ハイドロリリースの効果はいつから?どのくらい続く?持続期間を解説 | SBC整形外科クリニック

ハイドロリリースの効果はいつから?どのくらい続く?持続期間を解説

ハイドロリリースを検討している方のなかには、「施術後すぐに効果を感じるのか」「効果は何週間続くのか」と気になっている方もいるでしょう。

ハイドロリリース後の変化には個人差があります。施術直後から肩の軽さや動かしやすさを感じる方がいる一方、注射部位の違和感が落ち着いたあとに変化を感じる方もいます。また、効果が続く期間を一律に示すことはできません。

先に結論

研究では、施術後10分・2週間・4週間の時点で痛みの軽減が確認された報告があります。ただし、「必ずすぐ効く」「全員に4週間続く」という意味ではありません。症状の原因や治療部位、日常生活での負担などによって経過は異なります。

効果を感じる時期 施術直後から感じる場合もあれば、数日後に感じる場合もあります。
持続期間 個人差があり、一律には示せません。研究では4週間まで経過を確認した報告があります。
効果が戻った場合 再施術だけを前提にせず、症状の原因や生活上の負担を再評価します。
長期的な管理 筋肉の緊張が強い方には、肩ボトックスとのセットが選択肢になる場合があります。
SBC整形外科クリニックで医師が肩周辺をエコーで確認している様子
エコーで筋肉や筋膜周辺の状態を確認しながら、治療する位置を判断します。

ハイドロリリースの効果はいつから感じる?

ハイドロリリースでは、エコーで筋肉や筋膜周辺などを確認し、組織の間へ液体を注入します。SBC整形外科クリニックでは、生理食塩水を使用しています。

施術後に変化を感じる時期は人によって異なります。施術直後に肩の動かしやすさや痛みの変化を感じる場合もありますが、注射による痛みや違和感があるため、直後には判断しにくい場合もあります。

時期 考えられる経過
施術直後 肩の軽さ、痛み、動かしやすさの変化を感じる場合があります。
当日から数日 注射部位の痛みや違和感が生じ、効果を判断しにくい場合があります。
1~2週間 症状の変化や日常生活での動かしやすさを確認する時期の一つです。
4週間前後 研究で評価された時点の一つです。ただし、効果が4週間で終了するという意味ではありません。

「直後に大きな変化がなかったから無効」とは限りません。一方、強い痛みやしびれ、腫れなどがある場合は、効果を待つのではなく施術を受けた医療機関へご相談ください。

ハイドロリリースの効果はどのくらい続く?

ハイドロリリースの持続期間には個人差があり、「一度受ければ何か月続く」と一律にはいえません。

効果の感じ方や持続期間には、治療した部位、症状の原因、症状が続いていた期間、姿勢や仕事による負担、筋肉の緊張、日常生活での身体の使い方などが関係します。

「4週間まで確認された」と「4週間しか続かない」は異なります

研究で4週間後まで評価されていても、その時点で全員の効果がなくなるわけではありません。反対に、すべての方に4週間続くことを保証する結果でもありません。

一度症状が軽くなっても、長時間のデスクワークや同じ姿勢、肩周辺への負担が続けば、再び症状を感じることがあります。持続期間だけで治療を評価せず、仕事や生活で困る場面がどのように変化したかも確認することが大切です。

  • 肩を動かしたときの痛み
  • デスクワーク中のつらさ
  • 首や肩の動かしやすさ
  • 頭痛や重だるさが生じる頻度
  • 日常生活や睡眠への影響

研究結果からわかる効果の時期と期間

ハイドロリリースや筋肉間への生理食塩水注入については、首・肩周辺の筋筋膜性疼痛を対象にした研究があります。ただし、研究ごとに治療方法や対象者が異なるため、結果をそのまま個人の持続期間へ当てはめることはできません。

研究 対象・方法 評価時期 主な結果
2021年のランダム化比較試験 僧帽筋上部の筋筋膜性疼痛がある80人。うち40人へエコーガイド下で生理食塩水を筋肉間へ注入。 施術後10分、2週間、4週間 生理食塩水群では、各評価時点で施術前より痛みの数値が低下しました。ただし、研究対象者全員への効果を保証するものではありません。
2026年の前向き研究 慢性的な首の筋筋膜性疼痛がある成人13人。対象となる筋膜周辺へ生理食塩水2mLを注入。 施術後15分、1週間 動作時・安静時の痛みの数値が低下しました。ただし、対照群のない小規模研究であり、予備的な結果です。

現在の研究から、短期的な痛みの変化が生じる可能性は示されています。一方で、「平均して何か月持続するか」「何回受ければよいか」を一律に決められるだけの情報は十分ではありません。

ハイドロリリース注射前後の筋膜周辺を比較したエコー画像
SBC整形外科クリニックの過去コラムで紹介しているハイドロリリース前後のエコー画像です。画像は一例であり、効果や持続期間を保証するものではありません。

