「納豆を毎日食べさせると身長が伸びる?」
「成長期なら1日1パック?2パック?」
お子様の身長が気になると、「納豆はタンパク質が摂れるから、毎日食べさせた方がいいのでは?」と考える方もいるでしょう。
先に結論|納豆は成長期の食事に取り入れられますが、毎日・大量に食べるほど身長が高くなるわけではありません
毎日食べる必要は?
身長のために必ず毎日食べる必要はありません。
1日何パック?
「身長を伸ばすための1日○パック」という医学的な基準はありません。
多く食べればもっと伸びる?
必要な栄養を摂れている子どもが納豆を増やしても、その量に比例して最終身長が高くなるとは言えません。
納豆を毎日食べることで、健康な子どもの成人時の最終身長が高くなるとは証明されていません。
納豆はタンパク質などを含むため、成長期の食事を構成する食品の一つとして取り入れることはできます。
しかし、「栄養を含む食品であること」と「その食品を増やせば身長が高くなること」は別です。
「栄養がある」=「身長を伸ばす」ではありません
栄養不足がある場合には、不足を改善することが正常な成長を支えるうえで重要です。一方、必要な栄養をすでに摂れている健康な子どもが特定の食品を追加して、本来の成長以上に身長を高くできるとは言えません。
日本小児内分泌学会も、「身長を伸ばす」と宣伝される栄養成分などについて、栄養不足がない子どもへの追加摂取で成長が促進されるという考え方には注意を促しています。
身長を伸ばす目的で「1日○パック」と決められた医学的な基準はありません。
子どもの年齢・体格・活動量・1日の食事量や、肉・魚・卵などほかの食品をどの程度食べているかによって食事内容は異なります。
また、市販の納豆は商品によって1パックの内容量も異なるため、「パック数」だけを栄養の基準にする必要はありません。
毎日食べなくても構いません
納豆を食べない日があるという理由だけで、身長が伸びにくくなるとは言えません。
納豆だけに偏らせません
タンパク質を含む食品には、肉・魚・卵・乳製品・ほかの大豆製品などもあります。
「身長のため」と無理に増やしません
納豆で満腹になり、主食やほかのおかずが大きく減ってしまう場合は、食事全体のバランスを優先します。
納豆は大豆を発酵させた食品で、タンパク質をはじめ、さまざまな栄養素を含みます。
文部科学省の食品成分データベースでは、糸引き納豆100g当たりのタンパク質は16.5gです。
ここで重要なのは「不足させないこと」
タンパク質は身体を構成するために必要な栄養素なので、成長期に不足させないことは重要です。ただし、必要量を超えて多く摂れば、その分だけ骨が長くなったり最終身長が高くなったりするというものではありません。
また、「タンパク質を摂れば骨端線の軟骨細胞がその分だけ増えて身長が伸びる」という単純な仕組みでもありません。
子どもの身長には栄養状態のほか、遺伝的要因、ホルモン、思春期の時期、骨の成熟状態など複数の要因が関係します。
成長期に必要なのは、特定の食品を増やすことではなく、身体の成長や活動に必要なエネルギーと栄養を食事全体から確保することです。
「納豆を足す」前に食事全体を確認
・食事量そのものが不足していないか
・主食・主菜・副菜などを組み合わせているか
・一つの食品だけに偏っていないか
・身長だけでなく体重も含めて成長しているか
「納豆なら伸びる」「牛乳を増やせばよい」「亜鉛を多く摂ればよい」と、一つの食品や栄養素だけに集中する必要はありません。
成長期に必要な食事や栄養について詳しく知りたい方は、 骨端線を伸ばす食べ物はある?成長期に必要な栄養素を解説 をご覧ください。
「納豆も食べているし、食事にも気をつけている。それでも身長があまり伸びない」
という場合は、食品をさらに増やす前に、お子様自身の成長経過を確認しましょう。
現在の身長
年齢・性別に対してどの位置にいるか確認します。
年間の身長の伸び
一定期間で何cm伸びたか、以前より伸び方が変化していないか確認します。
成長曲線の推移
その子自身の成長軌道から継続して下方向へずれていないか確認します。
年間の伸び方について詳しく知りたい方は、 子どもの身長は1年で何cm伸びれば正常?小学生・中学生の成長速度と受診目安 をご覧ください。
食べ物だけで様子を見続けない方がよい場合もあります
成長曲線が継続して下方向へ外れている、以前より伸びが低下している、体重減少や慢性的な体調不良などがある場合は、食事以外の原因についても確認します。
