転んで背中を打った|動けても骨折?整形外科へ行く目安 | SBC整形外科クリニック

転んで背中を打った|動けても骨折?整形外科へ行く目安

階段や道路で転び、背中から地面にぶつかった。 そのあと背中が痛くなったものの、立ったり歩いたりはできている。

このようなとき、 「ただの打撲?」「動けるなら背骨は折れていない?」「整形外科へ行くほどではない?」 と迷う方もいるでしょう。

結論からいうと、転倒後に動けたり歩けたりしても、背骨の骨折を完全には否定できません。 特に、背中の限られた場所に強い痛みがある、起き上がりや寝返りで痛みが強くなる、普段どおり動けない場合は整形外科への受診をご検討ください。

背中から腰に痛みを感じている人のイメージ
転倒後は「動けるか」だけでなく、実際にどこが痛むか、どの動作で痛むかを確認することが重要です。

先に確認|動けても、このような場合は整形外科へ

  • 背中の限られた場所に強い痛みがある
  • 起き上がり・寝返り・立ち上がりで強く痛む
  • 痛みのため普段どおり動けない
  • 背中の腫れ・内出血が目立つ
  • 痛みが改善しない、または強くなっている
  • 高齢の方・骨粗しょう症がある方が転倒後から背中を痛がっている

通常の外来を待たず、速やかな医療対応を考えたい状態

  • 脚に急に力が入りにくい・立つことが難しい
  • 両脚や股の周囲に強いしびれ・感覚低下がある
  • 尿が出にくい・漏れる、排便をコントロールしにくい
  • 息苦しさ・強い胸の痛みがある
  • 強い痛みでほとんど身体を動かせない
  • 交通事故・高所からの転落など大きな外傷を受けた

背骨だけでなく、脊髄や胸部などを傷めている可能性があります。 状態によっては一般外来の予約を待たず、救急医療機関への受診や救急要請を検討してください。

「打撲か骨折かわからない」という段階でも整形外科を受診できます。 受診できるクリニックを確認する →

この記事では主に、転倒後に背中の中央〜腰寄りが痛む方を対象に解説します。 背中の左右・脇腹や肋骨が痛む場合、尾てい骨・お尻の中央が痛む場合は、記事後半から該当ページをご案内します。

転んで背中を打った|動けても背骨が骨折していることはある?

あります。「歩ける」「自分で立てる」という理由だけでは、背骨の骨折を完全には否定できません。

背骨を骨折すると強い痛みで動きにくくなることがありますが、骨折の種類や程度、骨の状態によって症状の現れ方は異なります。

特に、高齢の方や骨粗しょう症などで骨が弱くなっている方では、比較的軽い転倒や尻もちでも 脊椎椎体骨折が起こることがあります。 脊椎椎体骨折には、一般に「圧迫骨折」と呼ばれるものも含まれます。

脊椎椎体骨折で椎体が圧迫される状態を示したイラスト
脊椎椎体骨折では、背骨を構成する椎体がつぶれるように骨折することがあります。

骨粗しょう症を背景とする脊椎椎体骨折では、痛みが比較的軽いこともあります。 そのため、「転倒後も動けた」という理由だけで安心するのではなく、背中の痛みが続いていないかを見ることが重要です。

脊椎椎体骨折の症状・原因について詳しく知りたい方は、 SBC整形外科クリニック「脊椎椎体骨折」 も参考にしてください。

高齢の方・骨粗しょう症がある方は軽い転倒でも注意

  • 転倒後から背中・腰の痛みが続いている
  • 寝返り・起き上がりで痛みが強くなる
  • 骨粗しょう症と診断されている
  • 過去に骨粗しょう症に関連する骨折をしたことがある
正常な骨と骨粗しょう症の骨の違い
骨粗しょう症では骨が弱くなり、比較的小さな外力でも骨折しやすくなります。

