「腰の痛みはほとんど治ったのに、太もも・ふくらはぎ・足先のしびれだけが残っている」「腰痛がなくなったので通院をやめたけれど、脚の感覚がまだおかしい」と気になっていませんか。
腰痛と脚のしびれは、必ずしも同じタイミングで改善するとは限りません。腰の痛みが軽くなっていても、脚のしびれが残る・広がる、脚に力が入りにくいなどの変化があれば、整形外科で現在の状態を再評価することが大切です。
先に結論
腰痛がなくなっていても、脚のしびれが改善しない、範囲が広がる、筋力や歩行に変化がある場合は、整形外科へ再受診して構いません。
「腰がもう痛くないから受診するほどではない」と考える必要はありません。再受診では、腰痛の有無だけでなく、しびれの変化・感覚・筋力・歩き方などを確認します。
排尿・排便の異常や急速な筋力低下は、通常の再診を待たないでください
新しく尿が出にくい、尿や便を漏らす、股・陰部・肛門周辺の感覚が鈍い、両脚の力が急速に入りにくくなったなどの場合は、通常の予約日を待たず救急医療機関を含めて速やかに相談してください。
腰痛もしびれも少しずつ軽くなっている
→ 前回の治療方針・再診指示を確認しながら経過を見る場合があります
腰痛は治ったが、しびれが変わらず残る
→ 整形外科で現在の神経症状を再評価
しびれが広がる・脚に力が入りにくい・歩きにくい
→ 早めの再受診を検討
排尿・排便異常、会陰部の感覚低下、急速な両脚の脱力
→ 通常外来を待たず速やかな医療対応を優先
SBC整形外科クリニック西新宿本院では、腰痛だけでなく、お尻から脚・足先へ続く痛みやしびれ、脚の力の入りにくさなどを一般整形外科の保険診療でご相談いただけます。
「腰痛はなくなったので、もう一度受診してよいか迷っている」という方は、 再受診の方法を確認する →
腰の痛みと脚のしびれは、必ずしも同じタイミングで変化するとは限りません。
腰痛には筋肉・関節・椎間板などさまざまな組織が関係します。一方、脚のしびれには腰椎から脚へ向かう神経根や馬尾神経、脚にある末梢神経などが関係することがあります。
そのため、腰の痛みがなくなったことだけを理由に「脚の症状もすべて改善した」と判断することはできません。
しびれが残っている=神経が今も強く圧迫されている、とは限りません
しびれが残る理由は症状だけでは判断できません。腰椎由来の神経症状なのか、症状の回復途中なのか、腰とは別の末梢神経などが関係しているのかを、経過と診察所見から評価します。
「腰痛が治ってから何日しびれたら受診」という一律の日数だけで判断するものではありません。
重要なのは、しびれが改善しているか、範囲が変化しているか、筋力や歩行、日常生活へ影響しているかです。
しびれが改善せず残っている
腰痛が軽くなったあとも同じ範囲のしびれが続き、改善している実感がない場合は、現在の状態を確認するため再受診をご検討ください。
しびれる範囲が広がっている
太ももだけだったしびれが、ふくらはぎや足先まで広がるなど、症状の範囲が変化している場合も再評価の目安です。
脚・足に力が入りにくい
つまずくことが増えた、足首や足指を動かしにくい、階段を上りにくいなどの場合は、感覚だけでなく運動機能への影響も確認します。
歩ける距離が短くなった
立つ・歩くことで脚のしびれや痛みが強くなり、座ったり休んだりすると軽くなる場合は、腰部脊柱管狭窄症などでみられる間欠性跛行について確認します。
仕事・睡眠・通勤などに支障がある
座って仕事を続けにくい、通勤で歩くのがつらい、しびれで眠りにくいなど、日常生活への影響が続いている場合も再受診を考える目安です。
腰痛がなくても再受診できます
再受診に「腰がまだ痛いこと」は必要ありません。脚のしびれ・筋力低下・歩きにくさなどが残っていれば相談できます。病名やMRIが必要かどうかを自分で判断してから受診する必要もありません。
腰痛は治ったのに脚のしびれが残っている方へ
「前回より腰は楽だが、脚だけしびれている」「ヘルニアなのか分からない」という段階でもご相談いただけます。
西新宿駅から徒歩2分
一般整形外科の保険診療
症状の経過・感覚・筋力・歩行などを確認し、必要な検査を医師が判断します。
西新宿本院|整形外科保険診療を予約する※Web予約では「整形外科保険診療」をお選びください。
以前に腰痛があったからといって、現在の脚のしびれが必ず腰椎由来とは限りません。
しびれる範囲、症状の始まり方、歩行との関係、筋力・感覚などから原因を整理します。
腰椎椎間板ヘルニアなどでは、腰椎から出る神経根が刺激・圧迫され、お尻から太もも・ふくらはぎ・足先などに痛みやしびれが出ることがあります。
腰そのものの痛みよりも、脚のしびれ・痛み・感覚の変化・筋力低下が目立つ場合もあります。
腰部脊柱管狭窄症では、腰痛が強くない場合もあります。立ったり歩いたりすると脚の痛み・しびれが強くなり、休むと再び歩けるようになる間欠性跛行がみられることがあります。
