サポーターを着けている間は平気なのに、外すとまた痛む。「まだ着けていた方がいいのか」「もう一度病院へ行くほどなのか」と迷う方は少なくありません。
ただ、外すと痛いという理由だけで、固定を続けるかやめるかは決められません。元のけがが何だったのか、痛みや腫れが改善しているか、関節がきちんと動くか、サポーターなしで日常生活を送れるかまで見て判断します。
まず確認したいこと
サポーターを外すと歩く・仕事をする・家事をするなど普段の動作がつらい、痛みや腫れが改善していない、関節がグラつくという場合は、固定を自己判断で延長する前に一度状態を確認してもらうのがよいでしょう。
医療機関から装具を指示されている方へ
骨折や手術後、靱帯損傷などで「この期間は着ける」「この場面では外さない」と指示されている場合は、その指示を優先してください。痛みが出たからといって自分で使用を中止したり、逆に期間を延ばしたりせず、まず治療を受けている医療機関へ相談します。
サポーターは、痛む場所を支えたり、関節の動きをある程度抑えたりするために使われます。そのため、着けている間は楽でも、外して普段どおりに動いた途端に症状が目立つことがあります。
ただし、「サポーターを外したから痛い」というだけでは原因までは分かりません。
捻挫や骨折などのあとでは、見た目の腫れが引いていても、動いたときの痛みが残ることがあります。外すたびに強く痛む、最初のころからあまり変わっていない、いったん軽くなったのにまた悪化してきた場合は、今の状態を見直した方がよいことがあります。
けがをしたあとや、一定期間あまり動かしていなかったあとには、関節が硬くなったり、筋力が落ちたりすることがあります。
サポーターを外して歩く、階段を使う、仕事をする、といった普段の生活へ戻したときに、その負荷についていけず痛みを感じることがあります。
捻挫のあとなどでは、「グラッとする」「またひねりそうで怖い」と感じることがあります。このような不安定感が続く場合は、サポーターを着け続けるだけでなく、関節の安定性や筋力、動きまで確認します。
ここが一番迷いやすいところですが、「痛いから固定を続ける」「少し楽になったから外す」という決め方はしません。
対応は、サポーターを使っている理由によって変わります。
必要な固定はきちんと続ける。一方で、回復段階に入っているのに強く固定し続ければよいとも限りません。今の状態に合わせて、保護する段階から動きを戻す段階へ切り替えていきます。
受診するかどうかは「外して何日痛かったか」だけでは決めません。以前より良くなっているのか、生活にどれくらい困っているのかを見る方が実用的です。
「サポーターを着けていれば動けるから、まだ病院へ行かなくていい」と考える必要はありません。外した状態では生活に戻れないこと自体が、現在の状態を確認するきっかけになります。
西新宿で「サポーターを外すとまだ痛い」とお困りの方へ
SBC整形外科クリニック西新宿本院では、捻挫・骨折などのけがを一般整形外科の保険診療で診ています。
「固定を続けた方がいいのか分からない」「サポーターなしでは仕事や歩行がつらい」という段階で受診して構いません。病名や必要な検査を自分で決めてくる必要もありません。
※現在ほかの医療機関で骨折・術後などの治療を受け、装具や活動範囲について具体的な指示がある場合は、まず現在の主治医へご相談ください。
「外すと痛い」のとは逆に、サポーターを着けたときにしびれたり、指先・足先の色が変わったりする場合は、そのまま我慢して使い続けないでください。
市販のサポーターならサイズや締め方が合っていないことがあります。医療機関で調整された装具の場合は、自分で切ったり形を変えたりせず、処方した医療機関へ相談してください。色や温度、感覚の異常が強い場合や改善しない場合は、通常の予約日を待たず医療機関へ連絡します。
診察では「サポーターを外すと痛い」という一点だけを見るわけではありません。
この結果をもとに、サポーターをどう使うか、リハビリが必要か、画像検査を追加するかなどを考えます。
サポーターを外すと痛むからといって、全員にレントゲンが必要なわけではありません。
けがをした状況や痛む場所、腫れ、動き、これまでの検査結果を確認し、必要があれば画像検査を行います。
西新宿本院にはX線撮影設備があります。MRIやCTによる詳しい検査が必要な場合は、対応できる医療機関への紹介を検討します。
以前レントゲンを撮って「異常なし」と言われたのに痛みが続いている方は、「レントゲン異常なし」と言われたのに痛いときに確認することも参考にしてください。
