「湿布を貼っているのに痛みがなかなか引かない」「痛み止めを飲むと楽になるけれど、薬が切れるとまた痛む」。
首・肩・腰・膝・手足などの痛みに湿布や鎮痛薬を使っていても、症状が改善しないことがあります。薬が効くかどうかだけで、痛みの原因や重症度を判断することはできません。
先に結論
湿布や痛み止めを適切に使用しても改善しない、同じ痛みを繰り返す、以前より悪化している場合は、整形外科で現在の状態を再評価することをご検討ください。
特に、腫れ・関節の動かしにくさ・手足のしびれ・力の入りにくさ・外傷後の持続痛がある場合は、同じ対処を続けるだけではなく、骨・関節・腱・靱帯・神経などが症状に関係していないか確認することが重要です。
突然の麻痺などがある場合は通常外来を待たないでください
突然、片方の腕または脚に力が入らなくなった場合は、整形外科の予約を取って待たず119番への通報を検討してください。顔の片側が動かしにくい、ろれつが回らない、突然立てないほどふらつく、突然の激しい頭痛などを伴う場合も救急対応を優先します。
湿布・痛み止めを使っても改善しない
→ 整形外科で現在の状態を再評価
薬を使うと楽になるが、同じ痛みを繰り返す
→ 痛みを繰り返す背景を含めて確認
腫れ・動かしにくさ・しびれ・力の入りにくさがある
→ 痛み以外の症状も含めて整形外科へ相談
突然の麻痺・大きな外傷・強い全身症状がある
→ 通常の外来予約を待たず救急対応を検討
SBC整形外科クリニック西新宿本院では、首・肩・腰・膝・手足など、運動器の痛みを一般整形外科の保険診療でご相談いただけます。
「薬で様子を見ているけれど改善しない」という方は、 西新宿本院の受診方法を確認する →
この記事で分かること
湿布や鎮痛薬は、痛みを和らげる目的で使用されます。症状や病態によっては、薬を使いながら患部への負担を調整することで改善していく場合もあります。
一方で、「痛み止めが効かない=重い病気」「薬が効いた=原因が治った」と判断することはできません。
痛みには、筋肉への負担だけでなく、骨・関節・腱・靱帯・神経などさまざまな組織が関係します。そのため、症状を和らげる治療で経過をみてよい場合もあれば、診察や検査による再評価が必要になる場合もあります。
「薬が切れるとまた痛む」だけでは病名は分かりません
鎮痛薬を使用している間は症状が軽くなり、時間がたつと再び痛むことがあります。この経過だけから原因や重症度を判断することはできません。痛みの場所・経過・動作との関係、腫れ・しびれ・筋力低下などを合わせて評価します。
「この症状は整形外科で相談してよいのか」と迷っている方は、 「これって整形外科?」何科かわからない症状10選|受診先に迷ったときの目安 も参考にしてください。
「3日使ったら受診」「1週間たったら検査」というような、すべての痛みに共通する一律の期間はありません。
日数だけではなく、症状の変化と身体機能への影響を受診判断の目安にしてください。
また、転倒・スポーツ・衝突など明確なけがのあとから症状が続いている場合や、痛みで仕事・家事・歩行に支障が出ている場合も再評価を検討する目安です。
受診するタイミングについて詳しくは、 その痛み、何日続いたら整形外科?受診の目安を症状別に解説 もご覧ください。
湿布・痛み止めで様子を見ても改善しない方へ
「薬を変えた方がよいのか」「画像検査が必要なのか」が分からない段階でも、現在困っている症状からご相談いただけます。
西新宿本院は西新宿駅から徒歩2分。一般整形外科の保険診療を行っており、土曜・日曜・祝日も診療しています。
西新宿本院|整形外科保険診療を予約する※Web予約では「整形外科保険診療」をお選びください。
同じ「痛み止め」でも、医療機関から処方された薬と市販薬では対応が異なります。
医師から処方された薬は、自己判断で量や回数を増減したり、中止したりせず、処方時の指示に従ってください。
薬を使用していても症状が明らかに悪化した、新しくしびれ・筋力低下・腫れなどが出た場合は、処方した医療機関への早めの相談や整形外科での再評価をご検討ください。
他院で治療中の方へ
手術後、骨折の固定中、創傷処置中などで担当医から再診時期や治療計画を指示されている場合は、まずその指示を優先してください。予定より症状が悪化した場合は、治療中の医療機関へ早めに連絡します。
市販薬は、パッケージや添付文書に記載された用法・用量、使用上の注意を確認して使用してください。
