閉経後の骨密度低下は食事だけで防げない?更年期に必要な予防とホルモン検査 | SBC整形外科クリニック

更年期の骨粗鬆症予防は食事で不十分?まずは検診で今の状態を知る

「最近、更年期特有の不調を感じるようになった」「テレビで骨粗鬆症の特集を見て、自分の骨密度が心配になってきた」とお悩みではありませんか?
閉経後の50代以降、特に60代以降の女性にとって、骨粗鬆症は決して他人事ではありません。予防のために、意識して小魚や乳製品などのカルシウムを食事に取り入れている方も多いでしょう。

しかし、結論から申し上げますと、閉経後の急激な骨量減少に対して、食事だけの予防では不十分なケースが多々あります。
この記事では、更年期における骨密度低下のメカニズムと、自己判断で放置する危険性、安定した「自分の状態を知るための検診」について、整形外科診療を行う医師の視点から詳しく解説します。

この記事の要約

  • 閉経後は女性ホルモン(エストロゲン)の減少により、急激に骨密度が低下しやすい
  • 食事からのカルシウム吸収率も加齢で下がるため、食事療法だけの骨粗鬆症予防は不十分になりがち
  • 自覚症状のない「いつの間にか骨折」を防ぐには、ホルモン状態の現状把握が大切です
  • SBC整形外科クリニックでは、検診からサプリメント(エクエルプチ)の処方、一般整形外科の診療まで一貫して対応可能

更年期の骨粗鬆症予防は、自己流の対策よりも「現状の把握」が最優先です

まずは自分のホルモン状態と骨の現状を知ることが、予防の第一歩です。

食事や運動など、ご自身で骨粗鬆症予防に取り組まれることは大変素晴らしいことです。しかし、更年期以降の骨の健康維持においては、まず客観的なデータとしてご自身のホルモン状態や骨の現状を知ることが何よりも重要になります。

医師と患者が診察室で向かい合って話している様子

なぜなら、女性の骨密度は「女性ホルモン(エストロゲン)」の分泌量と密接に関わっているからです。エストロゲンには、古い骨を壊す細胞の働きを抑え、新しい骨を作る細胞を助けるという、骨を守る大切な役割があります。

閉経に伴いこのエストロゲンが急減すると、骨を作るスピードよりも壊されるスピードが上回ってしまい、いくら食事でカルシウムを補っても、骨のスカスカ化(骨密度低下)が進行しやすくなります。自己流の食事療法だけで「予防できている」と思い込んでしまうのは、実は非常にリスクが高い状態です。だからこそ、まずは血液検査などで「今の自分のホルモン状態」を正確に把握することが、効果的な予防の第一歩となります。

なぜ閉経後の60代女性は急激に骨密度が低下するのか

女性ホルモンであるエストロゲンは、骨の形成と吸収のバランスを保つ重要な鍵です。閉経によってこのホルモンが極端に減少すると、骨を守るバリアが失われ、わずか数年で急激に骨密度が低下してしまうメカニズムが存在します。

正常な骨と骨粗鬆症の骨の比較イラスト

閉経後骨粗鬆症のメカニズム

健康な状態:骨を「壊す働き」と「作る働き」のバランスが保たれている
更年期を迎えエストロゲンが減少
骨を壊す細胞(破骨細胞)の働きが異常に活発化
新しい骨を作るのが追いつかず、骨がスカスカに(骨粗鬆症)

特に60代の女性は、このホルモン減少の影響を最も強く受ける時期であり、些細な転倒などで骨折(手首、背骨、太ももの付け根など)を起こすリスクが跳ね上がります。

食事からのカルシウム吸収率も加齢とともに低下する現実

牛乳や小魚などの食材と食事の限界を考える女性

加齢に伴い、腸管からのカルシウム吸収率や、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの働きも弱まります。そのため、若い頃と同じように食事に気をつけていても、実際には骨に十分な栄養が届いていないことが多いのです。

「毎日牛乳を飲んでいるから大丈夫」と考えていても、体内での吸収率やホルモンバランスの変化まではカバーしきれません。さらに、年齢とともに胃腸の働きも変化するため、食事の量自体を増やすことにも限界があります。

⚠ 食事に依存しすぎるリスク

食事という土台作りは大切ですが、それだけに依存せず、医療機関での検査や、必要に応じたサプリメント(女性ホルモンに似た働きをする成分など)の活用を検討することが推奨されます。

受診の目安・注意すべき症状:こんな変化を感じたら早めの相談を

腰に手を当てて痛みをこらえるシニア女性

骨粗鬆症は「沈黙の病」とも呼ばれ、初期段階では自覚症状がほとんどありません。しかし、背中や腰の痛み、身長の縮み、背中が丸くなってきたなどのサインが現れた場合は、すでに骨折のリスクが高まっている状態です。

