ハイドロリリースと肩こりボトックスの違い|どちらを選ぶ?併用も解説 | SBC整形外科クリニック

ハイドロリリースと肩こりボトックスの違い|どちらを選ぶ?併用も解説

肩こりの注射治療を調べていると、「ハイドロリリース」と「肩こりボトックス」のどちらを選べばよいのか迷うことがあります。

どちらも注射による治療ですが、治療する対象や使用するもの、効果の現れ方、持続期間は異なります。現在の痛みや肩の動かしにくさに対応したいのか、筋肉の強い緊張や繰り返す肩こりを中長期的に管理したいのかによって、検討する治療も変わります。

医師が肩周辺をエコーで確認している様子
肩周辺の状態を確認し、症状に応じた治療方法を検討します。

先に結論

  • 現在の痛みや動かしにくさへのアプローチには、ハイドロリリースが治療候補になります。
  • 筋肉の強い緊張や繰り返す肩こりの中長期的な管理には、肩こりボトックスが治療候補になります。
  • 両方の要因が関係している場合は、医師の判断により併用を検討できることがあります。

※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

ハイドロリリースと肩こりボトックスの比較
比較項目 ハイドロリリース 肩こりボトックス
主な対象 筋肉・筋膜周辺などの組織の間 緊張や張りが強い筋肉
使用するもの 生理食塩水 ボツリヌストキシン製剤
主な目的 現在の痛みの軽減や組織の動かしやすさの改善を目指す 筋肉の働きを一時的に抑え、緊張や張りの軽減を目指す
効果の現れ方 施術後早い段階で変化を感じる場合がある 施術後、徐々に変化が現れる
持続期間 症状や原因、施術部位などによって異なる 3~4か月程度が目安
料金 両肩5,500円 両側40単位16,500円

※料金は税込です。どちらも自由診療です。治療の適応や効果の現れ方、持続期間には個人差があります。

治療方法が決まっていない段階でもご相談いただけます

ハイドロリリース・肩こりボトックスのWEB予約はこちら

ハイドロリリースと肩こりボトックスの違い

ハイドロリリースと肩こりボトックスの大きな違いは、治療の対象と作用の仕方です。

ハイドロリリースでは、エコーで筋肉や筋膜周辺などを確認しながら、組織の間へ生理食塩水を注入します。現在感じている痛みの軽減や、組織の動かしやすさの改善を目指す治療です。

肩こりボトックスでは、緊張や張りが強い筋肉へボツリヌストキシン製剤を注入します。筋肉の働きを一時的に弱め、過度な緊張をやわらげることを目指します。

単純に優劣をつけられる治療ではありません

「どちらのほうが強いか」ではなく、現在の症状へどちらの治療が適しているかを考えることが重要です。診察では、痛みの場所、肩の動き、筋肉の緊張、しびれや筋力低下の有無などを確認します。

ハイドロリリースが向いている症状

ハイドロリリースは、肩周辺の痛みや動かしにくさがあり、筋肉や筋膜周辺などへのアプローチが治療候補になる場合に検討します。

  • 現在感じている肩の痛みを軽減したい
  • 肩や首を動かしたときに痛みや引っかかりを感じる
  • 押すと痛む場所が比較的はっきりしている
  • エコーで状態を確認しながら治療を受けたい
  • 診察でハイドロリリースの適応があると判断された
ハイドロリリース注射前後のエコー画像
ハイドロリリース注射前後のエコー画像。画像は一例であり、治療結果を保証するものではありません。

生理食塩水を使用した筋膜間注射については、僧帽筋上部の筋筋膜性疼痛症候群を対象とした比較研究で、施術後の疼痛変化が報告されています。ただし、研究結果がすべての肩こりへそのまま当てはまるわけではありません。

ハイドロリリースの仕組みや施術の流れについては、 治らない肩こりとハイドロリリースの解説 をご覧ください。

肩こりボトックスが向いている症状

肩こりボトックスは、肩周辺の筋肉が過度に緊張している場合や、肩の張りを繰り返している場合に検討されます。

  • 肩の筋肉が常に張っているように感じる
  • 一時的に楽になっても肩こりを繰り返す
  • 筋肉の緊張が症状に関係していると考えられる
  • 肩の盛り上がりや首から肩のラインも気になる
  • 現在の痛みだけでなく、中長期的な症状管理を考えたい

