「プロテインを飲ませたら、子どもの身長は伸びる?」「スポーツをしているから、もっとタンパク質が必要?」「栄養を摂っているのに身長が伸びないのはなぜ?」と気になっていませんか?
結論からいうと、プロテインを飲むだけで身長が伸びるという科学的根拠はありません。
ただし、タンパク質は骨や筋肉などをつくるために欠かせない栄養素です。食事で必要な量を摂れていない場合、プロテインが不足分を補う助けになることはあります。
一方、子どもの身長には栄養だけでなく、遺伝、思春期の進み方、ホルモン、骨の成熟状態なども関係しています。
この記事では、プロテインと身長の関係、成長期に必要な栄養素、身長の伸びが気になる場合に確認したいポイントを解説します。
Q. プロテインを飲めば身長が伸びる?
飲むだけで身長が伸びるとはいえません。
Q. 子どもにプロテインは必要?
食事でタンパク質が足りない場合には補助として利用できます。
Q. 身長を伸ばすために大切なことは?
十分な食事量、栄養バランス、睡眠、適切な運動を意識しましょう。
Q. 栄養を摂っても身長が伸びない場合は?
成長曲線・年間成長速度・骨年齢などを確認することが大切です。
身長の伸びが気になるときは、プロテインを追加する前に、これまでのお子様の身長がどのように変化しているかを確認してみましょう。
プロテインはタンパク質を補給するための食品です。ホエイプロテイン、カゼインプロテイン、ソイプロテインなどの種類があります。
タンパク質は筋肉だけでなく、骨や皮膚などの構成にも必要で、成長期の子どもに欠かせない栄養素です。
食事量が少ない、偏食が強い、運動量に対して十分に食べられていない場合などには、身体に必要なタンパク質やエネルギーが不足することがあります。
こうした栄養不足が続くと、正常な成長に影響する可能性があります。
そのため、不足しているタンパク質を補い、十分な栄養状態を保つことは成長を支えるうえで重要です。
すでに十分なタンパク質を食事で摂っている場合、プロテインを追加したからといって、身長がさらに大きく伸びるわけではありません。
大切なのは摂取量の多さではありません
必要な栄養素を、毎日の食事から不足なく摂ることが基本です。プロテインは、必要に応じて食事を補助する食品として考えましょう。
また、身長の伸びには栄養以外の要因も関係します。プロテインは成長ホルモン治療などの医療行為に代わるものではありません。
必要なタンパク質の量は、お子様の年齢や性別によって異なります。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によるタンパク質の推奨量は、次のとおりです。
| 年齢 | 男子 | 女子 |
|---|---|---|
| 6〜7歳 | 30g | 30g |
| 8〜9歳 | 40g | 40g |
| 10〜11歳 | 45g | 50g |
| 12〜14歳 | 60g | 55g |
| 15〜17歳 | 65g | 55g |
出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」たんぱく質の推奨量。数値は1日全体の食品から摂るタンパク質量であり、プロテイン粉末の量ではありません。
プロテインを使用しなくても、普段の食事からタンパク質を摂ることができます。
卵・乳製品
卵、牛乳、ヨーグルト、チーズなど。
肉・魚
鶏肉、豚肉、鮭、さば、まぐろなど。
大豆製品
豆腐、納豆、豆乳など。
朝・昼・夕の食事でこれらの食品を摂れているか確認し、足りない場合には間食や補助食品を検討しましょう。
ただし、推奨量はすべての子どもに対して固定された個別目標ではありません。体格や活動量、健康状態なども考慮して食生活を整えることが大切です。
身長の伸びを支えるには、タンパク質だけでなく、骨の形成や身体の正常な機能に必要な栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
① タンパク質
骨や筋肉など、身体をつくるための材料となります。
主な食品:肉・魚・卵・乳製品・大豆製品
② カルシウム
骨や歯の形成に欠かせないミネラルです。
主な食品:牛乳・ヨーグルト・小魚・豆腐
③ ビタミンD
カルシウムの吸収や骨の健康に関係します。
主な食品:鮭・いわし・きのこ類
④ 亜鉛
正常な成長やタンパク質の合成などに関係します。
主な食品:肉・魚介類・卵・大豆製品
これらの栄養素が不足すると、正常な成長に影響する場合があります。
ただし、不足していない栄養素を大量に摂っても、その分だけ身長が伸びるわけではありません。
サッカーやバスケットボール、野球などの運動をしている子どもは、活動量に応じてエネルギーや栄養素の必要量が増える場合があります。
しかし、プロテインだけを増やしても、主食や副菜などを含む食事全体が不足していれば十分ではありません。
まずはごはん・パン・麺などの主食、肉・魚・卵などの主菜、野菜・果物・乳製品を組み合わせ、食事全体の量を確保しましょう。