骨粗しょう症について詳しく知りたい方は、 SBC整形外科クリニック「骨粗しょう症」 をご覧ください。

転倒後の背中の痛み|整形外科へ行く目安

打撲か骨折かをご自身で確定してから受診する必要はありません。

特に次のような場合は、整形外科への受診をご検討ください。

  • 背中の限られた場所に強い痛みがある
  • 起き上がり・寝返り・立ち上がりで強く痛む
  • 痛みのため普段どおり身体を動かせない
  • 腫れや広い内出血がある
  • 痛みが改善しない、または強くなっている
  • 高齢の方・骨粗しょう症がある方が、転倒後から背中を痛がっている

症状が軽く、時間とともに明らかに改善している場合は経過をみることもあります。 ただし、「歩けるから」「数日たったから」という理由だけで骨折を否定することはできません。

動けるけれど「背骨の骨折が心配」という方へ

SBC整形外科クリニック西新宿本院・横浜駅前院では、転倒による背中・腰の打撲や骨折の疑いなどを一般整形外科の保険診療で診療しています。 骨折か打撲かわからない段階でもご相談いただけます。

新宿・西新宿エリア
西新宿本院の整形外科 初診予約へ →

横浜駅周辺
横浜駅前院の整形外科 初診予約へ →

背中の打撲と骨折はどう見分ける?

痛みの強さ・腫れ・内出血だけでは、背中の打撲と骨折を正確に見分けることは困難です。

転倒して背中を直接ぶつければ、骨折していなくても皮下組織や筋肉などを傷めて強く痛むことがあります。 一方、背骨の骨折でも大きな腫れや明らかな変形が目立たない場合があります。

腫れ・内出血

打撲でも骨折でも起こるため、見た目だけでは判断できません。

背中の限られた場所が強く痛む

骨の状態を確認する際の重要な情報です。何度も強く押して確かめる必要はありません。

寝返り・起き上がりで痛む

打撲や筋肉の損傷でも起こりますが、脊椎椎体骨折でも身体を動かしたときに痛むことがあります。

普段どおり身体を動かせない

歩けても、起き上がり・着替え・仕事などの日常動作に支障がある場合は受診時に伝えてください。

打撲と骨折全般の違いについて詳しく知りたい方は、 打撲と骨折の見分け方|腫れ・内出血・痛み・歩ける場合の受診目安 も参考にしてください。

転倒後の背骨の骨折はレントゲンでわかる?

背骨の骨折が疑われる場合は、転倒した状況、痛む場所、身体を動かしたときの痛み、脚のしびれや力の入りにくさなどを確認します。

必要に応じてX線(レントゲン)検査を行い、背骨の骨折や椎体の変形などを確認します。

SBC整形外科クリニックの直接撮影用X線装置
SBC整形外科クリニックの直接撮影用X線装置。検査の必要性は受傷状況や診察結果から判断します。
1.診察
転倒状況・痛む場所・動作時痛・しびれなどを確認します。
2.必要に応じてX線
背骨の骨折や椎体の変形などを確認します。
3.必要なら精密検査・紹介
骨折の状態や神経症状などからCT・MRIが必要な場合は、対応可能な医療機関への紹介を検討します。
整形外科医が背骨のレントゲン画像を確認しながら患者へ説明している様子
診察では、症状と画像所見をあわせて状態を確認します。画像は診療イメージです。

SBC整形外科クリニック西新宿本院・横浜駅前院はX線検査に対応しています。 両院に院内CT・MRIはありません。 より詳しい画像検査や専門的な治療が必要と判断された場合は、対応可能な医療機関への紹介を検討します。

大きな事故や神経症状がある場合は通常外来ではなく救急へ

交通事故・高所からの転落など大きな外傷や、脚の麻痺・強いしびれ・排尿排便の異常などがある場合は、 通常の外来でX線を受けることを前提にせず、CT・MRIなどを含めた迅速な評価が可能な救急医療機関を優先してください。

転んで背中を打った直後|受診までにどうする?