肩こりボトックスの変化は施術直後に完成するものではなく、時間をかけて徐々に現れます。効果の持続期間は3~4か月程度が目安ですが、筋肉の状態や使用量などによって個人差があります。

肩こりボトックスの施術前と施術2か月後の症例写真
肩こりボトックス施術前と施術2か月後の一例。肩のラインに関する症例であり、症状の改善や同じ結果を保証するものではありません。

首や肩周辺の筋筋膜性疼痛に対するボツリヌストキシン注射の研究結果は一様ではありません。一部の研究では特定の対象者への有用性が報告されている一方、すべての肩こりに一律で推奨できるとまでは結論づけられていません。

使用する製剤や施術内容については、 肩こりボトックス治療の公式ページ もご確認ください。

ハイドロリリースと肩こりボトックスはどちらを選ぶ?

選択するときは、施術名や料金だけでなく、「現在、何に困っているか」を整理することが大切です。

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現在の希望・状態 主な選択肢
現在の痛みや動かしにくさへ対応したい ハイドロリリース
強い筋肉の緊張や繰り返す肩こりを中長期的に管理したい 肩こりボトックス
現在の痛みと持続する筋肉の緊張の両方が気になる 2つの治療の併用
しびれ、筋力低下、外傷後の痛みなどがある 先に原因を確認

注射治療を選ぶ前に受診したい症状

  • 腕や手にしびれがある
  • 手や腕へ力が入りにくい
  • 肩が上がらない
  • 夜間の強い痛みがある
  • 転倒や交通事故後から痛みが続いている
  • 首を動かすと腕まで痛みやしびれが広がる

ハイドロリリースと肩こりボトックスは併用できる?

医師の診察で両方の適応があると判断された場合は、ハイドロリリースと肩こりボトックスを併用できることがあります。

ハイドロリリースは筋肉・筋膜周辺などの組織の間へアプローチし、肩こりボトックスは緊張の強い筋肉へアプローチします。対象が異なるため、現在の痛みと持続する筋肉の緊張の両方が関係している場合は、併用が治療候補になります。

中長期的な症状管理にはセット治療も選択肢です

現在の痛みと、繰り返す筋肉の緊張の両方が気になる方には、適応を確認したうえでセット治療をおすすめしています。

ただし、併用すれば必ず高い効果が得られるわけではなく、肩こりの根本治癒や再発しないことを保証する治療でもありません。

同じ日に受けられる場合もあります

診察結果や体調、施術部位、当日の予約状況などによっては、同じ日に両方の施術を受けられる場合があります。

希望すれば必ず同日に施術できるわけではありません。服用中の薬や既往歴なども確認し、医師が施術の可否を判断します。

ハイドロリリースと肩こりボトックスの料金

施術内容 料金
ハイドロリリース 両肩 5,500円
肩こりボトックス 両側40単位 16,500円
肩こりボトックス 両側80単位 33,000円

ハイドロリリース+肩こりボトックスのセット

ハイドロリリース両肩:5,500円

肩こりボトックス両側40単位:16,500円

通常合計22,000円のところ
1,000円引きの21,000円

※料金は税込です。

※診察の結果、片方または両方の施術を行わない場合があります。料金やセットの適用条件は変更される場合があるため、予約時または受診時に最新情報をご確認ください。

セット治療を希望する場合は予約時にご相談ください

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副作用・リスクの違い

どちらも注射を使用するため、注射時の痛みや内出血などが生じる可能性があります。治療ごとに想定される主なリスクは異なります。

ハイドロリリースの主なリスク

  • 注射時の痛み
  • 出血・内出血・腫れ
  • 感染
  • 症状の一時的な悪化
  • 神経・血管損傷など

肩こりボトックスの主なリスク

  • 注射時の痛み
  • 出血・腫れ・内出血
  • 肩のだるさや筋力低下
  • 左右差
  • アレルギー反応
  • 期待した変化が得られない、または作用が強く現れる可能性