早期受診のサイン(チェックリスト)

  • 身長の低下:若い頃より身長が2cm以上縮んだ
  • 姿勢の変化:背中や腰が丸くなってきた気がする
  • 慢性的な痛み:立ち上がるときや重いものを持ったときに背中や腰痛がある
  • 更年期の不調:肩こり、ほてり、関節の痛みなど、更年期特有の症状が強い

骨粗鬆症による背骨の骨折(圧迫骨折)は、気づかないうちにジワジワと潰れていく「いつの間にか骨折」であるケースも少なくありません。痛みがないからといって安全とは限らないため、「閉経を迎えたら一度は状態をチェックする」という意識を持つことが大切です。

検査・診断・予防の選択肢

骨の健康状態を知るためには、現在の骨の量を見る「骨密度検査」のほか、自費診療による「血液検査」でホルモン状態や骨の代謝を測定する方法があります。自身の状態に合わせた適切なアプローチを選ぶことが、将来の寝たきり予防に繋がります。

医療機関で行われる主なアプローチ

一般的な医療機関では、以下のようなアプローチで骨の健康状態を評価・サポートします。

  • 骨密度検査(※一般的な整形外科等)
    専用の機器を用いて骨密度を数値化して評価します。現在の骨の硬さを知るための一般的な検査です。
  • 血液検査による骨代謝・ホルモン状態の確認(★当院で実施可能)
    現在の女性ホルモン(エストロゲン)の数値や、骨代謝のマーカーを血液検査で調べます。これにより、「今、骨がどれくらい壊されやすい状態にあるか」という骨の未来のリスクを客観的に把握できます。
  • 大豆イソフラボン由来成分の活用
    エストロゲンに似た働きをする成分として注目されているのが「エクオール」です。大豆製品を食べても体内で十分なエクオールを作れる日本人は約半数と言われており、効率的に摂取できるサプリメント(エクエルプチなど)の活用も、予防の選択肢として有効です。

保険診療と自費診療の違いと費用の考え方

疾患の診断や治療を目的とする場合は保険診療となりますが、予防目的の検査や特定のサプリメント購入などは自費診療となります。

保険診療の対象 自費診療の対象
すでに強い痛みがある、骨折の疑いがある、あるいは医師の診察によって治療が必要と判断された場合のレントゲン検査、およびその後の治療(お薬の処方やリハビリなど)は、健康保険が適用されます。 「今のところ痛みはないが、将来のためにホルモン数値を調べて予防に役立てたい」といった予防目的の特別な血液検査や、医薬品ではないサプリメント(エクエルプチなど)の購入は、全額自己負担となります。

自費診療は費用がかかりますが、骨折して要介護状態になるリスクや、その後の長引く医療費・生活の質の低下を考慮すれば、決して無駄な投資ではありません。

SBC整形外科クリニックでご相談いただける予防とケア

新宿にある当院では、自費診療の「運動機能ホルモン検診」から、エクエルプチの院内販売、一般整形外科による肩こり・腰痛治療まで幅広く対応しています。休日の買い物ついでにもお立ち寄りいただける環境です。
SBC整形外科クリニック院長:沼倉裕堅医師)では、更年期を迎えた女性の骨の健康と、日々の快適な生活をサポートするために、以下の体制を整えています。

エクエルプチのサプリメントパッケージイメージ

1. 運動機能ホルモン検診(血液検査 / 自費診療)

血液検査を用いて、ご自身のホルモン状態や骨代謝マーカーをチェックする検診メニューをご用意しています。「食事の予防だけで大丈夫か」という不安に対し、客観的な数値をもとにアドバイスが可能です。

※当院では機器を用いた骨密度検査(DXA法など)は実施しておりませんが、血液検査によって「骨の壊されやすさ」のリスクを評価することができます。

2. エクエルプチの取り扱い

女性ホルモンに似た働きをする成分を補う「エクエルプチ」を院内で販売しております。来院時のご購入はもちろん、事前にお電話をいただければ「購入のみ」でのご来院もスムーズにご案内いたします。

3. つらい肩こり・腰痛のついで受診

当院は一般整形外科の診療も行っております。新宿駅・西新宿駅・都庁前駅から徒歩圏内の好立地にあり、土日祝日も全日診療を行っております。「エクエルプチを買いに行くついでに、最近気になる50肩や首の痛みも診てほしい」といったご要望にも柔軟に対応いたします。

よくある質問

更年期の骨粗鬆症予防や当院の受診・サービスに関して、患者様から多く寄せられるご質問とその回答をまとめました。受診前の不安や疑問を解消し、安心してご相談いただけるよう解説いたします。

