転んで足をぶつけた。
家具に手や指を強くぶつけた。
スポーツ中に転倒した。
そんなとき、
「かなり腫れているけど、ただの打撲?」
「骨折していたらもっと痛いはず?」
「動かせるなら骨折ではない?」
と迷う方は少なくありません。
結論
痛み・腫れ・内出血だけで、打撲と骨折を正確に見分けることはできません。
骨折でも打撲でも、痛みや腫れ、内出血など似た症状が現れるためです。骨折が疑われる場合は、症状やケガをした状況を確認したうえで、必要に応じてX線(レントゲン)検査などを行って判断します。
特に、次のような症状がある場合は注意が必要です。
このような場合は、「打撲だろう」と自己判断せず、整形外科で確認したほうがよいサインです。
この記事では、打撲と骨折の違いや見分ける際のポイント、病院を受診する目安をわかりやすく解説します。
まずは大きな違いを整理してみましょう。
| 症状・状態 | 打撲 | 骨折 |
|---|---|---|
| 傷ついている主な場所 | 皮下組織・筋肉など | 骨 |
| 痛み | 〇 | 〇 |
| 腫れ | 〇 | 〇 |
| 内出血 | 〇 | 〇 |
| 動かしにくさ | 〇 | 〇 |
| 見た目の変形 | 通常は目立ちにくい | 起こることがある |
| 自分で判別できる? | 難しい | 難しい |
| 主な確認方法 | 診察など | 診察・X線検査など |
打撲は、ぶつけたり転倒したりした際の衝撃によって、主に皮下組織や筋肉などが損傷した状態です。
一方、骨折は骨が損傷している状態です。
「ヒビなら骨折ではない」というわけではありません。
一般に「骨にヒビが入った」と呼ばれる状態も骨折に含まれます。骨が完全に折れた状態だけでなく、一部がつながっている不完全骨折など、骨折には複数の形があります。
結論:どれか1つの症状だけでは判断できません。
「すごく腫れているから骨折」
「青あざだから打撲」
「痛みが弱いから骨折ではない」
とは限りません。
打撲と骨折では、痛み・腫れ・内出血・動かしにくさなどの症状が重なるためです。
腫れの程度だけでは判断できません。
強い打撲でも大きく腫れることがあります。
一方で、骨折していても受傷部位や骨折の程度によって症状の現れ方は異なります。「腫れが少ないから大丈夫」と自己判断するより、痛みや動かしにくさなどを含めて考えることが大切です。
内出血の色だけでも判断できません。
打撲でも骨折でも、皮下で出血すると青紫色などの内出血がみられることがあります。内出血の色や広さだけから骨折の有無を判断することはできません。
骨折では強い痛みが生じることがありますが、打撲や捻挫でも強く痛むことがあります。
「我慢できる程度だから骨折ではない」とも言い切れません。
痛みの強さだけで判断するのではなく、ケガをした状況や腫れ、動かしにくさ、圧痛などを総合して評価する必要があります。
自宅で骨折を確定することはできません。
ただし、次のような症状がある場合は、骨折や脱臼などを含めたケガの評価が必要になる可能性があります。
痛みや腫れ、圧痛の場所などを確認し、必要に応じて画像検査を検討します。
ぶつけた範囲全体がなんとなく痛いのではなく、「ここだけ特に痛い」というポイントがある場合は注意しましょう。
骨の真上など、限られた部分に強い圧痛がある場合には骨折の可能性も考えて診察します。
自分で確認するために何度も強く押す必要はありません。
ケガをした直後より、
といった場合も受診を検討してください。
足・足首・膝などをケガしたあと、
という場合も、単なる打撲と決めつけないほうがよいでしょう。特に転倒やスポーツなど、比較的強い衝撃が加わったあとに歩行が難しくなっている場合は整形外科での確認をおすすめします。
「動かせるから骨折していない」と考える方もいますが、動くかどうかだけで骨折は判断できません。
たとえば手首の舟状骨骨折は、最初は捻挫と思われて放置されるケースがあり、初期には通常のX線でも発見されにくいことがあります。
など、明らかに普段どおり使えない場合は受診の目安になります。
次のような変化がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
骨折によって骨がずれている場合には、外見上の変形がみられることがあります。
自分で引っ張ったり、元の位置へ戻そうとしたりしないでください。
ケガをしたあとに、
神経や血流への影響を伴っている可能性もあるため、早めに医療機関を受診してください。
骨折部分が皮膚の傷を通じて外部とつながった状態を開放骨折といいます。
感染などのリスクがあるため、迅速な治療が必要です。
このような場合は、通常の外来受診ではなく救急医療が必要になることがあります。
歩ける・動かせるという事実だけで、骨折を完全に否定することはできません。
