「整形外科でリハビリを続けているけれど、あまり変化を感じない」
「電気治療を受けるだけなら、通う意味がないのでは?」
「マッサージや整体と、整形外科のリハビリは何が違うの?」
腰、膝、肩、首などの痛みでリハビリに通っている方の中には、このような疑問を感じている方もいるでしょう。
仕事や家事の時間を調整して通院しているにもかかわらず、目的や変化が分からなければ、「このまま続けて意味があるのか」と不安になるのは自然なことです。
結論からいうと、整形外科のリハビリには、関節の動き、筋力、歩行、日常生活動作などの維持・改善を目指す医学的な目的があります。
ただし、すべての方に同じ内容が適しているわけではありません。診断や目標が曖昧なまま、症状に合っていない治療を漫然と続けていれば、効果を実感しにくいこともあります。
リハビリが「意味ない」と感じたときに必要なのは、すぐに諦めることでも、同じ内容を我慢して続けることでもありません。
現在の診断、目標、リハビリ内容が自分の状態に合っているかを、医師や理学療法士と確認することが重要です。
この記事では、整形外科のリハビリで効果を感じにくい理由、内容を見直す目安、実際に行う治療、マッサージ・整骨院・整体との違いについて解説します。
整形外科のリハビリは、ただ通院回数を重ねればよいものではありません。
意味のあるリハビリには、主に次の3つが必要です。
たとえば、膝の痛みがある方でも、目標は一人ひとり異なります。
目標が異なれば、必要な運動や評価方法も異なります。
理学療法は、単に痛みを軽くするだけではなく、運動機能や日常生活動作を改善し、生活の質を高めることを目指す治療です。医療機関で行う理学療法は、医師が必要性を判断し、その指示に基づいて実施されます。
リハビリの効果を感じない場合、患者様の通院回数や努力だけが原因とは限りません。
診断、目標、治療内容など、複数の要素を確認する必要があります。
「とりあえず電気を当てる」「毎回同じ運動をする」という状態では、何のために通っているのか分かりにくくなります。
まず、次の点を確認しましょう。
痛みの数字だけではなく、歩ける距離、関節の動く範囲、立ち上がり、階段、仕事や家事のしやすさなども評価の対象になります。
リハビリを始めた当初と現在で、症状が変わっていることがあります。
たとえば、最初は腰の痛みだけだったものの、途中から脚のしびれや筋力低下が現れた場合は、同じリハビリを続ける前に医師の再診が必要です。
※症状の変化によっては、追加検査や別の治療が必要になることがあります。
同じ疾患でも、痛みが強い時期と、回復して身体を動かす時期では、適した内容が異なります。
痛みや炎症が強い時期に負荷の大きい運動を行うと、症状が悪化することがあります。一方、症状が落ち着いているにもかかわらず、受動的な治療だけを長期間続けていると、筋力や動作の改善につながりにくい場合があります。
リハビリは、症状や回復段階に合わせて内容を調整する必要があります。
電気や超音波などの物理療法は、痛みの調整や筋機能の維持などを目的として行われることがあります。
ただし、物理療法だけですべての問題を解決できるとは限りません。
関節の動かしにくさ、筋力低下、歩き方、仕事中の動作などが症状に関係している場合は、運動療法や日常生活の指導を組み合わせる必要があります。
運動量が多すぎると、痛みや腫れが強くなる可能性があります。
反対に、負荷が軽すぎる状態を続けていても、筋力や動作の改善につながらないことがあります。
リハビリ中の運動は、「痛ければ痛いほど効果がある」ものではありません。運動後の症状や翌日の状態も確認しながら、負荷を調整します。
クリニックで運動を行っていても、仕事、家事、育児、スポーツなどで同じ部位に大きな負担がかかっていれば、症状が改善しにくいことがあります。
一つの「正しい姿勢」を維持し続けるのではなく、同じ姿勢を長時間続けないことも大切です。
痛みの状態によっては、リハビリだけで対応するのではなく、薬物療法、注射、装具、手術、他科での診療などを検討する必要があります。
一定期間続けても変化がない場合は、リハビリの回数を増やすだけでなく、診断や治療方針を見直すことが重要です。
「何回通えば効果が出る」という一律の基準はありません。疾患、発症からの期間、重症度、生活上の目標によって異なるためです。
ただし、次のような場合は、現在の内容を一度見直した方がよいでしょう。
「意味がない気がする」と感じた時点で、遠慮せず担当者へ伝えてください。
治療内容への疑問を伝えることは、リハビリを中止するという意味ではありません。より自分の状態に合った治療へ調整するために必要な情報です。
診察やリハビリの際は、次のように質問すると、治療の目的を整理しやすくなります。
目標と評価方法を共有することで、「ただ通っているだけ」という状態を避けやすくなります。
