢性疾患、食欲低下など身長以外の症状もある

日本小児内分泌学会では、−2SD以下だけでなく、 成長曲線の途中から伸び方が変化しているパターンでも病気が隠れている可能性があるため、早めの相談が勧められています。

子どもの身長は1年で何cm伸びれば正常?成長速度と受診目安 →

低身長の治療を考える前に確認する6つのこと

「今すぐ治療したほうがいいですか?」という質問に答えるためには、 年齢や現在の身長だけでは情報が足りません。

1|これまでの成長曲線

母子手帳や学校健診の記録を使い、数年間の身長をグラフにします。現在の身長より「どのようなカーブで伸びてきたか」が重要です。

2|年間成長速度

1年間で何cm伸びたのかを確認し、過去の伸び方と比較します。

3|出生時の身長・体重・在胎週数

SGA性低身長症などを考えるうえで重要な情報です。母子手帳が参考になります。

4|思春期の進み方

男子の声変わり、女子の乳房発育・初経など、思春期の進行によって残されている成長期間が変わります。

5|骨年齢・骨端線

実年齢と骨の成熟度は一致するとは限りません。手のレントゲンなどから骨の成熟を評価します。

6|血液検査など

必要に応じてIGF-1、甲状腺機能、栄養状態などを確認し、疑われる原因によって追加検査を検討します。

成長ホルモン治療は誰でも受けられる?保険診療では対象疾患が決まっています

保険診療の成長ホルモン治療は、「身長をもっと高くしたい」という希望だけで開始する治療ではありません。 日本では、承認された疾患について診断基準などを満たす場合に行われます。

日本小児内分泌学会が示す主な保険適応疾患

  • 成長ホルモン分泌不全性低身長症
  • ターナー症候群
  • 慢性腎不全に伴う低身長
  • 軟骨異栄養症(軟骨無形成症・軟骨低形成症)
  • プラダー・ウィリー症候群
  • SGA性低身長症
  • ヌーナン症候群
  • SHOX異常症

たとえば成長ホルモン分泌不全性低身長症では、 身長・成長速度などの所見に加えて、原則として複数の成長ホルモン分泌刺激試験で分泌不全を確認します。

甲状腺機能低下症は「GHを注射すれば治る低身長」とは限りません

甲状腺ホルモン不足が身長の伸び低下の原因であれば、基本的には不足している甲状腺ホルモンの補充など、原因に対する治療を行います。 低身長の原因によって治療法が違うため、最初の原因検索が重要です。

骨端線・骨年齢と治療時期|同じ年齢でも「残りの成長期間」は違います

成長ホルモンが身長を伸ばすには、骨が縦方向へ成長できる状態である必要があります。 重要になるのが骨端線(成長板)です。

成長期の子どもの骨端線
骨年齢や骨端線の状態は、今後どの程度成長する余地があるかを考える材料になります。

骨端線が完全に閉鎖すると、成長ホルモンが作用しても骨を長軸方向へ伸ばすことはできません。 ただし、骨端線が閉じる時期は一人ひとり異なります。

「男子17歳・女子15歳まで」と固定しない理由

日本小児内分泌学会は、TW2法RUS法による骨端線閉鎖の目安として男子16.0歳、女子14.6歳を超えた場合を挙げています。 一方で、これは暦年齢ではなく骨年齢の基準であり、実際の成熟速度には個人差があります。 「15歳だから閉じている」「17歳なら必ずまだ伸びる」とは判断できません。