骨折にはさまざまな種類があり、骨のずれがほとんどないものや、最初のX線でわかりにくいものもあります。
「歩けるか」よりも、「いつもどおり使えるか」「痛みや腫れが続いていないか」を見ることが重要です。
歩けていたとしても、
という場合には、一度整形外科で確認しておくことをおすすめします。
軽い打撲で症状が徐々に改善している場合は、安静にしながら経過を見ることもあります。
「〇日経てば打撲」「〇日痛かったら骨折」という明確な線引きはありません。
時間だけではなく、症状が改善しているのか、悪化しているのかを見ることが重要です。
「骨折だったらどうしよう」と迷う症状がある場合は、無理に自宅で見分けようとせず、整形外科で確認しましょう。
骨折が疑われる場合、整形外科では症状や受傷状況を確認し、必要に応じてX線(レントゲン)検査を行います。
多くの骨折はX線で確認できますが、すべての骨折が最初のレントゲンではっきり写るわけではありません。
骨のずれがない骨折やX線に写りにくい骨折では、通常のX線だけでは診断が難しいことがあります。
また、手首の舟状骨骨折では初期のX線で発見されにくく、疑わしい場合にはCTやMRIなどの追加検査が検討されることがあります。
SBC整形外科クリニックでは診察や必要な画像検査を行い、CT・MRIなどによる精密検査が必要と判断した場合には、撮影可能な医療機関への紹介をご案内しています。
「折れているか確認するために動かしてみる」ことは避けてください。
受診までの間は、患部をできるだけ動かさないことが基本です。
冷却する場合は、氷や保冷材を直接皮膚へ当て続けず、タオルなどで包んで使用します。
特に明らかな変形や強い痛みがある場合は、患部をなるべく動かさず医療機関へ向かいましょう。
手足や関節などをぶつけたり、転倒したりしたあとのケガは整形外科の診療対象です。
整形外科では、打撲・捻挫・骨折・脱臼・関節や靱帯の損傷など、運動器に関するさまざまな外傷を診療します。
「打撲だと思っているから病院に行くほどではないかも」と迷う方もいるかもしれません。
しかし、受診する目的は自分で骨折と判断してから治療してもらうことではありません。
「打撲なのか骨折なのかわからない」という段階から、整形外科へ相談して問題ありません。
整形外科では診察と必要な画像検査を組み合わせて、骨折だけでなく捻挫や関節・靱帯などの損傷も含めて評価します。
SBC整形外科クリニックでは、一般整形外科として打撲・捻挫・骨折などの外傷に対応しています。
たとえば、
といった症状もご相談いただけます。WEB予約では「整形外科保険診療」を選択してください。
打撲や骨折について、よくいただく疑問をまとめました。質問を押すと回答が開きます。
骨折では痛みや腫れが代表的な症状ですが、症状の程度は骨折の種類や部位によって異なります。「あまり腫れていないから骨折ではない」とは言い切れません。骨折が疑われる場合には、症状だけでなく診察やX線検査などを組み合わせて判断します。
動かせることだけで骨折を完全に否定することはできません。骨のずれが少ない骨折や、通常のX線で見つけにくい骨折もあるため、痛みや腫れが続いている場合には整形外科での確認をおすすめします。
内出血は骨折だけでなく打撲でも起こります。内出血の色や大きさだけで骨折かどうかを判断することはできません。
はい。一般的に「ヒビ」と呼ばれる状態も骨折の一種として扱われます。
触ったときの強い痛みは診断の参考になりますが、触った感覚だけで確定することはできません。また、確認のために何度も強く押したり、無理に動かしたりする必要はありません。
骨折の可能性がある場合は、まず整形外科を受診してください。整形外科では医師による診察やX線などの画像検査を用いて、骨折や脱臼などを診断します。
打撲と骨折は、どちらも
などが現れるため、見た目や痛みの強さだけでは正確に見分けられません。
「歩けるから大丈夫」
「青あざだけだから打撲」
「我慢できる痛みだから骨折ではない」
と自己判断するのは避けましょう。
骨の一部分が強く痛む、普段どおり動かせない、体重をかけられない、強い腫れがあるなどの場合には、骨折などが隠れていないか整形外科で確認することをおすすめします。
「打撲なのか骨折なのかわからない」段階から、整形外科へ相談できます。
SBC整形外科クリニックでは、西新宿本院・横浜駅前院で一般整形外科診療を行っています。
ケガをしたあとに痛みや腫れが続いている方、骨折していないか心配な方はご相談ください。
監修
SBC整形外科クリニック 西新宿本院
院長 沼倉 裕堅 医師
骨折・打撲などのケガで予約する場合は、予約画面で「整形外科保険診療」を選択してください。
横浜駅西口のジョイナス地下街から直結しています。骨折・打撲などのケガで予約する場合は、予約画面で「整形外科保険診療」を選択してください。