テーブルやベッド、タンスなどの角に、足の小指を強くぶつけた。
しばらくすると、
「小指が腫れてきた」
「紫色になっている」
「歩けるけれど痛い」
「これって骨折している?」
と不安になる方もいるでしょう。
先に結論
足の小指をぶつけたあとに歩けていても、骨折していないとは限りません。
足の指の骨折では、痛みや腫れ、内出血などがみられますが、骨折の状態によっては歩けることもあります。
一方で、打撲でも似た症状が出るため、
と症状だけで正確に見分けることはできません。
まずここを確認してください
早めの受診を優先
明らかな変形/しびれ・感覚低下/指が白っぽく冷たい/大きな傷や出血
整形外科で確認を検討
強く腫れている/歩くたびに痛い/押すと強く痛い/翌日も痛みや腫れが強い
覚えておきたいこと
歩けることだけでは骨折を否定できません。
まず確認|こんな症状があれば整形外科へ
現在の小指の状態を確認してみてください。
早めに受診
小指が明らかに曲がっている・向きがおかしい
骨折などによって骨がずれている可能性があります。
強く腫れている
骨折でも打撲でも起こるため、腫れだけでは判断できません。
紫色・青紫色に内出血している
骨折でも打撲でもみられることがあります。
小指を押すと強く痛い
痛みの場所や程度を含めて状態を確認します。
骨折を否定できない
歩けるが、一歩ごとに痛い
歩けることだけでは骨折していないとは判断できません。
翌日も腫れ・痛みが強い
症状が改善していない場合は整形外科への相談を検討してください。
早めに受診
しびれる・感覚が鈍い
神経などへの影響も考える必要があります。
早めに受診
指が白っぽい・青白い、触ると冷たい
通常の内出血とは異なる状態も考える必要があります。
早めに受診
深い傷・出血がある
傷の状態も含めて早めに医療機関で確認してください。
通常の様子見より受診を優先
変形・感覚低下・指の冷たさ・大きな傷がある場合は、早めに受診可能な医療機関へご相談ください。
歩けても足の小指を骨折していることはある?
あります。歩けることだけでは骨折を否定できません。
骨折というと、「骨折していたら歩けないはず」と思うかもしれません。
しかし、足の指の骨折は骨のずれや損傷の程度によって症状が異なります。
骨折していても、
何とか歩ける
かかと側へ体重をかければ歩ける
ゆっくりなら歩ける
「歩ける=骨折していない」という判断はできません。
家具やベッド、タンスなど硬いものへ小指を強くぶつけることは、足の指を骨折する原因の一つです。
骨折と打撲は症状だけで見分けられる?
自宅で完全に見分けることは困難です。
骨折でも打撲でも、痛み・腫れ・内出血・押したときの痛み・歩行時痛などが出ることがあります。
骨折と打撲の症状を比較
痛み・腫れ
骨折:みられます
打撲:みられます
→ この症状だけでは見分けられません
紫色・青紫色の内出血
骨折:みられることがあります
打撲:みられることがあります
→ 色だけでは判断できません
押すと痛い
骨折:みられます
打撲:みられます
→ 圧痛だけでも判断できません
歩ける
骨折:歩ける場合があります
打撲:歩ける場合があります
→ 歩けても骨折は否定できません
明らかな変形
骨折:みられる場合があります
打撲:通常は目立った変形は生じません
→ 変形があれば早めに受診
とは判断できません。
骨折が疑われる場合は、整形外科での診察や必要に応じたX線(レントゲン)検査などによって骨の状態を確認します。
小指が腫れた・紫色になった場合は?
足の小指を強くぶつけると、骨折でも打撲でも腫れや内出血が起こることがあります。
紫色・青紫色になっただけでは、骨折かどうかは分かりません。
色だけではなく、
腫れの強さ
どこを押すと痛いか
歩いたときの痛み
小指の向き
時間とともに症状が改善しているか
を確認します。
翌日になっても大きく腫れている
歩くと強く痛い
触ると一点だけ非常に痛い
場合は、整形外科で状態を確認することを検討してください。
「紫色」と「青白い」は意味が異なります
ぶつけた周囲が紫色・青紫色になるのは、内出血でもみられます。
一方で、
指全体が白っぽい・青白い
触ると冷たい
しびれる
感覚が鈍い
場合は、単なる内出血とは異なる状態も考える必要があります。早めに医療機関を受診してください。
骨折して骨がずれている場合などには、小指が通常とは違う方向へ曲がって見えることがあります。
「引っ張ったら戻りそう」
と思っても、自分で小指を引っ張ったり、位置を戻したりすることは避けてください。
骨折の状態によっては、医療機関で骨の位置を整える処置が必要になることがあります。
翌日も腫れている・歩くと痛い場合は?
ぶつけた直後は、
「かなり痛かったけれど、歩けるから大丈夫そう」
と思うこともあります。
しかし翌日になって、
腫れが強くなった
紫色になってきた
靴を履くと痛い
歩くたびに痛い
触ると強く痛む
といった症状が残っている場合は、整形外科への相談を検討してください。
「翌日になったか」ではなく、「痛みや腫れが改善しているか」で考えることが重要です。
痛みがほとんど改善していない、または時間が経つにつれて症状が強くなっている場合は、長期間そのままにせず状態を確認しましょう。
小指だけでなく足の外側まで痛む場合
小指そのものではなく、小指の付け根から足の外側まで痛む場合は、足指以外の部分も傷めている可能性があります。
「小指そのものが痛い」
「付け根から足の外側まで痛い」
など、どの範囲が痛むのかを受診時に医師へ伝えてください。
受診までにできること|小指への負担を減らす
骨折か打撲か分からない段階では、無理に歩き回らず、小指への負担を減らします。
してよいこと
足を休ませる
必要以上に長時間歩いたり、立ち続けたりしないようにします。
冷やす場合はタオル越しに
氷や保冷剤を直接皮膚へ当て続けないようにします。
足を高くして休む
できる範囲で足を高い位置にして休みます。
小指を圧迫する靴を避ける
先端が細い靴など、小指へ強く当たる履物は避けます。
冷やす場合は、氷や保冷剤を直接皮膚に当て続けず、タオルなどで包んで使用します。
避けたいこと
× 痛みを我慢して長時間歩く
× 曲がった小指を自分で戻す
× 強く揉む
× 痛みを確認するため何度も動かす
小指と隣の指を自分でテーピングしてもいい?