病的低身長や成長障害の原因を調べたい場合は、小児科・小児内分泌科などへご相談ください。
食事内容だけから、お子様がこの先あと何cm伸びるのかを知ることはできません。
「納豆を増やすより、うちの子自身があとどのくらい伸びそうかを知りたい」
という方へ、SBC整形外科クリニックでは6歳(小学1年生)〜18歳のお子様を対象に、身長予測シミュレーションを行っています。
これまでの成長記録、現在の身長、ご両親の身長、手のレントゲンで確認する骨の発育状態などを参考に、将来身長の目安を予測します。
病気が隠れていないか調べたい
小児科・小児内分泌科などで医学的な評価を受けることが適しています。
将来何cmくらいになりそうか、目安を知りたい
成長記録や骨の成熟状態などを参考にする身長予測シミュレーションという選択肢があります。
対象年齢
6歳(小学1年生)〜18歳
料金
15,270円(税込)
想定所要時間
約30分
予約
完全予約制
※6歳〜18歳はSBC整形外科クリニックの身長予測シミュレーションの対象年齢です。医学的な低身長評価に共通する年齢基準ではありません。
受診時の持ち物や検査の流れについては、 小児低身長診療を初めて受ける方へ|持ち物・予約・診察・検査の流れ をご覧ください。
「納豆を毎日食べさせる?」から一歩進んで確認したい方へ
特定の食品だけでは、この先どのくらい身長が伸びるかは分かりません。
お子様自身の成長記録や骨の成熟状態などから、将来身長の目安を確認したい方は、身長予測シミュレーションをご検討ください。
※身長予測は現在得られる情報から将来身長を考えるための目安であり、成人時の身長を保証するものではありません。また、病的低身長の確定診断を目的とする検査とは異なります。
納豆はタンパク質などを含む食品ですが、毎日食べることで成人時の最終身長が高くなるとは証明されていません。成長期の食事の一品として取り入れることはできます。
身長を伸ばす目的で「1日○パック」と定められた医学的な基準はありません。年齢や食事量、ほかに食べている食品なども含めて食事全体で考えます。
納豆を食べないことだけで身長が伸びにくくなるとは言えません。タンパク質を含む食品には肉・魚・卵・乳製品・ほかの大豆製品などがあります。
どちらか一方を選べば身長が高くなるというものではありません。食品ごとに含まれる栄養素が異なるため、一つに偏らず食事全体を整えることが基本です。
食事だけに原因を求めず、過去の身長記録から成長曲線や年間の身長の伸びを確認しましょう。成長曲線が継続して下がる、以前より伸びが低下しているなどの場合は、小児科・小児内分泌科への相談を検討してください。
納豆を毎日食べれば最終身長が高くなるとは言えない
身長のための「1日○パック」という基準はない
タンパク質は成長期に必要だが、多く摂るほど身長が高くなるわけではない
一つの食品ではなく、必要なエネルギーと栄養を食事全体から摂る
実際の伸びが気になる場合は、成長曲線と身長の伸び方を確認する
納豆は日々の食事へ取り入れられる食品の一つです。ただし、「身長のために毎日必ず食べる」「量を増やす」と考える必要はありません。
お子様の身長そのものが気になっている場合は、「何を食べさせるか」だけでなく、その子自身がこれまでどのようなペースで成長してきたかを確認してみましょう。
日本小児内分泌学会「『身長を伸ばす効果がある』と宣伝されているサプリメント等に関する学会の見解」
| 住所 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 西新宿大京ビル7階 |
|---|---|
| アクセス | 西新宿駅徒歩2分/新宿駅徒歩7分/都庁前駅徒歩7分 |
| 診療時間 | 9:15〜18:00 |
| 最終受付 | 平日・土曜17:00/日曜・祝日16:00 |
| 予約 | 平日予約優先制/土日祝完全予約制 |
| 電話 | 0120-962-992 |
| 住所 | 〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1-4-1 横浜天理ビル11階 |
|---|---|
| アクセス | 横浜駅徒歩3分/横浜駅西口ジョイナス地下街直結 |
| 診療時間 | 9:15〜18:00 |
| 最終受付 | 17:00 |
| 予約 | 平日予約優先制/土日祝完全予約制 |
| 電話 | 0120-003-943 |