子どものプロテインは、身長を伸ばすための特別な食品ではなく、不足するタンパク質を補う選択肢の一つです。
プロテインは食事の代わりにはなりません。満腹感によって普段の食事量が減ってしまう場合には、かえって必要な栄養素が不足することもあります。
朝食を抜いていないか、主菜が少なくないか、運動後も十分に食べられているかなどを確認しましょう。
子ども向けとされる製品でも、タンパク質以外にビタミン・ミネラルなどが添加されている場合があります。
対象年齢、1回量、アレルギー表示などを確認し、サプリメントとの重複摂取にも注意しましょう。
成長期には、十分な睡眠と年齢に合った身体活動も重要です。
規則正しい睡眠習慣を整え、適切な運動を続けることは、健康的な成長を支えることにつながります。
ただし、特定の時間に眠ることや、特定のスポーツを行うことで、身長が必ず何cm伸びるというものではありません。
食事に気をつけても、身長の伸びが気になる場合は?
プロテインや栄養バランスを見直すことは大切です。しかし、それだけで今後どのくらい身長が伸びるかを判断することはできません。
「栄養が足りているか」と「身長がどのように伸びているか」は分けて確認しましょう。
子どもの身長が気になる場合、現在の身長だけではなく、過去から現在までの成長の経過を確認することが重要です。
成長曲線は、これまでの身長や体重を年齢ごとに記録し、同年代の基準と比べるためのグラフです。
大切なのは、平均身長より高いか低いかだけではありません。
以前と同じ成長の軌道に沿って伸びているか、成長曲線上の位置が継続して下がっていないかを確認します。
現在は平均の範囲内でも、成長曲線の位置が次第に下がっている場合には、年間成長速度などを確認する意味があります。
関連記事|平均身長の範囲なのに成長曲線が下がっている場合は? →
年間成長速度は、一定期間で身長がどのくらい伸びたかを示す指標です。
1年前:130.0cm
現在:135.5cm
1年間で+5.5cm
同じ年間成長速度でも、年齢や思春期の段階によって意味が異なります。
また、測定時期が数か月ずれていると計算に影響するため、可能な限り実際の測定間隔から確認しましょう。
「昨年より急に伸びなくなった」という場合は、年間成長速度が低下したときの確認方法もご覧ください。
将来の身長を考える際には、骨がどの程度成熟しているかという情報も参考になります。
骨年齢とは、レントゲン画像などをもとに評価する骨格の成熟度です。
また、骨端線(成長板)は、主に腕や脚などの骨が長くなる部分にある軟骨組織です。
骨端線は成長とともに成熟し、やがて閉鎖します。その進み方には個人差があり、同じ年齢でも骨の成熟状態は一人ひとり異なります。
ただし、骨端線が開いていることだけで、あと何cm伸びるかは分かりません。
骨年齢に加え、最近の身長の伸び、成長曲線、思春期の進み方、ご両親の身長などを組み合わせて評価します。
関連記事|骨端線は何歳で閉じる?骨年齢と身長の伸びの関係 →
栄養が足りているか気になる
食事量や食品の種類、タンパク質の摂取状況を確認しましょう。
最近、身長の伸びが少ない
身長記録から成長曲線・年間成長速度を確認しましょう。
将来あと何cm伸びるか知りたい
骨年齢などを参考に、将来身長の目安を予測する方法があります。
「プロテインや食事にも気をつけているけれど、将来どのくらい伸びる?」「身長の伸びる余地はまだある?」
そのような方に向けて、SBC整形外科クリニック西新宿本院では、身長予測シミュレーションをご案内しています。
身長予測シミュレーションは、これまでの成長記録や手のレントゲン画像から評価する骨年齢などを参考に、将来身長の目安を予測する検査です。
対象年齢
6歳(小学1年生)〜18歳
主な内容
問診、これまでの身長記録の確認、レントゲン撮影、予測身長の説明
所要時間の目安
約30分
費用
15,270円 (税込)
自由診療・完全予約制
成長曲線・年間成長速度
過去の身長記録をもとに、これまでの成長の経過を確認します。
骨年齢・骨端線
手のレントゲンを参考に、骨の成熟状態を評価します。
将来身長の目安
成長記録や骨の状態などをもとに、予測結果について説明します。
公式の検査案内には、採血および栄養指導についての説明も掲載されています。詳細は予約時の案内をご確認ください。
なお、予測結果は将来の身長を確定するものではありません。
6〜18歳対象/15,270円(税込)/完全予約制
なお、身長の伸びが著しく低下している、成長曲線が継続して下がっている、体重減少や慢性的な不調がある場合には、小児科・小児内分泌科などで病気の有無を評価することも重要です。
母子健康手帳や学校の健康診断結果など、過去の身長が分かる記録をご用意ください。
何歳のときに何cmだったかという情報は、成長曲線や成長速度を確認するうえで役立ちます。
SBC整形外科クリニック 西新宿本院
プロテインを増やす前に
今後の身長の目安を確認しませんか?
