アルギニンは子どもでは必須アミノ酸?体内合成との関係を解説 | SBC整形外科クリニック

アルギニンは子どもでは必須アミノ酸?体内合成との関係を解説

「アルギニンは子どもでは必須アミノ酸なの?」「子どもの体内では作れないって本当?」と疑問に思う方もいるでしょう。

結論からいうと、子どもの体内でもアルギニンは合成されます。 そのため、「子どもはアルギニンをまったく作れない」という説明は正確ではありません。

一方、成長期などアルギニンの需要が高まる状況では、体内で作られる量だけでは必要量を十分に満たせない場合があります。 一般的には条件付き必須アミノ酸などと説明されますが、SBC整形外科クリニックでは、小児においてはアルギニンを必須アミノ酸として扱います。

この記事の結論

子どもの体内でもアルギニンは合成されます。

成長期などでは、体内合成だけで必要量を満たせない場合があります。

SBC整形外科クリニックでは、小児では必須アミノ酸として扱います。

成長期の子どものイメージ

アルギニンは子どもの体内で合成できない?

アルギニンは、たんぱく質を構成するアミノ酸のひとつです。 人の体内でも合成されるため、子どもの体でもまったく作れないわけではありません。

ただし、体内でどの程度まかなえるかは、発達段階や身体の状態などによって変わります。

特に成長期など需要が高まる状況では、体内での合成だけでは必要量を十分に満たせず、食事からの摂取が重要になる場合があります。

子どものアルギニンを考えるポイント

体内でも合成する
食事からも摂取する
成長期に必要な量を確保する

必須アミノ酸・非必須アミノ酸の違い

「必須」と「非必須」は、身体にとって重要かどうかを表す言葉ではありません。 体内で必要量を合成できるかどうかによって分類されます。

必須アミノ酸

身体が必要とする量を体内で十分に合成できないため、食事から摂取する必要があります。

非必須アミノ酸

体内で合成することができるアミノ酸です。

条件付き必須アミノ酸(準必須アミノ酸)

通常は体内で合成できますが、成長期や病気など需要が高まる状況では、体内合成だけで必要量を満たしにくくなることがあります。

「必須=体内で作れる」「非必須=作れない」ではありません

正しくは逆です。 また、「非必須」という名称でも身体に必要ないという意味ではありません。

SBCではアルギニンを小児の必須アミノ酸として扱います

アルギニンは、一般的な医学・栄養学では非必須アミノ酸、または条件付き必須アミノ酸として説明されます。

一方、SBC整形外科クリニックでは、成長期の小児では食事からアルギニンを摂取することが重要という観点から、小児においては必須アミノ酸として扱います。

一般的な医学・栄養学

非必須・条件付き必須

体内で合成できますが、状況によって必要量を満たしにくくなることがあります。

SBC整形外科クリニック

小児では必須として扱う

成長期の需要と食事から摂取する重要性を考慮した、当院での取り扱いです。

アルギニンは身体でどんな働きをする?

アルギニンは、身体を構成するたんぱく質の材料になるほか、アンモニアを処理する尿素回路や一酸化窒素(NO)の産生などにも関わるアミノ酸です。

子どもの成長に関わる栄養素のひとつですが、アルギニンだけを特別に大量摂取するのではなく、さまざまな栄養素を含む食事をとることが基本です。

アルギニンはどんな食べ物に含まれる?

アルギニンは、たんぱく質を含むさまざまな食品から摂取できます。

肉類
豚肉、鶏肉など

魚介類
魚、しらすなど

大豆製品
豆腐、納豆、きな粉、高野豆腐など

種実類
ごま、ナッツ類など

特定の食品を大量に食べる必要はありません。 肉・魚・大豆製品などのたんぱく源を、日々の食事にバランスよく取り入れましょう。

また、特定のビタミンや栄養素を組み合わせれば、アルギニンとの「相乗効果」で身長が伸びるといった単純な関係が確立しているわけではありません。

アルギニンと成長ホルモン・身長には関係がある?

