「足首をひねったけれど、今日もジムへ行っていい?」「下半身は無理でも上半身ならできる?」「歩けるようになったからスクワットやランニングを再開していい?」
足首をひねったあとの運動再開は、「捻挫だからすべて休む」「歩けるからいつものトレーニングへ戻る」という二択では決まりません。
先に結論|今日のジム判断
普通に歩くだけでも痛い、腫れが目立つ、足をかばっている段階では、普段どおりのスクワット・ランニング・ジャンプなどへ戻るのは避けましょう。
すでに医療機関で状態を確認しており、荷重・運動に特別な制限がなく、症状も改善している場合は、足首への負荷が少ない内容から段階的に再開できることがあります。
一方、まだ診断を受けずに「軽い捻挫だろう」と考えている場合は、骨折など別の外傷が隠れていないかにも注意が必要です。
SBC整形外科クリニック 西新宿本院
西新宿駅 徒歩2分 / 土日祝診療 / 足関節捻挫などのけがを一般整形外科で相談できます
「捻挫した」と思っていても、足首をひねった直後の段階では、症状だけから骨折などを完全に除外することはできません。
歩けることも判断材料の一つですが、「歩ける=骨折していない」「痛みが軽い=損傷も軽い」とは限りません。
骨折の可能性を判断するときには、医療現場で体重をかけられるか、骨の圧痛などを確認し、必要に応じてX線検査を検討します。ご自身で骨を何度も強く押したり、痛みを確かめるために無理に歩いたりする必要はありません。
「歩けるけれど骨折が心配」という方
足首をひねったけれど歩ける|骨折の可能性と受診目安
このような場合はジムへ行かず、通常のWeb予約を待たずに救急医療機関を含めた速やかな医療相談を優先してください。
新宿・西新宿で足首の状態を確認したい方へ
足首をひねったあとに痛み・腫れ・ぐらつきが残っている、まだ診断を受けておらずジム再開を判断できない場合は、一般整形外科で現在の状態を確認できます。
西新宿駅 徒歩2分 / 土日祝診療 / 一般整形外科の保険診療
西新宿本院の整形外科保険診療を予約する※Web予約では「整形外科保険診療」をお選びください。
ジムへ「行ってよい・ダメ」だけで考えるのではなく、その種目で足首へどの程度の荷重・衝撃・踏ん張りが必要かを考えます。
種目別の考え方
下記は一律の「許可表」ではありません。捻挫の程度、骨折の有無、医療機関からの荷重・運動制限によって対応は変わります。
「上半身だけなら絶対大丈夫」ではありません
足首への荷重を制限されている場合や、普通に歩くだけでも痛み・腫れが強くなる場合は、上半身だけの筋トレでもジムへ行くこと自体が適さない場合があります。治療中の方は、医師・理学療法士などから受けている運動・荷重の指示を優先してください。
捻挫後からスクワットだけで足首前方に詰まり感・痛みが残っている場合は、しゃがむと足首の前が詰まって痛い|深く曲げると痛む原因は?も参考になります。
捻挫したからといって、すべてのケースで長期間まったく動かさないことが適切とは限りません。
急性の外側足関節捻挫では、損傷の程度に応じてサポーターやテーピングなどで足首を保護しながら、段階的に荷重・関節運動・運動療法を進める機能的な治療が用いられます。
「早く動かす」=「すぐ普段のジムメニューへ戻る」ではありません
リハビリとして行う保護された関節運動や段階的な荷重と、元の重量でスクワットをする、走る、ジャンプするといった通常のトレーニングを再開することは同じではありません。
また、損傷が強い場合は、短期間の固定などが必要になる場合もあります。
まだ骨折や損傷の程度を確認していない段階で、「捻挫は早く動かした方がいい」と解釈して痛みを我慢しながら筋トレを続けることは避けましょう。
捻挫後の運動再開に、「全員○日後からスクワット」「○週間後からランニング」という一律の基準はありません。
特にランニング・ジャンプ・球技など本格的な運動へ戻る場合は、痛みだけでなく複数の機能を確認します。
急性外側足関節捻挫後のスポーツ復帰では、これらを「痛み」「足首機能」「本人の安定感・心理的準備」「感覚運動制御」「スポーツ・機能的パフォーマンス」という5領域で確認するPAASSという専門家コンセンサスも提案されています。
PAASSは「ジムへ戻れるか」のセルフテストではありません
本格的なスポーツ復帰を判断するために医療者などが確認する領域を整理したものです。「片脚ジャンプができたから筋トレへ復帰できる」といった一つのテストで判断するものではありません。
ランニングや球技など本格的なスポーツ復帰について詳しく知りたい方は、スポーツのけがはいつ復帰できる?整形外科・リハビリで確認するポイントをご覧ください。
