「膝の痛みがよくなったと思ったのに、また痛くなった」
「湿布や痛み止めで楽になるけれど、何度もぶり返す」
「同じ膝が繰り返し痛むなら、一度きちんと調べた方がいい?」
膝の痛みは、一度軽くなっても再び現れることがあります。
中高年では変形性膝関節症が原因の一つになりますが、「膝痛がぶり返す=変形性膝関節症が進行した」とは限りません。半月板など関節内の問題、繰り返しの負荷、外傷、関節炎などが関係する場合もあります。
先に結論|繰り返す膝痛は「また痛みを抑える」だけでなく、現在の膝を再評価
痛みが軽くなったことと、痛みの背景となる状態が完全に解消したことは同じではありません。
一方、痛みが戻ったという理由だけで、軟骨のすり減りや関節の変形が進んだとも判断できません。
痛む頻度が増えた、歩ける距離が短くなった、腫れが出てきた、以前と痛み方が変わった場合などは、現在の状態と治療内容を見直す意味があります。
膝の痛みには、症状が強い時期と軽い時期がみられることがあります。
例えば変形性膝関節症では、立ち上がりや歩き始め、階段などで痛みが出る一方、休むと症状が軽くなる場合があります。
その後、歩行量が増えた、長時間立っていた、階段を多く使ったなど、膝への負荷が増えたあとに再び症状を感じることもあります。
痛み止めや湿布などで症状が軽減しても、膝への負荷や関節の状態など、痛みに関係する背景が残っていれば再び症状が現れる可能性があります。
痛みが戻った=膝の変形が進んだ、とは限りません
痛みの強さとX線上の変化は必ずしも一致しません。痛みがぶり返したことだけを理由に「軟骨が急にすり減った」「変形性膝関節症が進行した」と判断することはできません。
繰り返す膝痛の原因は一つではありません。年齢、痛む場所、腫れ、外傷歴、症状が出る動作などから考えます。
変形性膝関節症そのものについて詳しく知りたい方は、 変形性膝関節症の主な症状と治療方法 をご覧ください。
「いつもの膝痛」と自己判断せず、早めに相談したい症状
・急に膝が大きく腫れた
・強い赤みや熱感がある
・発熱を伴う
・転倒やひねったあとから急に強く痛む
・強い痛みで体重をかけられない
痛みが時々出ても短期間で軽快し、生活への影響がほとんどない場合は、状態に応じて経過をみることもあります。
一方、次のような変化が出ている場合は、現在の膝と治療内容を一度見直す意味があります。
膝痛を繰り返し、今の治療を続けるか迷っている方へ
「また同じ薬でいい?」「変形性膝関節症が原因?」「再生医療も検討できる?」という段階から相談できます。
まず現在の膝を再評価し、一般的な治療を続けるか、リハビリや検査を見直すか、PRPを含む別の選択肢を検討できるか整理します。
西新宿本院|繰り返す膝痛の治療を相談する※治療方法を決めていない段階でも相談できます。予約フォームでは「ひざ関節痛治療 相談」「相談して決めたい」などを選択できます。
診察では、単に「また痛い」というだけでなく、前回から何が変わったかを確認します。
変形性膝関節症などが疑われる場合には、必要に応じてX線検査で骨や関節の状態を確認します。
MRIも、繰り返す膝痛という理由だけで全員に行う検査ではありません。外傷後から症状が続く、診察・X線所見だけでは説明しにくい症状があるなど、必要性を判断した場合に検討します。
西新宿本院には院内MRI・CTはありません。必要と判断した場合は、対応可能な医療機関への紹介を検討します。
診察結果に応じてリハビリテーションを行う場合には、膝の曲げ伸ばしだけでなく、下肢筋力、歩行、立ち上がり、階段など、実際に困っている動作を確認します。
西新宿本院には膝専門の理学療法士が在籍しています。詳しくは、 西新宿でリハビリに通える整形外科 をご覧ください。
治療は「また痛み止めを使う」か「すぐ別の治療へ変える」かの二択ではありません。
診断、症状の程度、生活への影響、これまでの治療効果を確認して必要な治療を組み合わせます。
今の治療で症状をコントロールできているなら、無理に再生医療へ進む必要はありません
一方、変形性膝関節症と診断され、一般的な治療を行っても生活に支障する痛みや機能障害が残る場合には、治療選択肢を改めて相談できます。
PRP(多血小板血漿)療法は、ご自身の血液を採取し、血小板を多く含む成分を作製して膝関節へ投与する自由診療です。
変形性膝関節症に対しては、主に痛みや膝機能への効果について研究されています。
「痛みがぶり返す=PRPが必要」ではありません
まず現在の診断を確認します。外傷、結晶誘発性関節炎、感染など別の原因が疑われる場合は、その状態に必要な評価・治療を優先します。
AAOS(米国整形外科学会)は、PRPについて症候性の変形性膝関節症で痛み・機能を改善する可能性があるとしていますが、推奨強度はLimited(限定的)です。
