「成長ホルモンは子どもの間だけ出る?」
「何歳くらいが一番多く分泌される?」
「高校生になったら、もう成長ホルモンは出ない?」
「成長ホルモン」という名前から、
身長が伸びる子どもの時期だけ分泌されるホルモン
だと思われることがあります。

しかし実際には、
成長ホルモンは「○歳から○歳まで」と限定されるホルモンではありません。
子どもの成長期だけでなく成人後も分泌され、身体の代謝や筋肉量、身体機能などの維持に関わっています。
成長ホルモンは脳の底にある
下垂体
から分泌されるホルモンです。
「10歳から出る」「18歳になると止まる」といった明確な開始・終了年齢はなく、
生涯を通じて分泌されます。
| 時期 | 成長ホルモンとの関係 |
|---|---|
| 幼児期 | 成長ホルモンなど複数の因子が身体の成長に関わります |
| 学童期 | GH・IGF-1が骨の成長に重要な役割を担います |
| 思春期 | 性ホルモンの変化とともにGH分泌も増加し、成長スパートに関わります |
| 成人後 | 分泌は続きますが、骨端線閉鎖後は骨を長くして身長を伸ばす作用はありません |

身長が伸びるうえで重要なのが、骨の端にある
骨端線(成長板)
です。
成長ホルモンは肝臓などに働きかけてIGF-1の産生を促すとともに、骨の成長板にも作用し、成長期の骨が長くなることに関わります。
ところが、思春期の進行とともに骨は成熟し、最終的に骨端線が閉鎖します。
そのため、「成長ホルモンが出なくなったから身長が止まる」というより、
骨端線が成熟して閉鎖することが、身長の伸びが終了する大きな要因
です。
成長ホルモンは一定量がずっと流れ続けているのではなく、
「パルス」と呼ばれる波のような形で分泌
されています。
子どもの成長過程では、男女とも
思春期にGH分泌量が増える
ことが確認されています。
この時期には性ホルモンも増加し、GH・IGF-1系などとともに
思春期の急速な身長の伸び(成長スパート)
に関わります。
成長ホルモンについてよく聞くのが、
「夜22時~深夜2時がゴールデンタイム」
という話です。
睡眠開始を遅らせると、成長ホルモンのピークも遅れたという生理学的研究があります。
そのため「22時を1分過ぎたから身長が伸びない」と考える必要はありません。それよりも、
慢性的な睡眠不足を避け、年齢に応じた十分な睡眠時間を確保すること
が重要です。
元記事では「小学校低学年10~10時間半、高学年9時間半」という目安を掲載していましたが、現在は厚生労働省の
「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
を参考にすると分かりやすいでしょう。
| 年齢・年代 | 睡眠時間の目安 |
|---|---|
| 1~2歳 | 11~14時間 |
| 3~5歳 | 10~13時間 |
| 小学生 | 9~12時間 |
| 中学生・高校生 | 8~10時間 |
※必要な睡眠時間には個人差があります。厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」に掲載されている目安です。
十分な睡眠、バランスのよい食事、適度な運動は、
子どもの健康な成長を支えるために大切
です。
しかし、
「この生活習慣をすればGHが増えて必ず○cm伸びる」というものではありません。
成長ホルモン分泌不全など病気による成長障害がある場合は、
生活習慣を整えるだけで原因を解決できるわけではありません。
身長の伸びが明らかに低下している場合には、成長曲線を確認して原因を調べることが重要です。
インターネット上では、アルギニンなどを含む商品が「成長ホルモンを増やす」「身長を伸ばす」と紹介されていることがあります。

子どもの成長ホルモン不足で重要なのは、
現在の身長だけではなく、身長の伸びが徐々に低下しているか
です。
「クラスで一番小さい=成長ホルモン不足」ではありません。
遺伝や体質による低身長も多いため、成長曲線を含めて評価します。
成長ホルモンはパルス状に分泌され、血中濃度が時間によって大きく変化します。
そのため、
普通の採血でGHを1回測定し、低かったから「成長ホルモン不足」と診断することはできません。
成長ホルモン分泌不全性低身長症の診断・治療適応では、原則として
2種類以上の成長ホルモン分泌刺激試験
による確認が必要です。

成長ホルモン分泌不全性低身長症など、適応を満たす疾患では
成長ホルモン製剤による治療
が行われます。
一方、身長が低いという理由だけで全員に成長ホルモン治療を行うわけではありません。
「とにかく早く注射を始める」のではなく、
治療が必要な原因があるかを早めに確認すること
が重要です。
治療適応のある疾患では、骨端線が残っていて成長できる期間があることが重要になります。一方、元記事にあった
「早く始めれば成長ホルモン剤の量が少なくて済む」
という一律の説明は適切ではないため削除しています。
SBC整形外科クリニックでは、
小児低身長無料カウンセリング
と
身長予測シミュレーション
をご案内しています。
|
無料 カウンセリング |
身長予測 シミュレーション |
|
|---|---|---|
| 向いている方 | まず身長について相談したい | 骨年齢・予測身長まで確認したい |
| 費用 | 無料 | 15,270円(税込) |
| 対象年齢 | 予約時に確認 | 6~18歳 |
| レントゲン | なし | あり |
| 採血 | なし | あり |
| 予約 | 平日限定 | 完全予約制 |
身長予測シミュレーションでは、これまでの成長記録をもとに成長曲線を確認し、左手のレントゲンで骨年齢を評価したうえで予測身長を説明します。採血・栄養指導も行っています。
「もう○歳だから成長ホルモンが出ていない」と考える必要はありません。
子どもの身長について大切なのは、
成長ホルモンが何歳まで出るのかではなく、現在どのくらいの速度で身長が伸び、骨にどの程度成長する余地が残っているか
を確認することです。
西新宿本院・横浜駅前院では、小児低身長無料カウンセリングや身長予測シミュレーションなどをご案内しています。

| 所在地 |
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 西新宿大京ビル7階 |
|---|---|
| 診療時間 |
9:15~18:00 最終受付:平日・土曜日17:00/日曜日・祝日16:00 |
| 予約 |
平日:予約優先制 土日祝:完全予約制 |
| 小児低身長 |
成長ホルモンプラン 身長予測シミュレーション 小児低身長無料カウンセリング(平日限定) |
| アクセス |
西新宿駅 徒歩2分 新宿駅 徒歩7分 都庁前駅 徒歩7分 |
| 電話 |
0120-962-992 電話受付 9:15~18:00 |

| 所在地 |
〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1丁目4-1 横浜天理ビル11階 |
|---|---|
| 診療時間 |
全日9:15~18:00 最終受付17:00 |
| 予約 |
平日:予約優先制 土日祝:完全予約制 |
| 小児低身長 |
成長ホルモンプラン 身長予測シミュレーション 小児低身長無料カウンセリング(平日限定) |
| アクセス |
横浜駅 徒歩3分 横浜駅西口ジョイナス地下街直結 南8番出口・横浜天理ビル11階 |
| 電話 |
0120-003-943 電話受付 9:15~18:00 |
※小児低身長に関する診療・検査・治療は自由診療です。無料カウンセリングは平日限定です。18歳未満の患者様は親権者の同伴が必要です。診療内容・料金・診療時間・予約枠などは変更となる場合があります。受診前に各院の公式ページ・予約画面で最新情報をご確認ください。