アルギニンには成長ホルモンの分泌に影響する作用があり、医療機関では成長ホルモンの分泌能力を調べる刺激試験に用いられることがあります。

ただし、医療機関で行うアルギニン負荷試験と、食事や一般的なサプリメントからアルギニンを摂取することは同じではありません。

アルギニンを多く摂れば、その分だけ身長が伸びるわけではありません

アルギニンは成長期に必要な栄養素のひとつですが、摂取量を増やせば成長ホルモンが増え、最終身長が高くなると単純に考えることはできません。

身長の伸びが気になる場合は、原因をアルギニン不足だけに求めるのではなく、成長曲線や年間の成長速度などから成長全体を確認することが重要です。 低身長の基準・原因・受診目安はこちらの記事で詳しく解説しています。

アルギニンと子どもについてのよくある質問

Q. 子どもはアルギニンを体内でまったく作れないのですか?
A. いいえ。子どもの体内でもアルギニンは合成されます。ただし、成長期など需要が高まる状況では、体内合成だけでは必要量を十分に満たせない場合があります。
Q. アルギニンは必須アミノ酸ですか?
A. 一般的な医学・栄養学では、非必須または条件付き必須アミノ酸として説明されます。SBC整形外科クリニックでは、成長期の需要を考慮し、小児では必須アミノ酸として扱います。
Q. アルギニンを摂れば子どもの身長は伸びますか?
A. アルギニンは成長期に必要な栄養素のひとつですが、アルギニンを多く摂るだけで最終身長が高くなるとはいえません。身長には遺伝、栄養、ホルモン、思春期の時期、骨の成熟状態など複数の要因が関係します。
Q. アルギニンサプリを子どもに飲ませた方がよいですか?
A. 身長を伸ばす目的だけでアルギニンサプリメントを自己判断で使用する必要はありません。まずは肉・魚・大豆製品などを含む、バランスのよい食事を基本にしましょう。

まとめ|アルギニンは子どもでも合成できるが、食事からの摂取も重要

アルギニンは子どもの体内でも合成されるため、「子どもの体内ではアルギニンを作れない」という説明は正確ではありません。

この記事で覚えておきたい3つのポイント

  • 子どもの体内でもアルギニンは合成される
  • 成長期などでは体内合成だけで必要量を満たせない場合がある
  • SBC整形外科クリニックでは、小児では必須アミノ酸として扱う

アルギニンだけに注目するのではなく、さまざまなたんぱく質や栄養素を含む食事を基本にすることが、子どもの健やかな成長を支えるうえで大切です。

お子様の身長が気になる場合はご相談ください

子どもの身長は、アルギニンをはじめとした特定の栄養素だけで決まるものではありません。

SBC整形外科クリニックでは、これまでの身長記録や成長速度などを確認しながら、お子様の成長についてご相談いただけます。

SBC整形外科クリニック西新宿本院

アクセス
西新宿駅より徒歩2分/新宿駅より徒歩7分/都庁前駅より徒歩7分

診療時間
9:15〜18:00

最終受付
平日・土曜日 17:00/日曜日・祝日 16:00

所在地
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 西新宿大京ビル7階

電話番号
0120-962-992

SBC整形外科クリニック横浜駅前院

アクセス
横浜駅より徒歩3分/横浜駅西口ジョイナス地下街から直結

診療時間
全日 9:15〜18:00

最終受付
17:00

所在地
〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1-4-1 横浜天理ビル11階

電話番号
0120-003-943

監修医情報

SBC整形外科クリニック
西新宿本院院長

沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
SBC整形外科クリニック

運営者情報

運営クリニック SBC整形外科クリニック 西新宿本院
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 沼倉 裕堅 医師
医師紹介
SBC整形外科クリニック 西新宿本院
沼倉 裕堅 院長
Hirokata Numakura
【所属学会】
  • 日本整形外科学会
  • 日本再生医療学会
  • 日本四肢再建・創外固定学会
【経歴】
  • 2017年
    Mahidol University Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital 整形外科 留学
  • 2018年
    東北大学医学部医学科 卒業
  • -
    湘南藤沢徳洲会病院 救急科・内科・整形外科
  • -
    スカイ整形外科クリニック
  • 2020年
    いわき市医療センター 整形外科
  • 2021年
    竹田綜合病院 整形外科
  • 2022年
    山形市立病院済生館 整形外科
    いしがみ整形外科クリニック
    西新宿整形外科クリニック
  • 2025年
    SBC整形外科クリニック 西新宿本院