サポーターを使った人全員に通院リハビリが必要なわけではありません。
ただ、けがや固定の影響で関節が動かしにくい、筋力が落ちた、不安定感が残る、歩き方が以前と違う、といった問題があれば、状態に合わせてリハビリを行うことがあります。
リハビリでは、例えば次のような点を見ます。
「早くサポーターを外したいから、痛くても動かす」という進め方はしません。逆に、怖いからずっと動かさないとも限りません。元のけがと今の回復具合を見ながら、負荷を少しずつ調整します。
SBC整形外科クリニックのリハビリテーション科では、足関節捻挫、骨折、手術後なども対象としています。リハビリテーション科について詳しく見る
捻挫後に痛みが落ち着いてきても、「サポーターを外すと怖い」「足首がグラつく」「運動するとまた腫れる」といった症状が残ることがあります。
この場合、ただ固定を長くするだけではなく、足首の動きや安定性、筋力などを見直します。
特に、捻挫から時間がたっても外くるぶしの前が痛む方は、足首の捻挫から1か月以上たっても外くるぶしの前が痛い場合もご覧ください。
骨折や手術後に使う装具は、市販の簡易的なサポーターとは同じ扱いにはできません。
骨折した場所や折れ方、手術内容、骨の治り具合などによって、保護が必要な期間は変わります。
治療中の方は、「着けていると楽だからまだ続ける」「もう痛くないから外す」と自分だけで決めず、現在の治療方針を確認してください。他院で骨折治療を受けていて通院先を変えたい方は、骨折後の経過観察を職場近くへ変更するときの案内をご覧ください。
いま使っているサポーターは、できればそのまま持参してください。「何を、どれくらいの時間、どんな場面で使っているか」が分かると、これまでの経過を伝えやすくなります。
他院の画像データをお持ちの方は、レントゲン画像・CD・検査結果を持参するときの案内もご確認ください。
一律には決められません。元のけがや治療段階によっては段階的に外していくこともありますが、骨折や手術後などでは装具を外してよい時期が決められていることがあります。医療機関から指示がある方は、その内容を優先してください。
サポーターによって使い方は違います。常時装着する装具もあれば、活動するときだけ使うものもあります。「痛みがなくなるまで24時間着ける」と自己判断せず、医療機関の指示や製品の使用方法を確認してください。
サポーターを着けていることだけで筋力低下が決まるわけではありません。元のけがや活動量、固定の程度なども関係します。筋力が心配だからと必要な装具を自己判断で外すのではなく、治療段階を確認してください。
はい。普段使っているものがあれば、持参すると使用状況を伝えやすくなります。いつから、どのくらいの時間着けているかも伝えてください。
病名を自分で決めてから受診する必要はありません。「どこが痛いか」「何をすると痛いか」「なぜサポーターを使い始めたか」を伝えてください。診察内容に応じて必要な検査や治療を考えます。
サポーターを着けていると楽でも、外すと痛むことがあります。ただ、その痛みだけでは固定を続けるべきかどうかは判断できません。
「まだ外すのが怖い」「外すと仕事がつらい」。その段階で相談して構いません。固定を続けるかどうかだけに目を向けず、今どこまで回復しているのかを一度整理しましょう。
SBCメディカルグループ 整形外科エリア統括
SBC整形外科クリニック 西新宿本院 院長
沼倉 裕堅 医師
日本整形外科学会、日本再生医療学会、日本四肢再建・創外固定学会、日本小児内分泌学会、日本成長学会に所属しています。
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〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 西新宿大京ビル7階 |
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平日:予約優先制 土日祝:完全予約制 |
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本記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断を行うものではありません。サポーターや装具の使い方は、けがの種類、治療段階、使用している製品によって異なります。医療機関から具体的な指示を受けている方は、その指示を優先してください。