腰椎変性すべり症などでも、神経の通り道が狭くなることで似た症状が出る場合があります。
脚のしびれは、お尻や脚にある末梢神経の障害などでも起こります。また、しびれの出方によっては糖尿病など内科的な病気が関係する場合もあります。
そのため、「腰痛のあとだから、このしびれも腰が原因」と症状だけで決めることはできません。
長時間座ったときにお尻の奥から脚へ症状が出る方は、 長く座るとお尻の奥が痛く脚までしびれる|腰由来の「坐骨神経痛」との違いは? も参考にしてください。
再受診では、単に「まだしびれているか」だけでなく、前回から症状がどのように変化したかを確認します。
しびれる場所
お尻・太もも・すね・ふくらはぎ・足の甲・足裏・足指など
症状の経過
軽くなった・変わらない・範囲が広がったなど
脚の筋力
立つ・歩く・足首や足指を動かす力に変化がないか
症状が変化する場面
座る・立つ・歩くなど、どの動作でしびれが変化するか
左右の脚で感覚や筋力に違いがないかを確認し、症状に応じて腱反射などの神経学的所見も評価します。歩き方や足首・足指の動きも原因を考える手掛かりになります。
腰椎の配列や骨の変化などを確認する必要がある場合には、X線(レントゲン)検査を検討します。
ただし、レントゲンでは椎間板や神経そのものを詳しく評価できないため、X線だけで脚のしびれの原因が分かるとは限りません。
神経根・脊柱管・椎間板などを詳しく確認する必要がある場合は、MRIなどの画像検査を検討することがあります。
しびれが残っている=必ずMRI、ではありません
すべての方にMRIが必要になるわけではありません。症状の経過、感覚、筋力、反射、歩行などを確認し、詳しい画像検査が必要か判断します。
SBC整形外科クリニック西新宿本院には院内MRI・CTはありません。MRIなど院内で対応できない詳しい検査が必要と判断した場合は、対応可能な医療機関への紹介を検討します。
MRIについて詳しくは、 整形外科でのMRI診断・検査|検査でわかること をご覧ください。
原因を確かめるために、腰を強く曲げ伸ばししたり、しびれる脚を無理にストレッチしたりする必要はありません。
代わりに、次のような変化を整理しておくと診察時に役立ちます。
「何日続いたか」だけでなく、症状の強さ・悪化・生活への影響から受診を考える方法については、 その痛み、何日続いたら整形外科?受診の目安を症状別に解説 も参考にしてください。
脚のしびれに加えて、新しく尿が出にくい、尿や便を漏らす、股・陰部・肛門周辺の感覚が鈍い、両脚の筋力低下が急速に進むなどの場合は、馬尾神経などが強く影響を受けている状態を除外する必要があります。
通常の予約日まで待たず、救急医療機関を含めて速やかに相談してください。急速に症状が悪化している、自力で移動することが難しい場合などは119番への通報を検討してください。
突然、片側の脚に力が入らなくなった場合は、それだけでも119番への通報を検討してください。
腰椎疾患だけでなく脳卒中などの緊急疾患も考える必要があります。顔や腕の症状がなくても、突然の片脚の脱力は通常の整形外科予約を待つ症状ではありません。
次の症状を伴う場合も119番を検討
救急車を呼ぶ目安については、 厚生労働省「こんな時は迷わず119へ」 もご確認ください。
あります。腰の痛みと脚のしびれは必ずしも同じ経過をたどるとは限りません。ただし、しびれが残っている理由は症状だけでは判断できません。改善しない、広がる、筋力低下を伴う場合は整形外科への再受診をご検討ください。
再受診できます。腰痛がなくても、しびれが改善しない、範囲が広がる、歩行や仕事に影響する、脚に力が入りにくい場合は現在の状態を確認する意味があります。
腰椎椎間板ヘルニアでは、お尻から脚への痛み・しびれ、感覚の変化、筋力低下などが目立つ場合があります。ただし、脚のしびれだけで腰椎椎間板ヘルニアとは診断できません。
必ずではありません。しびれる場所、症状の経過、感覚、筋力、反射、歩行などを確認し、必要な場合にMRIなどの詳しい検査を検討します。西新宿本院には院内MRI・CTがないため、必要な場合は対応可能な医療機関への紹介を検討します。
一律に中止するものではありません。原因や神経症状の程度によって適切な運動内容は異なります。新しい筋力低下や症状の悪化がある場合は先に医師へ相談し、現在の状態を確認してからリハビリ内容を検討します。
腰の痛みがなくなると「もう治った」と感じやすくなりますが、脚のしびれが残っている場合は、腰痛の有無ではなくしびれが改善しているか、範囲が広がっていないか、筋力や歩行に変化がないかを見ることが重要です。改善しない、悪化している、日常生活に支障がある場合は整形外科への再受診をご検討ください。
SBC整形外科クリニック西新宿本院の院長は、沼倉 裕堅医師です。