「昨日まで何ともなかったのに膝が急に腫れた」「足首や手首が突然赤くなって痛い」「関節の腫れは整形外科と内科のどちらへ行けばいい?」と迷っていませんか。
1つの関節が急に腫れて痛む場合、整形外科は受診先の候補です。ただし、強い赤み・熱感・痛みや発熱などを伴う場合は、痛風だけでなく感染性関節炎など早い対応が必要な病気も考えるため、まず緊急性を確認することが重要です。
先に結論|整形外科と内科、どちら?
膝・足首・手首・指など1つの関節が急に腫れ、痛い・動かしにくい・体重をかけにくい場合は、整形外科が受診先の候補です。
複数の関節が腫れる、朝のこわばりが続く、全身症状を伴う場合は、リウマチ科・内科などが適することもあります。
すでに痛風・高尿酸血症と診断され、尿酸値や腎機能、生活習慣病を継続的に管理する場合は、内科で診療を続けるケースもあります。
ただし、赤く熱を持って急激に腫れた関節は「痛風だろう」と決めつけないでください
感染性関節炎でも急な腫れ・熱感・強い痛みが出ることがあります。急速に悪化する、発熱・悪寒・強い体調不良を伴う、人工関節が入っている、最近その関節の手術・処置を受けたなどの場合は、通常の予約日を待たず速やかに医療機関へ相談してください。
30秒で確認|今はどこを受診する?
1つの関節が急に腫れた・痛い・動かしにくい
→ 整形外科が受診先の候補
転倒・ひねり・打撲などのあとに腫れた
→ 骨・靱帯・半月板などを整形外科で確認
複数の関節が腫れる・朝のこわばりが続く
→ 整形外科のほか、リウマチ科・内科も候補
痛風と診断済みで尿酸値などを継続管理したい
→ 内科での継続管理も選択肢
強い赤み・熱感・痛みが急速に悪化し、発熱や体調不良もある
→ 通常外来を待たず速やかな医療評価を優先
受診先を迷っている方は、 整形外科と内科の分かれ目を先に確認する →
受診先は「関節だから整形外科」「痛風だから内科」と単純に分けるのではなく、腫れている関節の数、外傷の有無、症状の始まり方、全身症状などから考えます。
膝・足首・手首・指など、1つの関節が急に腫れて痛む場合は、整形外科で相談できます。
・曲げ伸ばしすると強く痛む
・体重をかけにくい、歩きにくい
・関節が大きく腫れている
・転倒・ひねり・打撲のあとから腫れた
・けがの覚えがないのに突然腫れた
今日の受診を検討している方は、 新宿で今日行ける整形外科|急なけが・痛みを当日相談 も参考にしてください。
手指・手首など複数の関節が腫れる、朝に関節を動かしにくい状態が続く、倦怠感など関節以外の症状もある場合は、関節リウマチなどの炎症性疾患も確認します。
このような場合は整形外科で相談できるほか、リウマチ科・膠原病内科などが適することもあります。
すでに高尿酸血症や痛風と診断されており、尿酸値・腎機能・高血圧・糖尿病などを継続的に管理する場合は、内科で診療を続けることがあります。
一方、今回初めて関節が急に腫れた場合や、いつもの痛風発作とは症状が違う場合は、原因を自己判断せず医療機関で現在の関節を評価することが重要です。
病名を決めてから受診する必要はありません
「痛風なのか、関節炎なのか、けがなのか分からない」という段階でも構いません。まず現在の腫れ方や痛み、赤み・熱感、関節の動きなどを確認します。
急な関節の腫れでは、痛風などと似た症状を示す感染性関節炎を除外する必要がある場合があります。
感染性関節炎では、1つの関節が短期間で強く痛み、腫れ・熱感・動かしにくさなどが現れることがあります。
次のような場合は通常の予約日まで長く待たないでください
これらに当てはまるから必ず感染性関節炎という意味ではありません。ただし、感染が疑われる場合は早期の評価・治療が重要です。
発熱がないだけでは感染を否定できません
体温だけを基準に判断せず、腫れ・赤み・熱感・痛みの強さ、症状の進行、持病や最近の処置などを含めて評価します。症状が強い、急速に悪化している、全身状態が悪い場合は、救急医療機関を含めて速やかに相談してください。
緊急症状には当てはまらないものの、関節が急に腫れている方へ
「けがをしていないのに膝が腫れた」「痛風なのか分からない」「整形外科でよいか迷う」という段階でも一般整形外科でご相談いただけます。
西新宿駅から徒歩2分
一般整形外科の保険診療
院内X線・超音波(エコー)検査に対応
関節の腫れ・痛み・赤み・熱感・動かしにくさなどを確認し、症状に応じて必要な検査や他医療機関での評価を検討します。
西新宿本院|整形外科保険診療を予約する※Web予約では「整形外科保険診療」をお選びください。強い全身症状や急速な悪化がある場合は、通常の予約を取って待つのではなく速やかな医療対応を優先してください。
急な関節の腫れには複数の原因があります。見た目だけで区別するのは難しく、実際には関節内ではなく関節周囲の滑液包や腱などが腫れていることもあります。
痛風は、関節内に尿酸塩結晶が生じることで急な関節炎を起こす病気です。足の親指の付け根がよく知られていますが、足首・膝・手首などに症状が出る場合もあります。