Q. 納豆や牛乳などの食事だけで骨粗鬆症は予防できませんか?

A. 食事は基本ですが、それだけでは不十分なことが多いです。
閉経後の女性ホルモン低下による急激な骨量減少には、食事だけでは追いつきません。検診で現状を把握し、必要に応じてエクエルプチなどのサプリメントや医療的なケアを併用することが推奨されます。カルシウムやビタミンD、タンパク質の摂取は重要ですが、根本原因である「エストロゲンの枯渇」を食事だけで補うことは難しいため過信は禁物です。

Q. エクエルプチだけを購入することは可能ですか?

A. はい、可能です。
来院時にご購入いただけるほか、事前にお電話(0120-962-992)でご連絡いただければ、購入のみの対応もスムーズにご案内できます。「まずはサプリメントから試してみたい」という方も大歓迎です。受付にてお渡しいたしますので、お気軽にお申し付けください。

Q. 検診やサプリ購入のついでに、肩こりの診察も受けられますか?

A. もちろん可能です。
当院は一般整形外科の診療も行っておりますので、更年期に多い肩こりや腰痛、関節の痛みなども同時にご相談いただけます。更年期はホルモンバランスの乱れからくる不調が起こりやすい時期です。当院でまとめてケアすることで、通院の負担を減らすことができます。

まとめ:将来の健康を守るために今できること

この記事でお伝えしたかったこと

  • 閉経後の骨粗鬆症予防は「食事だけ」では不十分なケースが多い
  • エストロゲン減少による急激な骨密度低下は誰にでも起こり得る
  • 症状が出る前に、血液検査などでホルモン状態の「現在地」を知ることが最重要
  • 適切な検査と正しいケアの選択が、将来の寝たきりリスクを大幅に軽減させる

「まだ痛くないから大丈夫」「食事に気をつけているから平気」と自己判断せず、女性ホルモンが急激に減少する 60 代前後のタイミングで、一度ご自身の身体としっかり向き合うことをおすすめします。
骨密度の不安や更年期の不調を感じたら、SBC整形外科クリニックへご相談ください。運動機能ホルモン検診のご予約やエクエルプチのご購入、肩こりなどの一般診療まで、全日診療で皆様の健康をサポートいたします。

参考・出典

  • ・厚生労働省「e-ヘルスネット:骨粗鬆症予防のための食生活」
  • ・日本整形外科学会「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)について」
  • ・日本産科婦人科学会「更年期障害」

診療のご案内

SBC整形外科クリニック
【所在地】 〒160-0023
東京都新宿区西新宿7丁目-21-3 西新宿大京ビル7階
【電話番号】 0120-962-992
(電話受付時間 9:15~18:00)
【最寄り駅】 西新宿駅より徒歩2分
新宿駅より徒歩7分
都庁前駅より徒歩7分
【診療日】 土日祝日も全日診療

監修医師

沼倉 裕堅 院長

■ 経歴

2017年 Mahidol University Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital 整形外科 留学
2018年 東北大学医学部医学科 卒業
湘南藤沢徳洲会病院 救急科・内科・整形外科
スカイ整形外科クリニック
2020年 いわき市医療センター整形外科
2021年 竹田綜合病院 整形外科
2022年 山形市立病院済生館 整形外科
いしがみ整形外科クリニック
整形外科クリニック西新宿本院
2025年 SBC整形外科クリニック 西新宿本院

■ 備考(所属学会)

日本整形外科学会
日本再生医療学会
日本四肢再建・創外固定学会
日本小児内分泌学会
日本成長学会

監修医情報

SBC整形外科クリニック
西新宿本院院長

沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
SBC整形外科クリニック

運営者情報

運営クリニック SBC整形外科クリニック 西新宿本院
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 沼倉 裕堅 医師
医師紹介
SBC整形外科クリニック 新宿本院
沼倉 裕堅 院長
Hirokata Numakura
【所属学会】
  • 日本整形外科学会
  • 日本再生医療学会
  • 日本四肢再建・創外固定学会
【経歴】
  • 2017年
    Mahidol University Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital 整形外科 留学
  • 2018年
    東北大学医学部医学科 卒業
  • -
    湘南藤沢徳洲会病院 救急科・内科・整形外科
  • -
    スカイ整形外科クリニック
  • 2020年
    いわき市医療センター 整形外科
  • 2021年
    竹田綜合病院 整形外科
  • 2022年
    山形市立病院済生館 整形外科
    いしがみ整形外科クリニック
    西新宿整形外科クリニック
  • 2025年
    SBC整形外科クリニック 西新宿本院