ハイドロリリースの効果を感じない場合に考えたいこと

施術後に期待した変化を感じない場合は、単に「効かなかった」と結論づけるのではなく、次の点を確認します。

痛みの原因が別にある 頚椎、神経、肩関節、腱などの問題が関係している場合があります。
治療部位と症状の原因が異なる 痛みを感じる場所と、実際に症状の原因となっている場所が一致しないことがあります。
注射後の痛みが残っている 注射部位の違和感により、施術直後には変化を判断しにくい場合があります。
身体への負担が続いている 仕事や姿勢などによる負担が強いと、変化を感じにくい場合があります。

腕や手のしびれ、筋力低下、肩が上がらない、夜間に強く痛むなどの症状がある場合は、ハイドロリリースの再施術だけを前提にせず、診察や検査で原因を確認することが大切です。

エコー検査の役割については、整形外科のエコー検査とは?レントゲン・MRIとの違いもご覧ください。

一度軽くなった症状が戻るのはなぜ?

ハイドロリリース後に症状が軽くなっても、肩こりや肩の痛みに関係する生活上の負担が続いていると、再び症状を感じる場合があります。

  • 長時間のパソコン作業やスマートフォン操作
  • 前かがみの姿勢や同じ姿勢の継続
  • 運動不足や肩周辺を動かす機会の減少
  • 肩周辺の筋肉の強い緊張
  • 首・肩以外の疾患や身体の使い方
首や肩周辺の負担を軽減するためのストレッチ方法
施術後も同じ姿勢を長時間続けないことが大切です。ストレッチは痛みのない範囲で行いましょう。

首・肩への負担を見直す方法は、ストレートネックの原因とセルフケアでも解説しています。

ハイドロリリースは繰り返し受けてもよい?

症状が戻った場合に、再度ハイドロリリースが選択肢になることはあります。ただし、決まった間隔で繰り返せばよい治療ではありません。

再施術を検討するときは、前回の治療後にどのような変化があったか、効果を感じた期間、現在の症状、日常生活への影響などを確認します。

  • 前回の施術で変化を感じたか
  • どの症状がどの程度軽くなったか
  • 効果を感じた期間はどのくらいだったか
  • 症状が戻ったきっかけがあるか
  • ほかの検査や治療が必要ではないか
効果が乏しいまま同じ施術を続けないことが重要です

効果を感じなかった場合や症状が悪化している場合は、治療部位や診断をあらためて確認します。自己判断で施術回数を増やさず、医師へご相談ください。

長期的な症状管理には肩ボトックスとのセットも選択肢

ハイドロリリースは、筋肉や筋膜周辺の状態をエコーで確認しながら液体を注入する治療です。一方、肩ボトックスは、肩周辺の筋肉へボツリヌストキシン製剤を注入し、筋肉の過度な緊張を一時的に弱める治療です。

SBC整形外科クリニックでは、現在のつらさだけでなく長期的な症状管理まで考えたい方に、ハイドロリリースと肩ボトックスのセットをおすすめしています。ただし、すべての肩こりに適しているわけではなく、診察で適応を判断します。

比較 ハイドロリリース 肩ボトックス
主な目的 筋肉や筋膜周辺へ液体を注入し、痛みの軽減や動かしやすさの改善を目指します。 筋肉の過度な緊張を一時的に弱め、肩こり症状の軽減を目指します。
効果を感じる時期 直後から感じる場合もありますが、個人差があります。 効果の現れ方には個人差があります。
持続期間 一律には示せません。 公式案内では個人差はあるものの3~4か月程度としています。

ハイドロリリースと肩ボトックスのセット料金

ハイドロリリース 両肩 5,500円
肩ボトックス 両側40単位 16,500円
通常合計 22,000円
セット価格・1,000円割引 21,000円

※料金は税込です。肩ボトックスは両側40単位、ハイドロリリースは両肩の料金です。診察の結果、セット施術を行わない場合や、当日に施術できない場合があります。

肩ボトックス施術前と施術2か月後の肩周辺の症例写真
肩ボトックス施術前と2か月後の症例です。効果の現れ方には個人差があります。

肩ボトックスの主なリスク・副作用には、注射時の痛み、腫れ、内出血、アレルギー反応、筋力低下、左右差などがあります。

肩こりを目的としたボツリヌストキシン製剤の使用は、国内で承認された効能・効果とは異なる適応外使用に当たります。また、使用する製剤によっては国内未承認医薬品に該当します。使用製剤は医師の判断や入荷状況などにより異なります。治療前に、使用する製剤の承認状況と主なリスク・副作用をご説明します。