また、骨端線がまだ少し見えていても、思春期がかなり進み年間成長速度が小さくなっている場合には、 成長ホルモンによる身長増加効果が限られることがあります。

思春期が始まってからでも間に合う?「中学生だから遅い」とは限りません

「中学生になったから治療は遅い」「声変わりしたらもう無理」と年齢や一つの思春期サインだけで決めることはできません。

同じ中学1年生でも、まだ思春期が始まったばかりのお子様と、 骨年齢がかなり進んでいるお子様では残っている成長期間が異なります。

小学生

身長が−2SD以下、成長速度が低下しているなど気になる変化があれば、学年を問わず成長曲線を確認します。

中学生

思春期の進行度と骨年齢に大きな個人差があります。「中学生だから手遅れ」とは限らず、現在の成長余地を確認する意味があります。

高校生

骨端線の閉鎖が進んでいる可能性が高くなりますが、個人差があります。治療効果を期待できるかは骨年齢・年間成長速度などから判断します。

「早く相談する」と「早く治療を始める」は同じではありません

早く相談するメリットは、成長曲線や検査から原因を確認し、必要な治療がある場合に適切なタイミングを逃しにくくすることです。 相談したからといって、必ず成長ホルモン治療を開始するわけではありません。

保険診療のGH治療とSBCの自由診療プランは分けて考えます

成長ホルモン治療について検索すると、「保険が使える」「自由診療で受けられる」という両方の情報が出てくるため、混乱しやすいポイントです。

比較 保険診療のGH治療 SBCの成長ホルモンプラン
対象 承認疾患について診断・開始基準を満たす方 診察・検査結果をもとに医師が適応を判断
費用 保険適用条件を満たせば保険診療。助成制度の対象となる場合あり 自由診療
治療開始 疾患ごとの基準に沿って判断 成長曲線・骨年齢・血液検査などを確認して判断

SBC整形外科クリニックの小児低身長治療は自由診療です。 一方、成長ホルモン分泌不全性低身長症など保険適応疾患が疑われる場合は、 診断基準に沿った評価が必要になります。

「自費治療を始めるか」だけでなく、まず病的な低身長が隠れていないかを確認することが重要です。

成長ホルモン治療の副作用は?「ほとんどないから安全」とは言い切れません

成長ホルモン製剤は、適応と投与量を守り、定期的に診察・検査を行いながら使用する薬です。 多くの小児で使用されてきた治療ですが、副作用が絶対に起こらない治療ではありません。

治療中に確認すること

  • 身長・体重・年間成長速度
  • IGF-1など血液検査
  • 血糖・甲状腺機能など必要な検査
  • 頭痛、むくみ、関節・股関節の痛みなどの症状
  • 思春期や骨成熟の進み方

日本小児内分泌学会は、適応外使用や過量投与では効果が得られないだけでなく、 有害事象が生じる可能性があるため、承認された用量・方法での適正使用を重視しています。

治療中は自己判断で投与量を増減せず、定期的に医師の診察を受けてください。

SBCで「治療を始めるべきか」を相談する流れ

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「まだ治療するかは決めていない」「今の身長で相談していいのかわからない」という方は、 平日限定の無料カウンセリングをご利用いただけます。

  • 費用:0円
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低身長の治療を始める時期についてよくある質問