骨折が心配な状態では、「本当に動けるか」を確認するために何度も背中を曲げたり、反らしたり、ひねったりする必要はありません。

  • 痛みを我慢して運動や重い物を持つ作業をしない
  • 何度も前屈・反り返り・ひねり動作を試さない
  • 痛む場所を強く押したり揉んだりしない
  • 大きな外傷や脚の麻痺・強いしびれがある場合は無理に移動しない

痛みが強い場合は、無理に身体を動かし続けず医療機関へ相談してください。

転んで背中を打ったときのよくある質問

Q. 転んで背中を打って痛いです。骨折していますか?
A. 痛みだけでは判断できません。背中の打撲でも背骨の骨折でも痛みが生じます。限られた場所の強い痛み、動作時痛、日常生活への支障などがある場合は整形外科への受診をご検討ください。
Q. 背骨を骨折していても歩けることはありますか?
A. 骨折の種類や程度によって症状は異なります。特に骨粗しょう症を背景とする脊椎椎体骨折では痛みが軽いこともあるため、「歩ける」という一点だけで骨折を否定することはできません。
Q. 寝返りや起き上がりで背中が痛むのは骨折ですか?
A. 打撲や筋肉の損傷でも動作時に痛むことがあります。一方、脊椎椎体骨折でも体動時痛がみられるため、この症状だけでは判断できません。
Q. 転倒後の背中の痛みは何科を受診しますか?
A. 転倒などの外傷後に背中が痛む場合は整形外科が受診先です。ただし、脚の麻痺・強いしびれ、排尿排便の異常、大きな事故などがある場合は通常の外来ではなく救急医療を優先してください。

まとめ|転倒後の背中の痛みは「動ける」だけで骨折を否定しない

転んで背中を強く打つと、打撲だけでなく、衝撃の加わり方や骨の状態によっては背骨を骨折することがあります。

  • 「動ける・歩ける=骨折ではない」と判断しない
  • 背中の限られた場所の強い痛みや体動時痛に注意する
  • 高齢の方・骨粗しょう症がある方は軽い転倒でも注意する
  • 脚の麻痺・強いしびれ・排尿排便異常などがあれば救急対応を優先する

「歩けるから大丈夫」と無理に動き続けず、転倒後から背中が強く痛む、普段どおり動けない、症状が改善しない場合は整形外科で状態を確認しましょう。

転倒後の背中の痛み・骨折が心配な方はご相談ください

SBC整形外科クリニック西新宿本院・横浜駅前院では、転倒による背中・腰の打撲や骨折の疑いなど、一般整形外科の保険診療に対応しています。

両院はX線検査に対応しています。 「転んで背中を打った」「動けるけれど骨折していないか心配」と、そのまま症状をお伝えください。

SBC整形外科クリニック西新宿本院

アクセス
西新宿駅より徒歩2分/新宿駅より徒歩7分/都庁前駅より徒歩7分

診療時間
9:15〜18:00

最終受付
平日・土曜日 17:00/日曜日・祝日 16:00

予約
平日:予約優先制/土曜日・日曜日・祝日:完全予約制

所在地
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 西新宿大京ビル7階

電話番号
0120-962-992

SBC整形外科クリニック横浜駅前院

アクセス
横浜駅より徒歩3分/横浜駅西口ジョイナス地下街直結

診療時間
全日 9:15〜18:00

最終受付
17:00

予約
平日:予約優先制/土曜日・日曜日・祝日:完全予約制

所在地
〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1-4-1 横浜天理ビル11階

電話番号
0120-003-943

監修医情報

SBC整形外科クリニック
西新宿本院院長

沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
SBC整形外科クリニック

運営者情報

運営クリニック SBC整形外科クリニック 西新宿本院
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 沼倉 裕堅 医師
医師紹介
SBC整形外科クリニック 西新宿本院
沼倉 裕堅 院長
Hirokata Numakura
【所属学会】
  • 日本整形外科学会
  • 日本再生医療学会
  • 日本四肢再建・創外固定学会
【経歴】
  • 2017年
    Mahidol University Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital 整形外科 留学
  • 2018年
    東北大学医学部医学科 卒業
  • -
    湘南藤沢徳洲会病院 救急科・内科・整形外科
  • -
    スカイ整形外科クリニック
  • 2020年
    いわき市医療センター 整形外科
  • 2021年
    竹田綜合病院 整形外科
  • 2022年
    山形市立病院済生館 整形外科
    いしがみ整形外科クリニック
    西新宿整形外科クリニック
  • 2025年
    SBC整形外科クリニック 西新宿本院