「アルギニンは子どもに必要?」「成長期には意識して摂った方がいい?」と気になる保護者の方もいるでしょう。
アルギニンは、たんぱく質を構成するアミノ酸のひとつです。 身体をつくる材料になるほか、体内のさまざまな生理機能に関わっています。
SBC整形外科クリニックでは、成長期の小児では食事から摂取することが重要という観点から、アルギニンを小児では必須アミノ酸として扱います。 ただし、アルギニンだけを多く摂れば身長が伸びるというものではありません。
まず知っておきたい3つのポイント
① アルギニンは、身体をつくるたんぱく質の材料になるアミノ酸です。
② SBC整形外科クリニックでは、小児では必須アミノ酸として扱います。
③ アルギニンだけに偏らず、食事全体のバランスを整えることが重要です。
アルギニンは、人の身体を構成するたんぱく質の材料となるアミノ酸のひとつです。
食事に含まれるたんぱく質は、消化によってアミノ酸などに分解され、身体のさまざまな組織をつくるために利用されます。
食事から身体で利用されるまで
アルギニンはたんぱく質の材料になるだけでなく、体内で生じるアンモニアを処理する尿素回路や、血管の働きなどに関係する一酸化窒素(NO)の産生にも関わっています。
一般的な医学・栄養学では非必須アミノ酸、または条件付き必須アミノ酸などと説明されますが、SBC整形外科クリニックでは小児では必須アミノ酸として扱います。
「必須・非必須」の違いが気になる方
アルギニンは子どもでは必須アミノ酸?体内合成との関係を解説成長期の子どもは、筋肉や骨、臓器など身体そのものが発達している時期です。 そのため、身体の材料となるたんぱく質と、その構成成分であるアミノ酸を食事から適切に摂ることが重要です。
アルギニンも、成長期の身体で利用されるアミノ酸のひとつです。
身体をつくる材料になる
アルギニンは、たんぱく質を構成するアミノ酸として利用されます。
体内の代謝に関わる
尿素回路などを通して、身体で生じるアンモニアの処理に関わります。
成長期は食事からの摂取も大切
身体の需要が高まる時期だからこそ、日々の食事からさまざまなアミノ酸を摂ることが重要です。
ただし、アルギニンやたんぱく質を多く摂れば、その量に比例して身長が高くなるわけではありません。 子どもの成長には、食事全体から十分なエネルギーとさまざまな栄養素を摂ることが重要です。
アルギニンは、肉・魚・大豆製品など、たんぱく質を含むさまざまな食品から摂取できます。
肉類
豚肉、鶏肉など
魚介類
魚、しらすなど
大豆製品
豆腐、納豆、きな粉、高野豆腐など
種実類
ごま、ナッツ類など
食事で意識したいこと
アルギニンには成長ホルモンの分泌に影響を与える作用があり、医療機関では成長ホルモンの分泌能力を調べる刺激試験に用いられることがあります。
しかし、医療機関で行うアルギニン負荷試験と、食事や一般的なサプリメントからアルギニンを摂ることは同じではありません。
アルギニンを多く摂れば、その分だけ身長が伸びるわけではありません
アルギニンは成長期に必要な栄養素のひとつですが、摂取量を増やせばその分だけ成長ホルモンが増え、最終身長が高くなると単純に考えることはできません。
子どもの身長が伸びないときに、「アルギニンが不足しているから」と原因をひとつに決めることはできません。
身長の伸びが気になる場合は、現在の身長だけでなく、これまでの成長曲線や年間の成長速度を確認することが重要です。
身長の伸びが気になる方
子どもの身長が伸びない原因は?低身長の基準・受診目安を解説アルギニンは、身体を構成するたんぱく質の材料となり、さまざまな生理機能に関わるアミノ酸です。
この記事で覚えておきたい3つのポイント
肉・魚・大豆製品などさまざまなたんぱく源を取り入れながら、子どもの健やかな成長を支える食生活を心がけましょう。
参考情報
子どもの身長は、アルギニンをはじめとした特定の栄養素だけで決まるものではありません。
SBC整形外科クリニックでは、これまでの身長記録や成長速度などを確認しながら、お子様の成長についてご相談いただけます。
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