「ジムへ行ってよいか」を判断する前に、まず現在の足首にどのような損傷が疑われるかを確認します。
受診時に伝えると役立つこと
足首をひねった場合でも、受傷状況、痛む場所、荷重の状態などから骨折が疑われることがあります。
診察結果に応じてX線検査を検討します。X線は主に骨の状態を確認する検査であり、靱帯・腱・軟骨などすべての損傷がX線だけで分かるわけではありません。
MRIなどさらに詳しい画像評価が必要と判断された場合は、対応可能な医療機関への紹介を検討します。西新宿本院には院内MRI・CTはありません。
骨折が心配な場合のX線検査については、新宿でレントゲンが撮れる整形外科|骨折が心配なときの受診方法もご覧ください。
捻挫後に関節の動かしにくさ、筋力低下、歩きにくさ、不安定感、運動復帰への不安などが残る場合は、診察結果に応じてリハビリテーションを検討します。
リハビリでは、現在の損傷状態や許可されている荷重量を踏まえ、関節可動域、筋力、歩行、バランス、運動動作などを必要に応じて確認します。
リハビリを希望する場合も、まず整形外科で現在の状態を確認し、適応を判断します。西新宿で骨折・捻挫後のリハビリを相談したい方はこちら
けがの程度や治療上の制限によっては、座位や仰向けなど足首への負荷を抑えやすい種目を検討できる場合があります。ただし、ジムまでの移動、器具の運搬、足での踏ん張りでも患部へ負荷がかかるため、「上半身だけなら必ず安全」とは限りません。
一律に「○日後」とは決められません。スクワットは回復過程の運動として用いられることもありますが、元の重量・深さ・回数へ戻す時期は、痛み、腫れ、足首の動き、筋力、安定性などから判断します。
自動的に安全とはいえません。ペダリングでは足首を動かし、足でペダルを押します。一方、回復段階によっては低負荷運動として利用できる場合があります。現在の症状や運動・荷重制限に合わせて判断します。
歩行ができることだけでは判断できません。ランニングでは歩行より足首へ大きな負荷がかかります。痛み、足首の動き、筋力、不安定感、バランス、走る動作などを確認しながら段階的に戻します。
サポーターやテーピングは足首を保護しながら荷重を進めるために用いられることがあります。ただし、装着すれば損傷が治るわけでも、普段どおりの運動がすべて安全になるわけでもありません。
足首をひねったあとも、けがの程度によってはすべての活動を長期間中止する必要があるとは限りません。
一方で、日常生活で歩けることと、元の重量でスクワットする・ランニングする・ジャンプすることは同じではありません。
このような場合は、「歩けるから軽い捻挫」「上半身だけならジムへ行っても大丈夫」と自己判断せず、まず現在の足首の状態を確認することをご検討ください。
捻挫直後で骨折していないか心配な方へ
捻挫後、スクワットだけで足首前方が痛む方へ
ランニング・球技など本格的なスポーツ復帰を考えている方へ
捻挫後の動かしにくさ・運動復帰を相談したい方へ
SBC整形外科クリニック 西新宿本院
院長 沼倉 裕堅 医師
日本整形外科学会、日本再生医療学会、日本四肢再建・創外固定学会に所属。
沼倉 裕堅医師のプロフィールを見る →西新宿本院では、足関節捻挫など日常生活・運動中のけがを一般整形外科で診療しています。必要性に応じて検査・治療・リハビリテーションを検討します。
| 所在地 |
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 西新宿大京ビル7階 |
|---|---|
| アクセス |
西新宿駅 徒歩2分 新宿駅 徒歩7分 都庁前駅 徒歩7分 |
| 診療時間 |
9:15〜18:00 月曜日〜日曜日・祝日 |
| 最終受付 |
平日・土曜日 17:00 日曜日・祝日 16:00 |
| 予約制度 |
平日:予約優先制 土日祝:完全予約制 |
| 診療 |
一般整形外科 リハビリテーション |
| 電話番号 | 0120-962-992 |
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・運動許可を示すものではありません。足関節捻挫後に可能な運動・荷重量・運動再開時期は、損傷部位や程度、治療内容、回復状況によって異なります。現在治療中で医師・理学療法士などから具体的な運動・荷重制限を受けている場合は、その指示を優先してください。診療時間・受付時間等は変更となる場合があるため、受診前に公式ページまたは予約画面で最新情報をご確認ください。