骨折後、痛みが落ち着いて仕事へ復帰したものの、「通勤を再開したらまた痛くなった」「仕事のあとに腫れる」「物を持つ・立つ・歩くなどの作業で痛みが戻った」と困っていませんか。
仕事へ戻れる程度まで回復していても、骨折部の治癒経過や関節の動き、筋力などが受傷前と同じ状態まで戻っているとは限りません。一方で、痛みがぶり返した原因を「仕事で使いすぎただけ」と自己判断することも避けた方がよいでしょう。
先に結論
骨折後に仕事復帰してから、痛みや腫れが以前より強くなった、仕事に必要な動作が難しくなった、休んでも改善しにくい、新しいしびれや力の入りにくさが出た場合は、整形外科で現在の状態を再評価することをご検討ください。
再診では骨折部だけでなく、関節の動きや筋力、仕事でどの程度の負荷がかかっているかなども確認し、必要な検査やリハビリテーションを検討します。
この記事でわかること
「以前の病院へ戻るべきか」「職場近くの整形外科へ行ってよいのか」と迷う方もいるでしょう。現在の治療段階によって相談先を考えます。
他院で治療中の骨折について通院先の変更を考えている方は、西新宿で他院で診断された骨折の経過観察を続けたい|職場近くへ転院するにはもご覧ください。
仕事へ戻ったタイミングで痛くなったとしても、それだけで原因を決めることはできません。主に次のような点を確認します。
療養中と復職後では、身体へかかる負荷が大きく変わることがあります。
骨折前には問題なくできていた仕事でも、回復途中では負荷になる場合があります。
骨折では、部位や治療方法によってギプスや装具などで一定期間固定することがあります。固定や活動量の低下によって、関節が動かしにくくなったり、筋力が低下したりすることがあります。
その状態で仕事量だけが先に元へ戻ると、歩く、階段を上る、物を持つ、手を繰り返し使うなどの動作で症状が目立つ場合があります。
骨が治るまでの経過は、骨折した部位、折れ方、ずれの程度、治療方法などによって異なります。
一度軽くなっていた痛みが再び強くなった、骨折した場所へ負荷をかけると強く痛む、復職後から症状が改善せず悪化している場合などは、「仕事を始めたから仕方がない」と決めつけず、現在の状態を確認することが大切です。
復職後に転倒した、ぶつけた、ひねったなど新しい外傷があった場合は、以前の骨折とは別に状態を確認する必要があります。また、関節・筋肉・腱など骨の周囲の組織が痛みに関係している場合もあります。症状だけで原因を自己診断する必要はありません。
骨折後の痛みは「何日続いたら受診」と一律には決められません。日数だけではなく、症状の変化と仕事・日常生活への影響を確認します。
再診を検討したい変化
「仕事はできているから受診するほどではない」と判断する必要はありません。仕事を続けられていても、痛みや腫れが増えている場合は現在の治癒段階や身体機能を確認する意味があります。
通常の予約外来を待たず相談したい症状
このような場合は通常の外来予約を待つことを前提にせず、現在の主治医への連絡や救急医療機関への受診など、症状に応じた速やかな医療対応をご検討ください。
西新宿で骨折後の痛みを再評価したい方へ
SBC整形外科クリニック西新宿本院では、骨折を含む一般整形外科の保険診療を行っています。
「仕事へ戻ってから痛みが強くなった」「仕事とリハビリを両立できるか相談したい」といった場合も、現在の状態を確認したうえで必要な診療を検討します。
※手術後・固定中・荷重制限中など、現在の主治医から具体的な指示を受けている場合は、まず主治医へご相談ください。
仕事復帰後の症状を評価するときは、「痛いです」だけではなく、どの動作・どの程度の負荷で症状が出るのかが重要な情報になります。
例えば、「午前中は問題ないが夕方になると腫れる」「30分ほど歩くと痛みが増える」「重い物を持ったときだけ痛む」など、症状が出る条件を具体的に伝えると、現在の身体機能と仕事の負荷を評価する際の参考になります。
受診前に整理しておくと伝えやすいこと
骨折後に痛みが出たとき、仕事を休むべきか、そのまま続けてよいかを一律に決めることはできません。
デスクワークと重量物を扱う仕事では身体への負荷が異なります。また、同じ骨折でも部位・治療方法・回復段階によって許可される動作は異なります。
すでに主治医から荷重制限、装具の使用、持ち上げ動作、運動範囲などについて指示を受けている場合は、その指示を自己判断で変更せず、痛みがぶり返したことを医師へ伝えてください。
再診したすべての方に同じ検査を行うわけではありません。
どの部位をいつ骨折したのか、手術や固定の有無、これまでの経過、現在の痛み・腫れ、新たな外傷の有無などを確認し、症状や診察所見に応じて必要な検査を検討します。