また、プラセボと比較したランダム化比較試験をまとめた2025年のメタ解析では、3〜6か月の一部指標でPRP群が良好だった一方、効果は弱く、その臨床的な意義には議論があると報告されています。
PRPの作製方法、投与方法、患者背景などが研究によって異なることもあり、すべての方に同じ効果を保証することはできません。
PRPは、すり減った軟骨を元通りにすることが確立された治療ではありません
治療を検討する際は、痛みや膝機能への期待できる効果だけでなく、効果の不確実性、費用、リスクも含めて判断します。
SBC整形外科クリニック西新宿本院では、変形性膝関節症に対する自由診療の選択肢として1DAY膝関節治療 高濃縮PRPを行っています。
1DAYのメリット|採血日と投与日を分けず、治療工程を1日にまとめられる
治療を実施する日は、 採血 → 高濃縮PRPの作製 → 膝への投与 までを同日に行います。
採血と投与のために別々の日に来院する必要がないため、仕事や生活の都合で複数日の通院が難しい方にとって検討しやすい点が特徴です。
「1DAY」は、1日で膝痛が治るという意味ではありません
採血からPRP作製・投与までの治療工程を同日に行うという意味です。当日中に効果が現れることや、1回で症状がなくなることを保証する名称ではありません。
また、初診日に必ずPRP投与まで行えるという意味でもありません。診察結果、健康状態、服用薬、予約状況などを確認して治療日を決定します。
適応を確認したうえで治療を行う場合、ご自身の腕から血液を採取します。
採取した血液を処理し、施設内の細胞培養加工施設で数時間かけて高濃縮PRPを作製します。
作製した高濃縮PRPを、同じ治療日に膝へ投与します。
治療後には、一時的な関節痛や腫れが生じる場合があります。治療前に適応・リスク・注意事項について説明を受けたうえで検討します。
治療の詳細については、 1DAY膝関節治療 高濃縮PRPの公式治療ページ をご覧ください。
※料金・治療内容は変更になる場合があります。最新情報は公式治療ページまたはご予約時にご確認ください。
変形性膝関節症は原因の一つですが、それだけではありません。半月板など関節内の問題、外傷、繰り返し負荷、結晶誘発性関節炎などでも膝痛が起こります。症状や診察所見から判断します。
痛みが強くなったことだけでは、X線上の変形が進行したとは判断できません。痛みと画像所見は必ずしも一致しないため、症状や機能が変化した場合などに必要性を判断して再評価します。
毎回必ず必要とは限りません。症状の変化、前回の画像検査、診察所見などを踏まえて必要性を判断します。MRIもすべての膝痛で行う検査ではありません。
痛みを繰り返すという理由だけでは決まりません。変形性膝関節症と診断され、一般的な治療を行っても生活に支障する痛み・機能障害が残っている場合などに、効果の不確実性や費用も理解したうえで選択肢として検討します。
1回で症状がなくなることを保証する治療ではありません。「1DAY」は採血・高濃縮PRPの作製・膝への投与までを同日に行うことを意味します。治療効果には個人差があります。
膝の痛みは一度軽くなっても、変形性膝関節症などが背景にある場合には再び症状が現れることがあります。
一方、痛みが戻ったからといって、必ず膝の変形が進行したわけではありません。
「また痛くなったから、また同じ治療」だけではなく、今の膝にその治療が適しているのかを改めて確認することが重要です。
変形性膝関節症そのものの症状・検査・治療を詳しく知りたい方
膝痛に対する運動療法・リハビリを検討している方
PRP治療そのものを詳しく検討したい方
SBC整形外科クリニック 西新宿本院 院長
沼倉 裕堅 医師
沼倉 裕堅医師のプロフィールを見る →「膝の痛みが何度もぶり返す」「今の治療を続けてよいか知りたい」「再生医療を考える段階なのか相談したい」といった段階からご相談いただけます。
まず現在の膝の状態を確認し、一般整形外科での治療やリハビリを続けるか、追加の検査が必要か、1DAY高濃縮PRPを含む別の治療を検討できるか整理します。
※1DAY膝関節治療 高濃縮PRPは自由診療です。料金は1回170,000円(税込・診察料込)です。治療適応は、診察所見・画像所見・症状・これまでの治療経過・健康状態などを踏まえて判断します。治療効果には個人差があります。
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断や治療適応を示すものではありません。急激な腫れ、強い発赤・熱感、発熱、外傷後の強い痛み、体重をかけられないほどの痛みなどがある場合は、慢性的な膝痛として自己判断せず医療機関へご相談ください。