整形外科のリハビリでは、医師の診察結果に基づき、理学療法士などが身体機能や日常生活動作を評価します。
日本理学療法士協会では、理学療法を、運動機能の維持・改善を目的として、運動や温熱、電気、マッサージなどの物理的手段を用いる治療と説明しています。
実際に行う内容は、疾患や症状によって異なります。
最初に、現在の身体の状態を確認します。
痛みがある部位だけではなく、隣接する関節や全身の動きも確認することがあります。
ケガ、手術、痛みによる安静などで動かしにくくなった関節を、安全な範囲で動かす練習です。
無理に可動域を広げるのではなく、痛みや組織の回復状態を確認しながら行います。
症状や活動量の低下によって弱くなった筋肉に対し、段階的に負荷をかけます。
膝が痛い方でも、膝周辺だけでなく、股関節、足首、体幹などの筋力を確認することがあります。
立ったときのふらつき、歩行、階段などに不安がある場合は、バランスや歩き方を確認します。
転倒予防や、日常生活で安全に移動するための練習も行います。
リハビリの目的は、検査上の数字を改善することだけではありません。
患者様が実際に困っている動作を確認し、負担を調整する方法を提案します。
通院している時間以外にも、自宅で行える運動や生活上の注意点を案内します。
ただし、セルフケアは回数を増やせばよいものではありません。指導された方法と負荷を守り、症状が悪化した場合は中止して相談してください。
整形外科のリハビリとマッサージ、整骨院、整体は、「治療か慰安か」だけで単純に分けることはできません。
マッサージにも国家資格を持つあん摩マッサージ指圧師が行うものがあります。また、整形外科の理学療法でも、症状に応じて徒手療法やマッサージを取り入れることがあります。あん摩マッサージ指圧師は、厚生労働大臣の免許が必要な国家資格です。
主な違いは、担当者の資格、医師による診断、検査や薬の処方が可能かという点です。
| 項目 | 整形外科の リハビリ |
あん摩 マッサージ指圧 |
整骨院 接骨院 |
整体 |
|---|---|---|---|---|
| 主な担当者 | 医師、理学療法士など | あん摩マッサージ指圧師 | 柔道整復師 | 施設ごとに異なる |
| 医師の診断 | あり | なし | なし | なし |
| 画像検査 | 必要に応じて実施 | 不可 | 不可 | 不可 |
| 薬の処方 | 可能 | 不可 | 不可 | 不可 |
| 主な内容 | 運動、動作練習、物理療法、セルフケア指導など | 手技による施術 | 外傷等に対する柔道整復施術 | 施設独自の手技など |
| 保険適用 | 医学的必要性や算定要件により適用 | 医師の同意等の要件がある | 対象となる外傷等に限る | 原則自費 |
整骨院・接骨院で健康保険の対象となるのは、原則として外傷性の骨折、脱臼、打撲、捻挫、肉離れなどです。単なる肩こりや筋肉疲労に対する施術は、健康保険の対象外です。
原因が分からない痛み、長引く症状、しびれ、筋力低下、外傷後の症状がある場合は、まず整形外科で診察を受けることをご検討ください。
電気治療は、症状や目的に応じて、痛みの調整や筋機能の維持などに用いられることがあります。
そのため、電気治療自体に意味がないとはいえません。
一方で、関節の硬さ、筋力低下、歩行や日常生活動作の問題がある場合、電気治療だけでは十分でないことがあります。
物理療法は、必要に応じて運動療法やセルフケア指導と組み合わせることで、治療計画の一部として利用されます。
SBC整形外科クリニック西新宿本院では、医師、看護師、理学療法士が連携してリハビリテーションを行っています。
公式ページでは、次のような症状や状態への対応を案内しています。
対象となる主な疾患には、変形性膝関節症、半月板損傷、肩関節周囲炎、頸椎・腰椎椎間板症、椎間板ヘルニア、足関節捻挫、変形性股関節症、骨折、手術後などがあります。
患者様の痛み、動きの制限、日常生活やスポーツで困っている動作を評価し、状態に応じて次の内容を行います。
SBC公式ページでは、日常生活動作の向上や生活の質を意識したリハビリを案内しています。
西新宿本院では、症状や治療目的に応じて、次の機器を使用しています。
すべての患者様に同じ機器を使用するわけではありません。診察や身体機能の評価を踏まえて、必要な治療を検討します。
当院では、首や腰の牽引療法は行っていません。
まず、痛みが始まった時期、痛む場所、日常生活で困っている動作などを確認します。必要に応じてレントゲンなどの検査を行い、リハビリの適応を判断します。
初診時から必ずリハビリを開始するわけではありません。症状によっては、薬物療法や追加検査などを優先することがあります。
