「大きな病院でMRIを撮ったけれど、リハビリのために毎回そこまで通うのは大変」「MRIの結果を持って、自宅や職場の近くの整形外科でリハビリを続けたい」と考えていませんか。
他院でMRIを撮影したあとでも、受け入れ可能な整形外科で診察を受け、リハビリを開始・継続できる場合があります。
先に結論
MRIを撮った病院と、リハビリを行う整形外科が別でも対応できるケースがあります
ただし、MRI画像を持参すれば前の病院のリハビリをそのまま自動的に引き継げるわけではありません。
転院先の医師が、MRI画像や診療情報、現在の症状・身体機能などを確認し、リハビリの適応や保険診療上の条件を判断します。
MRI撮影だけ別の病院へ行った
→ 多くの場合は「転院」ではありません。MRI結果を元の整形外科へ持ち帰ります。
MRI後のリハビリを近所へ移したい
→ 転院先が対応可能であれば、診察後にリハビリを相談できます。
手術後・退院後のリハビリを近所へ移したい
→ 術式や運動制限などの情報が重要です。現在の主治医と転院先の双方へ確認しましょう。
手術直後や強い麻痺・筋力低下がある場合は、自己判断でリハビリ先を変更しないでください
専門医による経過観察や運動制限が必要なことがあります。まず現在の主治医に、近くの整形外科へリハビリを移してよいか確認してください。
「MRIを他院で撮った」という状況でも、その後に必要な対応は同じではありません。
かかりつけの整形外科にMRI設備がなく、画像検査のできる病院や画像診断施設を紹介されたケースです。
この場合、通常はリハビリ先を変更する「転院」ではありません。MRI撮影後に検査結果を元の整形外科へ持ち帰り、その結果を踏まえて診察・治療・リハビリを続けます。
「MRIを撮った病院が自宅や職場から遠い」「今後は通いやすい場所でリハビリを続けたい」というケースです。
転院先がその疾患やリハビリに対応していれば、MRI画像やこれまでの診療情報を確認したうえで、リハビリを開始・継続できる場合があります。
手術を行った病院で入院リハビリを受け、退院後の外来リハビリを近所の整形外科で続けたいケースです。
この場合は、手術名だけではなく、
などの情報が重要になります。
手術後のリハビリについて詳しく知りたい方は、 手術後(オペ後)のリハビリテーション もご覧ください。
通院先そのものを変更したい場合は、次の順番で進めるとスムーズです。
1.現在の主治医へ相談
「今後のリハビリは、自宅や職場の近くで続けたい」と伝え、現在の状態で転院して問題ないか確認します。
2.転院先がリハビリに対応しているか確認
整形外科であっても、疾患別リハビリテーションの届出や、対応している疾患・術後症例は医療機関によって異なります。
3.紹介状・MRI画像などを準備
診療情報提供書、MRI画像、画像診断報告書などがあると、これまでの診療経過を共有しやすくなります。
4.転院先の整形外科で診察
MRI画像だけでなく、現在の痛み、関節の動き、筋力、しびれ、生活上の困りごとなどを確認します。
5.適応があればリハビリを開始
医師の診断・指示に基づき、理学療法士が現在の身体機能を評価して治療を進めます。
MRIは撮り終わったので、今後は通いやすい場所でリハビリを続けたい方へ
MRI画像や検査結果、紹介状などをお持ちの場合は受診時にご持参ください。現在の症状や診療経過を確認したうえで、当院で対応可能な治療・リハビリを判断します。
MRI撮影後のリハビリを相談する →※疾患、治療経過、リハビリの算定期間、当院での対応範囲などによって、ご希望のリハビリを実施できない場合があります。
これまで別の医療機関で診察・検査・治療を受けている場合は、診療経過が分かる資料をできるだけ準備しておくとスムーズです。
診療情報提供書・紹介状
診断名、発症時期、これまでの検査・治療などを転院先へ伝えるための資料です。特に手術後や治療経過が複雑な場合は重要です。
MRI画像データ