足の指の骨折では、状態によって隣の指と固定する方法が用いられることがあります。
ただし、診断前に自己判断で強く固定することは避けてください。
特に、
変形している
強く腫れている
傷がある
しびれている
指が冷たい
といった場合は、自分で強くテーピングするより医療機関で状態を確認することを優先してください。
整形外科ではどうやって骨折を確認する?
整形外科では、けがをした状況や痛みの場所、腫れ、変形、歩行時の症状などを確認し、必要に応じて画像検査も行いながら状態を評価します。
整形外科では、診察や必要な画像検査などから足の状態を確認します。
受診時に確認する主なポイント
ぶつけた状況
どのような状況で、どの方向から小指をぶつけたのかを確認します。
痛み・腫れ・内出血
痛む場所や腫れ、変色の範囲などを確認します。
小指の形・感覚
小指の向きや変形、しびれ、感覚の異常などを確認します。
体重をかけたときの症状
歩いたときや足へ体重をかけたときの痛みなどを確認します。
必要な画像検査
骨折が疑われる場合には、必要に応じてX線(レントゲン)検査などで骨の状態を確認します。
受診時に病名は分からなくて大丈夫です
「打撲なのか骨折なのか分からない」という段階で整形外科へ相談できます。
SBCでは足の小指の痛み・骨折の疑いを診てもらえる?
SBC整形外科クリニックでは、一般整形外科で骨折・捻挫・打撲などの外傷を診療しています。
西新宿本院・横浜駅前院には、骨折が疑われる場合の評価に使用する画像検査設備があります。
レントゲンPACS
西新宿本院:あり
横浜駅前院:あり
超音波(エコー)検査
西新宿本院:あり
横浜駅前院:あり
実際にどの検査を行うかは、けがの状態や症状などを踏まえて医師が判断します。
受診時に確認・検討すること
けがをした状況
家具の角などへ、どのように小指をぶつけたのかを確認します。
現在の症状
痛み・腫れ・内出血・変形・しびれ・歩行時痛などを確認します。
必要な画像検査
骨折が疑われる場合には、必要に応じてX線検査などを行います。
状態に応じた治療
骨折や打撲など、確認された状態に応じて治療方針を検討します。
足の小指をぶつけたときによくある質問
質問を押すと回答が開きます。
▼ Q. 歩ければ骨折ではありませんか?
いいえ。足の小指を骨折していても、骨折の状態によっては歩ける場合があります。歩けるかどうかだけで骨折を判断することはできません。
▼ Q. 小指が紫色になったら骨折ですか?
紫色・青紫色の内出血は、骨折でも打撲でも起こることがあります。色だけでは骨折と打撲を見分けられません。
▼ Q. 翌日になっても痛い場合は病院へ行った方がいいですか?
翌日も強い腫れや歩行時痛、押したときの強い痛みなどが続く場合は、整形外科への相談を検討してください。特に症状が改善せず、むしろ強くなっている場合は状態を確認しましょう。
▼ Q. 足の小指が曲がって見えます
骨折などによって骨がずれている可能性があります。自分で引っ張ったり戻したりせず、早めに医療機関を受診してください。
▼ Q. 足の小指を骨折していたら手術になりますか?
骨折したからといって、必ず手術になるわけではありません。骨折の位置や骨のずれ、傷の有無などによって治療方法は異なります。必要な評価を行ったうえで治療方針を決めます。
▼ Q. 足の小指をぶつけたら何科に行けばいいですか?
骨折・打撲などが疑われる足の小指のけがは、整形外科で相談できます。「骨折かどうか分からない」という段階で受診して構いません。
まとめ|歩けるから骨折ではない、とは判断できません
足の小指を家具やベッド、タンスなどに強くぶつけた場合、打撲だけでなく骨折している可能性があります。
というだけでは、骨折を否定できません。
特に、
小指が大きく腫れている
歩くたびに痛い
押すと強く痛い
小指が曲がっている
翌日も強く痛む
場合は、整形外科で状態を確認しましょう。
また、
指が青白い・冷たい
しびれ・感覚低下がある
大きな傷や出血がある
場合は、通常の様子見よりも早めの医療機関受診を優先してください。
SBC整形外科クリニック 西新宿本院
所在地
〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-21-3 西新宿大京ビル7階
アクセス
西新宿駅 徒歩2分
新宿駅 徒歩7分
都庁前駅 徒歩7分
診療時間
9:15~18:00
予約
平日:予約優先制
土日祝:完全予約制
SBC整形外科クリニック 横浜駅前院
所在地
〒220-0004
神奈川県横浜市西区北幸1-4-1 横浜天理ビル11階
アクセス
横浜駅 徒歩3分
横浜駅西口ジョイナス地下街直結(南8番出口)
診療時間
全日 9:15~18:00
予約
平日:予約優先制
土日祝:完全予約制