西新宿本院にはX線撮影設備があります。MRI・CTなど、さらに詳しい画像検査が必要と判断した場合は、対応可能な医療機関への紹介を検討します。
レントゲン検査について詳しく知りたい方は、新宿でレントゲンが撮れる整形外科|骨折が心配なときの受診方法をご覧ください。
骨折後のリハビリは、単に「痛い場所を動かす」ことだけが目的ではありません。骨折部の状態や治療段階を踏まえながら、仕事や日常生活で必要となる身体機能を確認します。
リハビリの開始時期や負荷は、骨折した場所や治療方法によって異なります。痛みを我慢して強く動かしたり、自己判断で運動量や荷重を急に増やしたりするのではなく、現在の状態に合わせて段階的に進めることが重要です。
SBC整形外科クリニックでは、骨折やけがによって身体を動かしにくい方に対するリハビリテーションを行っています。詳しくはリハビリテーション科をご覧ください。
骨折後に仕事復帰して痛みがぶり返した場合、必ず職場近くの整形外科へ転院した方がよいわけではありません。
特に、手術後で定期的な診察を受けている、骨折部がまだ不安定と説明されている、固定・装具・荷重・運動について具体的な指示を受けている、近日中に画像検査や処置の予定がある場合などは、これまでの治療経過を把握している医療機関へまず相談してください。
一方、状態が安定しており、仕事復帰後の経過観察やリハビリを職場近くで続けたい場合は、通院先の変更について相談できる場合があります。
転院そのものについて詳しく知りたい方は、西新宿で他院で診断された骨折の経過観察を続けたい|職場近くへ転院するにはをご覧ください。
他院で骨折の治療を受けている場合、手元にある診療情報は受診時に持参すると、これまでの治療経過を共有しやすくなります。
画像データについて詳しく知りたい方は、西新宿で他院のレントゲン画像を持って整形外科を受診したい|CD・検査結果は持参できる?も参考にしてください。
骨折後には関節の動かしにくさや筋力低下、活動量の増加などによって痛みを感じることがありますが、「仕事復帰後だから普通」と一律には判断できません。以前より痛みや腫れが強くなっている、仕事に必要な動作が難しくなっている場合は、現在の状態を整形外科で確認することをご検討ください。
痛みだけで再骨折かどうかを判断することはできません。関節の動き、筋力、仕事による負荷などが関係する場合もあれば、新たな外傷や骨折部の治癒経過を確認した方がよい場合もあります。
仕事内容、骨折した部位、治療段階、現在の身体機能によって異なります。仕事で困っている動作を具体的に伝え、現在の状態と業務負荷を確認しながらリハビリの内容を検討します。
手術直後、固定中、骨癒合の経過観察中、荷重・運動制限中などは、まず現在の主治医へご相談ください。状態が安定しており、職場近くで経過観察やリハビリを続けたい場合は、別の整形外科への通院について相談できることがあります。
一般整形外科への受診について相談できる場合があります。ただし治療途中の骨折では、以前の画像、手術内容、固定方法、荷重・運動についての指示などが重要です。詳しい診療情報が必要な場合は、以前の医療機関へ資料の準備をご相談いただくことがあります。
骨折後に仕事へ復帰すると、療養中より歩行・立位・手作業・重量物の取り扱いなどが増え、身体への負荷が大きく変わります。
一方、復職後に痛みが出たという事実だけでは、その原因が仕事による負荷の増加なのか、関節や筋力の回復途中なのか、骨折部を再評価すべき状態なのかは判断できません。
このような場合は無理に負荷を増やし続けず、現在の状態を整形外科で確認することをご検討ください。仕事でどのような動作をすると症状が出るのかを伝えることも、その後の治療やリハビリを検討する際の重要な情報になります。
SBC整形外科クリニック 西新宿本院 院長
沼倉 裕堅 医師
日本整形外科学会、日本再生医療学会、日本四肢再建・創外固定学会などに所属。骨折を含む一般整形外科診療を行っています。
| 所在地 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 西新宿大京ビル7階 |
|---|---|
| アクセス | 西新宿駅 徒歩2分 新宿駅 徒歩7分 都庁前駅 徒歩7分 |
| 診療時間 | 9:15〜18:00 |
| 最終受付 | 平日・土曜日 17:00 日曜日・祝日 16:00 |
| 予約制度 | 平日:予約優先制 土日祝:完全予約制 |
| 電話番号 | 0120-962-992 |
本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断を行うものではありません。骨折部位、治療方法、手術の有無、治癒段階などによって必要な診療やリハビリテーションは異なります。現在治療中の方は、担当医から受けている指示を優先してください。