「肩甲骨の内側だけが痛い」「背骨と肩甲骨の間がずっとこる」「マッサージをしても、数日すると同じ場所がまた痛くなる」とお悩みではありませんか。
肩甲骨の内側には、菱形筋や僧帽筋など、肩甲骨の動きや姿勢に関わる筋肉があります。長時間のデスクワークや前かがみの姿勢などで負担が続くと、この周辺に張り・こり・痛みを感じることがあります。
一方、「肩甲骨の内側が痛い=筋肉のこり」とは限りません。首の神経や頚椎、肩関節などが原因となり、肩甲骨周囲に痛みを感じる場合もあります。
先に結論
肩甲骨の内側の痛みに、ハイドロリリースが治療選択肢になることはあります
診察で肩甲骨周囲の筋肉・筋膜周囲などが症状に関係していると判断された場合には、エコーで周囲の組織を確認しながら行うハイドロリリースを検討することがあります。
ただし、腕や手のしびれ、筋力低下、肩の動かしにくさなどがある場合は、先に頚椎・神経・肩関節など別の原因がないか確認することが重要です。
一般に「肩甲骨の内側が痛い」と感じる場所は、背骨と肩甲骨の内側縁の間です。この周辺には、肩甲骨を動かしたり姿勢を保ったりする複数の筋肉があります。
菱形筋
背骨と肩甲骨の内側をつなぎ、肩甲骨を背骨側へ寄せる動きなどに関わります。
僧帽筋
首の後ろから肩・背中に広く付着する筋肉で、肩甲骨の動きにも関わります。
肩甲骨周囲のその他の筋肉・神経
肩甲骨周囲には複数の筋肉や神経があり、同じ「内側の痛み」でも原因が異なることがあります。
「肩甲骨の内側が痛い=菱形筋が悪い」とは限りません
痛む位置だけでは原因を特定できません。首を動かしたときの変化、腕・手のしびれ、肩関節の動きなどをあわせて確認します。
肩甲骨内側の痛みは、症状の出方によって確認したい原因が異なります。
デスクワーク後にこる・押すと痛い
長時間の同じ姿勢などによって、肩甲骨周囲の筋肉へ負担がかかっている可能性があります。
「肩甲骨の内側が痛い」という一つの症状でも、筋肉への負担、頚椎・神経、肩関節など複数の原因が考えられます。
肩甲骨の内側の痛みが続く場合は、整形外科で相談できます。
特に次のような場合は、一度原因を確認することをおすすめします。
肩甲骨周囲の痛みでも、速やかな受診が必要なことがあります
突然の胸痛、息苦しさ、冷や汗、突然の激しい頭痛、ろれつが回らない、片側の手足が動かしにくいなどの症状がある場合は、「肩こり」と自己判断せず、救急受診を含め速やかに医療機関へ相談してください。
整形外科では、「どこが痛いか」だけではなく、症状の出方や首・肩の動き、神経症状の有無などを確認します。
超音波(エコー)検査は、超音波を使って体内の軟部組織をリアルタイムで確認する検査です。症状に応じて筋肉・腱・神経・血管などの位置や状態を確認します。
エコー検査について詳しく知りたい方は、 整形外科のエコー検査とは?レントゲンとの違い もご覧ください。
診察で肩甲骨周囲の筋肉・筋膜周囲などが痛みに関係していると判断された場合には、肩甲骨周囲への注射治療を検討することがあります。
その選択肢の一つがハイドロリリースです。
ハイドロリリースは、エコーで筋肉・筋膜周囲、神経、血管などの位置を確認しながら、組織の間へ液体を注入する治療です。SBC整形外科クリニックでは生理食塩水を使用しています。
ハイドロリリースを検討することがあるケース
先に別の原因を確認したいケース
重要なのは、「肩甲骨の内側が痛いからハイドロリリースをする」のではなく、原因を評価したうえで適応を判断することです。
エコーで針先や周囲の組織を確認しながら施術します。初診当日に施術できるかどうかは、診察結果・体調・予約状況などによって異なります。
ハイドロリリース
両肩 5,500円(税込)
自由診療(保険適用外)
主なリスク・副作用:注射時の痛み、出血、内出血、腫れ、感染、症状の一時的な悪化、神経・血管損傷など。効果の現れ方や持続期間には個人差があります。
新宿で肩甲骨の内側の痛みが続いている方へ
「何の筋肉が痛いのか分からない」「肩甲骨の内側に注射できるのか知りたい」「自分にハイドロリリースが合うか確認したい」という段階でもご相談いただけます。
肩甲骨の内側の痛み・ハイドロリリースを相談する →※診察結果によってはハイドロリリースを行わず、別の治療をご案内する場合があります。
治療そのものについて詳しく知りたい方は、 肩こりのハイドロリリースについて もご覧ください。
ハイドロリリースでは、エコーで確認しながら組織の間へ液体を注入します。
薬液を注入すると、エコー上では筋肉や筋膜周囲の層の間に液体が入り、組織の層が分かれて見える変化を確認できます。
一般的に「筋膜をはがす」「筋膜リリース」と表現されることもありますが、画像上で層が分かれて見えることだけで、その場所が痛みの唯一の原因だったと判断できるわけではありません。症状や診察所見とあわせて評価します。
肩甲骨周囲の筋肉に一時的な負担がかかっている場合は、休息、ストレッチ、運動などで症状が軽くなることもあります。
一方で、マッサージをすると一度は楽になるものの、数日すると同じ場所がまた痛くなる場合には、痛む場所を繰り返し揉むだけでなく、なぜそこに負担がかかっているのかを確認することが大切です。
診察結果に応じて、
などから治療方法を検討します。
肩甲骨の内側には菱形筋や僧帽筋などがあり、デスクワークや長時間の同じ姿勢によって負担がかかることがあります。
ただし、肩甲骨内側の痛みには頚椎や神経、肩関節などが関係している場合もあります。
「肩甲骨の内側だけがずっと痛い」「マッサージをしても同じ場所がすぐこる」という方は、一度整形外科で状態を確認してみてください。
痛みの中心が肩甲骨の内側ではない方へ
SBC整形外科クリニック西新宿本院では、肩甲骨周囲の痛みについて整形外科医が診察し、症状に応じてレントゲンやエコーなどを用いて原因を確認します。
筋肉・筋膜周囲などが症状に関係していると判断された場合には、適応に応じてハイドロリリースをご案内することがあります。「注射を受けるかまだ決めていない」という段階でもご相談いただけます。