Q. 低身長治療は何歳から始めるのがベストですか?
A. すべてのお子様に共通するベストな開始年齢はありません。 原因となる疾患、成長速度、骨年齢、骨端線、思春期の進行などを確認し、治療の適応と時期を判断します。
Q. 5〜12歳で成長ホルモン治療を始めるべきですか?
A. 「5〜12歳」という年齢だけで全員の治療開始を決めるものではありません。 疾患ごとに開始基準が異なり、骨成熟にも個人差があります。 身長の伸びが気になる場合は、年齢だけで待つ・急ぐを決めず成長状態を確認してください。
Q. 小学校低学年でも低身長の相談をしていいですか?
A. はい。身長が−2SD以下、成長曲線が下向きに外れている、年間の伸びが小さいなど気になる点があれば相談できます。 原因によっては早い時期から評価する意味があります。
Q. 中学生からでは成長ホルモン治療は遅いですか?
A. 中学生というだけで「遅い」とは判断できません。 同じ年齢でも骨年齢と思春期の進み方には差があります。 骨端線がどの程度残っているか、年間成長速度がどの程度あるかなどを確認します。
Q. 声変わり後でも成長ホルモン治療はできますか?
A. 声変わりだけで治療可能かどうかを判断することはできません。 声変わりは思春期の進行を示す一つの情報ですが、骨年齢や骨端線、年間成長速度を合わせて確認します。
Q. 女子は初潮後だともう治療できませんか?
A. 初潮後も身長が伸びる方はいますが、一般に思春期が進むほど残る成長期間は短くなります。 初潮の有無だけでなく、初潮からの期間、直近の成長速度、骨年齢・骨端線などを確認します。
Q. 骨端線が残っていれば成長ホルモン治療で必ず伸びますか?
A. いいえ。骨端線が残っていることは必要な情報の一つですが、 治療効果は原因、骨成熟、思春期、投与量、治療開始時の身長など複数の要因によって異なります。 骨端線が閉鎖に近く年間成長速度が非常に小さい場合は、効果が限られることがあります。
Q. 成長ホルモン治療は毎日注射するのですか?
A. 製剤・対象疾患によって投与方法が異なります。 従来の連日投与製剤に加え、成長ホルモン分泌不全性低身長症では週1回投与の長時間作用型製剤も使用されています。 実際の製剤・投与法は医師が適応に合わせて判断します。
Q. 治療をするか決めていなくても相談できますか?
A. はい。SBC整形外科クリニックでは平日限定の小児低身長無料カウンセリングをご用意しています。 レントゲンや採血は行わず、まず成長記録や現在のお悩みについて相談するためのメニューです。

まとめ|低身長は「治療を急ぐ」前に、早めに成長状態を確認しましょう

  • 低身長治療に全員共通の開始年齢はない
  • まず成長曲線・年間成長速度・出生情報・思春期・骨年齢などから原因を確認する
  • 保険診療の成長ホルモン治療は対象疾患・診断基準が決まっている
  • 甲状腺機能低下症などでは原因疾患への治療が中心になる
  • 骨端線が閉鎖した後にGHで骨を長くして身長を伸ばすことはできない
  • 中学生・高校生でも年齢だけで「遅い」とは判断できない
  • 治療を決めていなくても、身長の伸びが気になった時点で相談することはできる

「今すぐ治療すべきか」と悩み続けるよりも、まずこれまでの身長記録を整理し、 お子様が今どの段階にいるのかを確認することが重要です。

子どもの低身長・治療開始時期について相談するならSBC整形外科クリニック

西新宿本院・横浜駅前院では、小児低身長無料カウンセリング、身長予測シミュレーション、成長ホルモンプランに対応しています。 「治療を始めるべきかわからない」という段階からご相談いただけます。 未成年の患者様は親権者の方の同伴が必要です。

SBC整形外科クリニック西新宿本院

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※診療日・受付時間・予約枠などは変更される場合があります。来院前に公式ページ・予約画面で最新情報をご確認ください。

監修医情報

SBC整形外科クリニック
西新宿本院院長

沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
SBC整形外科クリニック

運営者情報

運営クリニック SBC整形外科クリニック 西新宿本院
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 沼倉 裕堅 医師
医師紹介
SBC整形外科クリニック 西新宿本院
沼倉 裕堅 院長
Hirokata Numakura
【所属学会】
  • 日本整形外科学会
  • 日本再生医療学会
  • 日本四肢再建・創外固定学会
【経歴】
  • 2017年
    Mahidol University Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital 整形外科 留学
  • 2018年
    東北大学医学部医学科 卒業
  • -
    湘南藤沢徳洲会病院 救急科・内科・整形外科
  • -
    スカイ整形外科クリニック
  • 2020年
    いわき市医療センター 整形外科
  • 2021年
    竹田綜合病院 整形外科
  • 2022年
    山形市立病院済生館 整形外科
    いしがみ整形外科クリニック
    西新宿整形外科クリニック
  • 2025年
    SBC整形外科クリニック 西新宿本院