「成長ホルモンは多く打った方が身長が伸びる?」
「間違えて多めに注射したらどうなる?」
「成長ホルモンを過剰に摂取すると危険?」
子どもの低身長治療について調べていると、
成長ホルモンは量を増やすほど効果が高くなるのではないか
と考える方もいるかもしれません。

結論からいうと、
成長ホルモンは多ければ多いほどよいものではありません。
成長ホルモン製剤は、対象となる病気・使用する製剤・体重などに応じて投与量が定められている
処方箋医薬品
です。自己判断で投与量や回数を増やすことはできません。
一般的には「成長ホルモンの過剰摂取」と検索されることがありますが、成長ホルモン製剤は注射で使用するため、医学的には
「過量投与」「過剰投与」
と表現する方が適切です。
現在のソマトロピン製剤の電子添文には、
過量投与によって最初に血糖値が低下し、その後に血糖値が上昇することがある
と記載されています。
また、長期間にわたって過量投与した場合には、
先端巨大症にみられるような症状が現れる可能性
があります。

成長ホルモン製剤には、過量投与の場合だけではなく、適正量を使用している場合にも起こり得る副作用があります。
| 分類 | 症状・変化の例 |
|---|---|
| 血糖 | 耐糖能低下、血糖値上昇、糖尿病など |
| 水分・むくみ | 浮腫など |
| 神経症状 | 頭痛、しびれ、手根管症候群など |
| 頭蓋内圧亢進に伴う症状 | 視覚異常、頭痛、悪心、嘔吐など |
| 筋肉・関節 | 関節痛、下肢痛、筋肉痛、四肢痛など |
| 甲状腺 | 甲状腺機能低下症が現れたり、もともとの異常が明らかになったりすることがあります |
| 注射部位 | 疼痛、発赤、硬結など |
「2倍投与すれば2倍身長が伸びる」という関係ではありません。
成長ホルモン治療の効果は、投与量だけで決まるものではありません。
効果を高めるために自己判断で量を増やすのではなく、
治療効果と安全性の両方を確認しながら、医師が適切な量を設定すること
が重要です。

成長ホルモンが身体の中で病的に過剰分泌される病気として、
下垂体性成長ホルモン分泌亢進症
があります。
多くは下垂体にできる腫瘍などによって成長ホルモンが過剰に分泌されて起こります。
| 特徴 | |
|---|---|
| 下垂体性巨人症 | 骨が成長している時期にGHが過剰となり、著しい身長の伸びなどがみられます |
|
先端巨大症 (アクロメガリー) |
手足・下顎・鼻・口唇などが徐々に大きくなるなどの特徴がみられます |
そのほか、頭痛、視力・視野障害、多汗、高血圧、糖尿病、関節痛、手のしびれなどを伴う場合があります。
自宅で自己注射を行っていると、
「設定を間違えたかもしれない」「いつもの量より多く打ってしまった」
ということが起こる可能性があります。
次回の量を自分で減らす、投与日を変更するなどの調整は自己判断では行わないでください。
意識状態の変化、強い頭痛、繰り返す嘔吐、視覚の異常など明らかな体調変化がある場合は、通常の問い合わせを待たず速やかに医療機関を受診してください。
元記事では、特定の疾患について
「○mg/kg/週」と計算し、1日の投与量まで具体的に算出
していました。
しかし現在は、成長ホルモン製剤にも複数の種類があり、対象となる疾患によって用法・用量も異なります。
インターネット上の計算式を使って、ご家庭で投与量を決めたり変更したりすることはできません。
元記事では、
「糖尿病の患者には成長ホルモンを投与できない」「腎臓・心臓に病気がある場合は治療できないことがある」
とかなり一括りに説明していました。
例えば現在のソマトロピン製剤では、成長ホルモンによってインスリン感受性が低下し、血糖値が上昇することがあるため、
血糖値やHbA1cなどを定期的に確認する
よう定められている製剤があります。
また、慢性腎不全に伴う低身長そのものが成長ホルモン治療の適応となる製剤もあります。基礎疾患がある場合は、主治医へ必ず伝えたうえで治療の可否を判断します。
治療の目的は身長の伸びを確認することですが、安全に治療を継続するためには、
身長以外の項目も定期的に確認
します。
検査項目や検査頻度は、使用する製剤や治療内容、患者さんの状態によって異なります。
SBC整形外科クリニックでは、
小児低身長無料カウンセリング
と
身長予測シミュレーション
をご案内しています。
|
無料 カウンセリング |
身長予測 シミュレーション |
|
|---|---|---|
| 向いている方 | まず身長について相談したい | 骨年齢・予測身長を確認したい |
| 費用 | 無料 | 15,270円(税込) |
| 対象 | 予約時に確認 | 6~18歳 |
| レントゲン | なし | あり |
| 採血 | なし | あり |

身長予測シミュレーションでは、これまでの成長記録から成長曲線を作成し、左手のレントゲンによる骨年齢の確認、予測身長の説明、採血・栄養指導などを行います。
成長ホルモン治療では、
「より多く投与すること」ではなく「必要な量を適切に使用すること」
が重要です。
治療中に気になる症状がある場合や、投与量を間違えた可能性がある場合は、ご自身で量を調整せず処方元の医療機関へご相談ください。
西新宿本院・横浜駅前院では、小児低身長無料カウンセリングや身長予測シミュレーションなどをご案内しています。

| 所在地 |
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 西新宿大京ビル7階 |
|---|---|
| 診療時間 |
9:15~18:00 最終受付:平日・土曜日17:00/日曜日・祝日16:00 |
| 予約 |
平日:予約優先制 土日祝:完全予約制 |
| 小児低身長 |
小児低身長無料カウンセリング(平日限定) 身長予測シミュレーション |
| アクセス |
西新宿駅 徒歩2分 新宿駅 徒歩7分 都庁前駅 徒歩7分 |
| 電話 |
0120-962-992 電話受付 9:15~18:00 |

| 所在地 |
〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1丁目4-1 横浜天理ビル11階 |
|---|---|
| 診療時間 |
全日9:15~18:00 最終受付17:00 |
| 予約 |
平日:予約優先制 土日祝:完全予約制 |
| 小児低身長 |
小児低身長無料カウンセリング(平日限定) 身長予測シミュレーション |
| アクセス |
横浜駅 徒歩3分 横浜駅西口ジョイナス地下街直結 南8番出口・横浜天理ビル11階 |
| 電話 |
0120-003-943 電話受付 9:15~18:00 |
※小児低身長に関する診療・検査・治療は自由診療です。無料カウンセリングは平日限定です。診療内容・料金・診療時間・予約枠などは変更となる場合があります。臨時の診療時間変更や休診が行われることもあるため、受診前に各院の公式ページ・予約画面で最新情報をご確認ください。