肩ボトックスの効果や施術方法は、肩こりボトックス治療の公式ページをご確認ください。

セット治療を相談できる院を見る →

ハイドロリリースの効果と持続期間に関するよくある質問

Q. ハイドロリリースはすぐに効果がありますか?
施術直後から肩の軽さや動かしやすさなどの変化を感じる場合がありますが、効果の現れ方には個人差があります。注射部位の痛みや違和感により、直後には判断しにくい場合もあります。
Q. 効果は何日・何週間続きますか?
持続期間は症状の原因や治療部位、日常生活での負担などによって異なります。研究では施術後4週間まで痛みの変化を確認した報告がありますが、全員に4週間続くことを保証するものではありません。
Q. 効果がなかった場合は、すぐに再施術できますか?
再施術の前に、痛みの原因や治療部位、前回施術後の経過を確認します。効果が乏しい場合は、同じ施術を繰り返すのではなく、ほかの検査や治療が必要か医師が判断します。
Q. 定期的に受けたほうが効果は長く続きますか?
一律に決められた施術間隔はありません。症状や前回の効果、身体への負担などを確認し、再施術が適切か個別に判断します。
Q. 肩ボトックスと同時に受けられますか?
診察で適応があると判断された場合は、セットで施術できることがあります。ハイドロリリース両肩と肩ボトックス両側40単位のセットは、通常合計22,000円から1,000円引きの21,000円です。
Q. 強い痛みや腫れが出た場合はどうすればよいですか?
強い痛みや腫れ、しびれ、症状の悪化などがある場合は、効果が現れるまで待ち続けず、施術を受けた医療機関へご相談ください。

まとめ|効果の時期と持続期間は経過を見ながら判断します

  • 施術直後から変化を感じる場合もありますが、個人差があります。
  • 研究では施術後10分・2週間・4週間の時点で痛みの軽減が確認された報告があります。
  • 「4週間まで確認された」ことは、「効果が4週間で終了する」という意味ではありません。
  • 効果が乏しい場合は、再施術前に症状の原因や治療部位を再評価します。
  • 長期的な症状管理まで考えたい方には、肩ボトックスとのセットが選択肢になる場合があります。

効果が続く期間だけで治療を決めるのではなく、現在の症状の原因と治療の適応を確認することが重要です。診察時には、いつから症状があるか、どのような場面でつらいか、過去に受けた治療などを医師へお伝えください。

関連する院内記事・治療案内

参考情報

ハイドロリリース・肩ボトックスを相談できるクリニック

SBC整形外科クリニックでは、西新宿本院と横浜駅前院で肩こりや肩の痛みをご相談いただけます。診察の結果によっては、ハイドロリリースや肩ボトックスを行わない場合があります。

SBC整形外科クリニック西新宿本院

SBC整形外科クリニック西新宿本院の院内
SBC整形外科クリニック西新宿本院
所在地 〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-21-3 西新宿大京ビル7階
アクセス 西新宿駅より徒歩2分
新宿駅より徒歩7分
都庁前駅より徒歩7分
診療時間 9:15~18:00
最終受付 平日・土曜日 17:00
日曜日・祝日 16:00
予約制度 平日:予約優先制
土日祝:完全予約制
電話番号 0120-962-992

西新宿本院の最新診療情報を確認する →

WEBで診察・カウンセリングを予約する →

SBC整形外科クリニック横浜駅前院

SBC整形外科クリニック横浜駅前院の院内
SBC整形外科クリニック横浜駅前院
所在地 〒220-0004
神奈川県横浜市西区北幸1-4-1 横浜天理ビル11階
アクセス 横浜駅より徒歩3分
横浜駅西口ジョイナス地下街直結
南8番出口・横浜天理ビル11階
診療時間 全日 9:15~18:00
最終受付 17:00
予約制度 平日:予約優先制
土日祝:完全予約制
電話番号 0120-003-943

横浜駅前院の最新診療情報を確認する →

WEBで診察・カウンセリングを予約する →

効果の現れ方や持続期間には個人差があります。診察の結果、施術を行わない場合があります。

監修医情報

SBC整形外科クリニック
西新宿本院院長

沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
SBC整形外科クリニック

運営者情報

運営クリニック SBC整形外科クリニック 西新宿本院
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 沼倉 裕堅 医師
医師紹介
SBC整形外科クリニック 西新宿本院
沼倉 裕堅 院長
Hirokata Numakura
【所属学会】
  • 日本整形外科学会
  • 日本再生医療学会
  • 日本四肢再建・創外固定学会
【経歴】
  • 2017年
    Mahidol University Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital 整形外科 留学
  • 2018年
    東北大学医学部医学科 卒業
  • -
    湘南藤沢徳洲会病院 救急科・内科・整形外科
  • -
    スカイ整形外科クリニック
  • 2020年
    いわき市医療センター 整形外科
  • 2021年
    竹田綜合病院 整形外科
  • 2022年
    山形市立病院済生館 整形外科
    いしがみ整形外科クリニック
    西新宿整形外科クリニック
  • 2025年
    SBC整形外科クリニック 西新宿本院