リハビリが適していると判断された場合は、理学療法士が関節の動き、筋力、歩行、姿勢、日常生活動作などを確認します。「痛みをゼロにする」といった曖昧な目標だけでなく、患者様が実際に改善したい動作を共有します。
評価結果に応じて、関節可動域訓練、筋力トレーニング、ストレッチ、物理療法などを組み合わせます。痛みや回復状態に応じて、内容や負荷を調整します。
通院していない日にも継続できる運動や、日常生活での注意点を案内します。自宅運動で痛みやしびれが悪化した場合は、無理に続けず担当者へ相談してください。
痛みだけでなく、関節の動き、筋力、歩行、生活動作などの変化を確認します。改善が乏しい場合や症状が変化した場合は、医師の再診、追加検査、治療内容の変更などを検討します。
SBC整形外科クリニック西新宿本院では、土曜日、日曜日、祝日も診察とリハビリを実施しています。
平日に仕事や学校があり、継続して通院することが難しい方もご相談ください。
診療時間は9:15~18:00、最終受付は平日・土曜日が17:00、日曜日・祝日が16:00です。平日は予約優先制、土日祝日は完全予約制となっています。
リハビリの予約枠には限りがあります。診療日であっても当日にリハビリを受けられるとは限らないため、事前にご予約ください。
リハビリの効果は、「痛いか、痛くないか」だけで判断するものではありません。
次のような変化も確認します。
開始時に「何ができるようになりたいか」を伝えておくと、変化を判断しやすくなります。
運動後に、一時的な疲労感や筋肉の張りを感じることはあります。
ただし、次の症状がある場合は、運動を中止して医師や担当スタッフへ相談してください。
「リハビリだから痛くても我慢すべき」とは限りません。症状を伝えることで、運動の負荷や内容を調整できます。
次のような症状がある場合は、リハビリだけを続けず、整形外科医へ相談してください。
次の症状がある場合は、通常の予約を待たず、速やかな医療機関への受診を検討してください。
日本整形外科学会も、腰痛に発熱、進行する痛み、下肢のしびれや筋力低下、排尿障害などを伴う場合は、速やかな受診を勧めています。
医師が医学的に必要と判断し、対象となる疾患や身体機能の低下が保険診療の要件を満たす場合は、健康保険が適用されます。
実際の費用は、次の条件によって異なります。
保険診療の運動器リハビリには、診療報酬上の算定要件や標準的な算定日数があります。ただし、すべての患者様が同じ日数で終了するわけではありません。
保険適用の範囲や費用は、診断や治療内容によって異なるため、診察時または受付へご確認ください。
整形外科のリハビリには、関節の動き、筋力、歩行、日常生活動作などを維持・改善する医学的な目的があります。
一方で、すべての方に同じリハビリが適しているわけではありません。
「意味がない」と感じた場合は、患者様の努力不足と考えるのではなく、次の点を確認することが大切です。
リハビリの効果が分からないまま通院を続ける必要はありません。まず現在の状態を整形外科医が確認し、リハビリが必要か、どのような内容が適しているかを整理することが重要です。
SBC整形外科クリニック西新宿本院では、医師の診察後、理学療法士が身体機能や日常生活動作を評価し、関節可動域訓練、筋力トレーニング、ストレッチ、物理療法、セルフケア指導などを行っています。
西新宿駅から徒歩2分、新宿駅・都庁前駅から徒歩7分で、土日祝日も診察とリハビリを実施しています。
次のようなお悩みがある方は、SBC整形外科クリニック西新宿本院へご相談ください。
まずは整形外科の診察で現在の状態を確認し、リハビリが必要かどうかをご相談ください。
参考・出典
| 【所在地】 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7丁目-21-3 西新宿大京ビル7階 |
|---|---|
| 【電話番号】 | 0120-962-992 (電話受付時間 9:15~18:00) |
| 【最寄り駅】 | 西新宿駅より徒歩2分 新宿駅より徒歩7分 都庁前駅より徒歩7分 |
| 【診療日】 | 土日祝日も全日診療 |
■ 経歴
| 2017年 | Mahidol University Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital 整形外科 留学 |
|---|---|
| 2018年 | 東北大学医学部医学科 卒業 湘南藤沢徳洲会病院 救急科・内科・整形外科 スカイ整形外科クリニック |
| 2020年 | いわき市医療センター整形外科 |
| 2021年 | 竹田綜合病院 整形外科 |
| 2022年 | 山形市立病院済生館 整形外科 いしがみ整形外科クリニック 整形外科クリニック西新宿本院 |
| 2025年 | SBC整形外科クリニック 西新宿本院 |
■ 備考(所属学会)