成長曲線や骨年齢などを参考に、お子様の成長状態と将来身長の目安を確認できます。
6〜18歳対象/15,270円(税込)/完全予約制
身長予測シミュレーションの詳細・予約へ →公式ページで検査内容と予約方法をご確認いただけます。
毎日飲むだけで身長が伸びるという根拠はありません。タンパク質が不足している場合の補助として役立つことはありますが、身長の伸びには遺伝や思春期、骨の成熟状態なども関係します。
年齢や食生活、製品の表示を確認したうえで、必要に応じて補助的に利用できます。ただし、食事から十分なタンパク質を摂れている場合、無理に追加する必要はありません。
タンパク質を適切に摂ること自体が身長の伸びを止めるわけではありません。ただし、プロテインで満腹になり通常の食事量が減る場合は、栄養バランスに注意しましょう。
一つの栄養素だけで身長が決まるわけではありません。十分なエネルギーと、タンパク質・カルシウム・ビタミンD・亜鉛などを含むバランスのよい食事が重要です。
身長の伸びには遺伝、思春期の進行、骨の成熟、ホルモンや病気なども関係します。成長曲線や年間成長速度を確認し、伸びが少ない場合は小児科・小児内分泌科などに相談しましょう。
成長記録や骨年齢などから、将来身長の目安を予測する方法があります。当院では6〜18歳を対象に身長予測シミュレーションを行っています。予測結果には誤差があり、実際の成人身長を保証するものではありません。
プロテインはタンパク質を補うための食品であり、飲むだけで身長を伸ばすものではありません。
成長期には、タンパク質だけでなく、カルシウム・ビタミンD・亜鉛などを含む食事をバランスよく摂り、十分なエネルギーを確保することが大切です。
一方、栄養を十分に摂ることと、今後どのくらい身長が伸びるかを知ることは別です。
身長の伸びが気になる場合は、成長曲線、年間成長速度、骨年齢などを確認することで、現在の成長状態をより詳しく考えることができます。
将来身長の目安を知りたい方は、身長予測シミュレーションをご検討ください。
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成長曲線が気になる
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骨端線や骨年齢を知りたい
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本記事は一般的な医療情報を目的としています。身長予測の結果は将来の成人身長を確定するものではありません。成長障害が疑われる場合は、小児科・小児内分泌科などへの相談もご検討ください。
SBC整形外科クリニック西新宿本院は、東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩約2分の場所にあります。
「食事に気をつけているのに身長の伸びが気になる」「今後の身長の目安を知りたい」とお考えの方に、身長予測シミュレーションをご案内しています。
| 所在地 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 西新宿大京ビル7階 |
|---|---|
| アクセス | 西新宿駅 徒歩約2分 |
| 診療時間 | 全日9:15〜18:00 |
| 最終受付 | 平日・土曜17:00 日曜・祝日16:00 |
| 対象年齢 | 6歳(小学1年生)〜18歳 |
| 検査料金 | 15,270円(税込・自由診療) |
| 予約 | 完全予約制 |
お子様の将来身長の目安を知りたい方へ
成長曲線・年間成長速度・骨年齢などを確認し、現在の成長状態について医師に相談できます。
6〜18歳対象/15,270円(税込)/完全予約制