適切に使用しても効果が不十分な場合、症状が改善しない場合、さらに悪化している場合は、同じ薬を漫然と使い続けず医療機関へ相談してください。
持病がある方、ほかの薬を使用している方、妊娠・授乳中の方、薬のアレルギー歴がある方などは、使用できる薬について医師・薬剤師への確認が必要になる場合があります。
これまでどの薬を使用し、症状がどう変化したかは診療の参考になります。
・お薬手帳
・薬の名前が分かる説明書や写真
・市販薬の商品名やパッケージ
・薬を使用するとどの程度楽になるか
・他院の検査結果や画像データ(お持ちの場合)
整形外科では、「痛み止めが効いたかどうか」だけではなく、症状の経過や身体所見を確認し、必要に応じて検査を検討します。
診察では、例えば次のような内容を確認します。
痛む部位に応じて関節の動き、圧痛、筋力、感覚などを確認し、症状や診察所見から必要な検査を検討します。
レントゲンは、骨折、骨の変形、関節の配列など、骨性の変化を確認する際に用います。
痛みが続いている方全員に撮影するわけではありません。症状、外傷歴、診察所見などから必要性を判断します。
西新宿本院のレントゲン対応については、 新宿でレントゲンが撮れる整形外科|骨折が心配なときの受診方法 をご覧ください。
超音波(エコー)検査は、筋肉・腱・靱帯・滑液包など、比較的体表に近い軟部組織を評価する際に用いることがあります。
患部を動かしながら観察できることも特徴ですが、エコーだけですべての痛みの原因を判断できるわけではありません。
エコー・レントゲン・MRIの違いについては、 整形外科のエコー検査とは?何がわかる?レントゲン・MRIとの違いを解説 をご覧ください。
神経・脊椎・骨髄・関節内部など、院内の検査だけでは十分に評価しにくい病態が疑われる場合は、症状や診察所見に応じてMRI・CTなどの追加検査を検討します。
SBC整形外科クリニック西新宿本院には院内MRI・CTはありません。MRI・CTなどの詳しい画像検査や専門的な治療が必要と判断した場合は、対応可能な医療機関への紹介を検討します。
現在の痛み止めで十分に改善しないからといって、必ずより強い薬へ変更するわけではありません。
診察結果や症状に応じて、例えば次のような対応を検討します。
薬による痛みのコントロールを続けることが適切な場合もあれば、運動器リハビリテーションや負担の調整などを組み合わせる場合もあります。治療内容は症状や病態によって異なります。
リハビリテーションについては、 SBC整形外科クリニックのリハビリテーション科 をご覧ください。
薬を使うと一時的に痛みが軽くなっていても、次のような症状がある場合は同じ対処を続けながら様子を見ないでください。
突然、片方の腕または脚に力が入らなくなった場合は、それだけでも119番への通報を検討してください。顔の片側が動かしにくい、ろれつが回らない、突然立てないほどふらつく、突然の激しい頭痛などを伴う場合も救急対応を優先します。
東京都内で救急車を呼ぶべきか判断に迷う場合は、 東京消防庁「救急相談センター #7119」 へ相談できます。
薬を使用しながら症状が徐々に改善している場合もあります。一方、薬が切れると毎回同じ痛みが戻る、以前より悪化している、腫れ・しびれ・動かしにくさなどを伴う場合は、現在の状態を整形外科で再評価することをご検討ください。
自己判断で量や使用回数を増やさないでください。処方薬は指示された用法・用量を守り、効果が不十分な場合は処方した医療機関や医師・薬剤師へご相談ください。
ご相談いただけます。ただし、手術後・骨折治療中などで前医から具体的な再診時期や治療計画を指示されている場合は、その指示を優先してください。お薬手帳や検査結果、画像データなどをお持ちであればご持参ください。
必ず撮影するわけではありません。痛む場所、外傷の有無、症状の経過、診察所見などから必要性を判断します。病態によってはエコーや、院外でのMRI・CTなど別の検査を検討する場合もあります。
受診できます。病名や必要な検査をご自身で判断する必要はありません。使用している薬の商品名やパッケージ、お薬手帳などがあれば、受診時に確認できるようにしておくと診療に役立ちます。
湿布や痛み止めは、痛みを和らげるための治療の一つです。ただし、適切に使用しても改善しない、同じ痛みを繰り返す、痛み以外の症状が加わっている場合は、薬を自己判断で増やすのではなく、現在の状態を整形外科で再評価することをご検討ください。
参考情報
SBC整形外科クリニック西新宿本院の院長は、沼倉 裕堅医師です。