また、CPPD結晶沈着症でも、膝や手首などが突然腫れて強く痛むことがあります。
「尿酸値が高い=今回の腫れは痛風」とは限りません
高尿酸血症は痛風の重要な背景ですが、現在の関節の腫れが痛風によるものかどうかを尿酸値だけで判断することはできません。急な単関節の腫れでは、感染など別の原因との区別も重要です。
細菌などによって関節内に感染が起こると、急な痛み・腫れ・熱感・動かしにくさなどが生じることがあります。
感染が疑われる場合は早い評価・治療が重要になるため、「痛風だと思う」「発熱がない」という理由だけで長く様子を見ないことが大切です。
転倒、スポーツ、ひねった動作などのあとに関節が腫れた場合は、骨折、脱臼、靱帯損傷、半月板損傷などを確認します。
関節内への出血などで時間とともに腫れが目立ってくる場合もあります。「歩ける」ということだけでは損傷の程度を判断できません。
膝をひねったあとに腫れている方は、 膝をひねって痛い・腫れたときは?歩けても整形外科へ行くべき? をご覧ください。
関節リウマチでは、手指・手首など複数の関節に腫れや痛みが生じ、朝のこわばりなどを伴うことがあります。
左右の関節に似た症状が出ることがありますが、症状の出方には個人差があります。腫れ方だけで関節リウマチかどうかを自己判断することはできません。
変形性関節症でも関節内の滑膜に炎症が起こり、痛み・腫れ・関節液の増加がみられることがあります。
ただし、普段の関節痛とは明らかに違う急激な腫れ、強い赤み・熱感などがある場合は、「いつもの症状」と決めつけず医療機関で確認してください。
診察では、関節内が腫れているのか、関節周囲の組織が腫れているのかも含め、症状の出方を確認します。
発症の仕方
突然か徐々にか、短時間で悪化したかなど
腫れている場所
膝・足首・足指・手首・指など、1つか複数か
局所の状態
赤み・熱感・圧痛・動かせる範囲・関節液がたまっていないかなど
外傷・処置歴
転倒・スポーツ・ひねり、最近の手術や処置など
全身の情報
発熱・悪寒・倦怠感、過去の痛風発作、持病、使用している薬など
骨折や脱臼、骨・関節の変化などを確認する必要がある場合は、X線(レントゲン)検査を検討します。
ただし、X線だけで痛風・感染性関節炎など、急な関節炎の原因をすべて判定できるわけではありません。
症状に応じて、超音波(エコー)検査で関節液の貯留や関節周囲の比較的表面に近い軟部組織などを確認することがあります。
X線とエコーでは確認しやすい組織が異なるため、すべての方に同じ検査を行うわけではありません。
痛風などの結晶誘発性関節炎、感染性関節炎、炎症性疾患などが疑われる場合には、血液検査や関節液の検査などが必要になることがあります。
特に感染性関節炎が疑われる場合には、関節液を採取して細菌や結晶などを調べることが診断に重要になる場合があります。
検査内容は診察後に判断します
すべての方に血液検査・関節液検査・X線・エコーを行うわけではありません。西新宿本院で対応できない詳しい検査、緊急処置、入院治療などが必要と判断した場合は、対応可能な医療機関への紹介を検討します。
原因を確認しようとして、腫れた関節を何度も押したり、無理に曲げ伸ばししたりする必要はありません。
原因が分からない段階で強く温めない
急な関節の腫れは原因によって対応が異なります。赤み・熱感が強い関節を自己判断で強く温めたり、痛みを我慢して動かしたりせず、症状が強い場合は医療機関で状態を確認してください。
1つの膝関節が急に腫れた場合は、整形外科が受診先の候補です。外傷、変形性関節症に伴う炎症、痛風・CPPD結晶沈着症、感染など複数の原因があるため、腫れ方・痛み・熱感などを確認します。
痛風でよくみられる症状の一つですが、症状だけで断定できません。感染などでも赤み・腫れ・強い痛みが出るため、初めての症状や普段と異なる症状では医療機関で確認してください。
どちらでも診療されることがあります。急に1つの関節が腫れ、原因がまだ分からない場合は整形外科も受診先の候補です。痛風と診断されたあとの尿酸値・腎機能・生活習慣病などの継続管理では、内科で診療する場合もあります。
発熱の有無だけでは感染性関節炎を除外できません。関節の腫れ・熱感・強い痛みが急速に悪化している場合や、人工関節、最近の手術・処置などの背景がある場合は速やかに医療機関へ相談してください。
「膝が急に腫れた」「足首が腫れて痛い」「けがをしていないのに関節が腫れた」など、現在の症状から一般整形外科をご相談いただけます。強い全身症状や急速な悪化がある場合は、通常の予約を待たず速やかな医療対応を優先してください。
「関節だから整形外科」「痛風っぽいから内科」と最初から決める必要はありません。膝・足首・手首・指など1つの関節が急に腫れて痛む場合は、整形外科が受診先の候補です。複数の関節や全身に症状がある場合は内科・リウマチ科などが適することもあります。赤く熱を持って強く腫れ、症状が急速に悪化している場合は、診療科選びより速やかな医療評価を優先してください。
SBC整形外科クリニック西新宿本院の院長は、沼倉 裕堅医師です。