CD-RやDVDなどで受け取ったMRI画像がある場合は持参してください。対応可能な媒体は医療機関によって異なるため、必要に応じて事前に確認します。
MRIの画像診断報告書
MRIを読影した医師が所見をまとめた報告書を受け取っている場合は、画像データと一緒に持参すると情報共有に役立ちます。
これまでのリハビリ内容が分かる資料
すでにリハビリを行っている場合は、治療内容や身体機能の変化が分かる資料があると引き継ぎやすくなります。
お薬手帳・手術に関する資料
服用中の薬、手術内容、術後の運動制限などが分かる資料も持参してください。
受診前チェック
紹介状なしで受診できるクリニックもあるため、紹介状がないことだけを理由に転院できないとは限りません。
ただし、すでにMRI検査や継続的な治療を受けている場合は、診療情報提供書がある方がこれまでの経過を正確に共有しやすくなります。転院先によって必要な資料は異なるため、受診前に確認してください。
MRIは重要な画像検査ですが、リハビリの内容をMRI画像だけで決めることはできません。
転院先では、画像所見に加えて、
などを確認します。
医師がリハビリの適応があると判断した場合には、理学療法士が身体機能を評価し、一人ひとりの状態に合わせて治療を進めます。
SBC整形外科クリニックのリハビリについて詳しく知りたい方は、 リハビリテーション科 をご覧ください。
整形外科で行う運動器リハビリテーションには、対象となる疾患や身体機能、発症・手術からの期間など、健康保険上の条件があります。
転院すれば「150日」が最初からやり直しになるわけではありません
医療機関を変更した日から単純に150日が始まり直す制度ではありません。発症・手術・急性増悪など、制度上の起算日や診断内容をもとに判断されます。
また、同一の疾患に対する疾患別リハビリテーションは、原則として1つの保険医療機関が責任をもって実施する考え方となっています。
そのため、
という形は考えられますが、同じ疾患についてA病院とB整形外科の両方で保険の疾患別リハビリを並行して受けることとは異なります。
150日を過ぎた場合の扱いや例外については、 運動器リハビリの150日ルールとは? で詳しく解説しています。
あります。リハビリを実施している整形外科であっても、すべての疾患・術後症例を受け入れられるとは限りません。
例えば、
特に手術後は、転院先の予約を取る前に主治医へ相談し、必要な診療情報や運動制限の内容を準備しておくことが重要です。
MRIは必要なタイミングで行う検査ですが、外来リハビリは一定期間継続して通うケースがあります。
そのため、今後のリハビリ先を選ぶ場合は、
といった点も確認しておくと、リハビリを継続しやすくなります。
SBC整形外科クリニック西新宿本院では、院内でMRI・CT撮影を行っていません。
診察でMRIなどの詳しい画像検査が必要と判断した場合は、撮影可能な医療機関へ紹介し、検査結果を踏まえてその後の診断・治療を検討します。
すでに他院でMRI検査を受けている場合も、画像データや検査結果、紹介状などをお持ちであれば受診時にご持参ください。
MRIについて詳しく知りたい方は、 整形外科でのMRI診断・検査 をご覧ください。
他院でMRIを撮影したあとでも、自宅や職場の近くにある整形外科へ移り、リハビリを続けられる場合があります。
ただし、MRI画像があるだけでリハビリが自動的に引き継がれるわけではありません。転院先で現在の症状や身体機能、これまでの治療経過、保険診療上の条件などを確認する必要があります。
「MRIを撮った病院が遠くて通い続けるのが難しい」「仕事をしながら通いやすい場所でリハビリを続けたい」という場合は、現在の主治医と転院を希望する整形外科へ相談してみてください。
状況に合わせて確認したいページ
SBC整形外科クリニック西新宿本院では、他院でMRIやレントゲンなどの検査を受けている方もご相談いただけます。
画像データや検査結果、紹介状などをお持ちの場合はご持参ください。現在の症状や治療経過を診察したうえで、当院で対応可能な治療・リハビリを判断します。