ボツリヌストキシン製剤について

肩こりを目的としたボツリヌストキシン製剤の使用は、国内で承認された効能・効果とは異なる適応外使用に当たります。また、使用する製剤によっては国内未承認医薬品に該当します。使用する製剤の承認状況や入手経路、主なリスクについては、施術前に医師から説明します。

注射や採血で気分が悪くなった経験、薬や消毒薬へのアレルギー、服用中の薬、治療中の病気がある場合は、施術前に医師へお伝えください。服用中の薬を自己判断で中止しないでください。

施術後に強い痛みや腫れ、筋力低下などが続く場合や、症状が悪化している場合は、治療を受けた医療機関へご相談ください。

ハイドロリリースと肩こりボトックスに関するよくある質問

Q. ハイドロリリースと肩こりボトックスはどちらが効果的ですか?
一律にどちらが効果的とはいえません。現在の痛みや動かしにくさへのアプローチにはハイドロリリース、筋肉の強い緊張や繰り返す肩こりの中長期的な管理には肩こりボトックスが候補になります。症状を確認して治療方法を検討します。
Q. 2つの治療を併用できますか?
両方の適応があると医師が判断した場合は、併用できることがあります。併用すれば必ず効果が高くなるわけではなく、症状や体調を確認したうえで判断します。
Q. 同じ日に施術を受けられますか?
診察結果や体調、施術部位、当日の予約状況などによっては、同じ日に受けられる場合があります。必ず同日に施術できるわけではありません。
Q. セットにするといくら安くなりますか?
ハイドロリリース両肩と肩こりボトックス両側40単位は、通常合計22,000円のところ、セットでは1,000円引きの21,000円です。料金は税込です。
Q. 長く効果が続くのはどちらですか?
肩こりボトックスの持続期間は3~4か月程度が目安です。ハイドロリリースの持続期間は症状の原因や施術部位、生活環境などによって異なり、一律には示せません。どちらも個人差があります。
Q. 肩こりを根本的に治せますか?
どちらも根本治癒や再発しないことを保証する治療ではありません。姿勢、作業環境、運動不足、頚椎や肩関節の状態など、肩こりに関係する要因も確認する必要があります。

まとめ|現在の痛みと持続する筋肉の緊張を分けて考えましょう

  • ハイドロリリースは、現在の痛みや動かしにくさへのアプローチが中心
  • 肩こりボトックスは、筋肉の強い緊張や張りを一時的に抑える治療
  • 中長期的な症状管理を考える場合は、肩こりボトックスも選択肢
  • 両方の要因がある場合は、セット治療を検討できる
  • セット料金は通常合計22,000円から1,000円引きの21,000円
  • どちらが適しているかは、診察で症状と適応を確認して判断する

肩こりには、筋肉の緊張だけでなく、頚椎や神経、肩関節などの問題が関係している場合があります。施術名だけで決めず、現在の症状を医師へ相談したうえで治療方法をご検討ください。

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参考情報

SBC整形外科クリニック西新宿本院

SBC整形外科クリニック西新宿本院では、肩こりや肩の痛みを診察し、適応がある場合にハイドロリリースや肩こりボトックスをご案内しています。

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監修医情報

SBC整形外科クリニック
西新宿本院院長

沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
SBC整形外科クリニック

運営者情報

運営クリニック SBC整形外科クリニック 西新宿本院
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 沼倉 裕堅 医師
医師紹介
SBC整形外科クリニック 西新宿本院
沼倉 裕堅 院長
Hirokata Numakura
【所属学会】
  • 日本整形外科学会
  • 日本再生医療学会
  • 日本四肢再建・創外固定学会
【経歴】
  • 2017年
    Mahidol University Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital 整形外科 留学
  • 2018年
    東北大学医学部医学科 卒業
  • -
    湘南藤沢徳洲会病院 救急科・内科・整形外科
  • -
    スカイ整形外科クリニック
  • 2020年
    いわき市医療センター 整形外科
  • 2021年
    竹田綜合病院 整形外科
  • 2022年
    山形市立病院済生館 整形外科
    いしがみ整形外科クリニック
    西新宿整形外科クリニック
  • 2025年
    SBC整形外科クリニック 西新宿本院