運動後の痛みや、ちょっとした転倒で足を捻った、あるいはどこかにぶつけたといった日常的な怪我は、多くの大人にとって珍しいことではありません。最初は「ただの捻挫だろう」「単なる打撲だからそのうち治るはず」と自己判断し、湿布を貼ったり安静にしたりして様子を見る方が大半です。
しかし、数週間経っても痛みが引かない、あるいは特定の動作をするたびに鋭い痛みを感じる場合、それは単なる捻挫や打撲ではなく「疲労骨折」を起こしている可能性があります。本記事では、大人の疲労骨折の特徴や、自然治癒に任せることの危険性、そして整形外科を受診すべき目安について詳しく解説します。痛みが長引いて不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。
捻挫や打撲だと思っていた痛みが長期間続く場合、疲労骨折の疑いがあります。「少し痛いけれど、歩けるから骨折ではないだろう」と考える方は少なくありません。しかし、疲労骨折は通常の骨折のように一度の大きな衝撃で骨がポッキリと折れるわけではなく、骨の同じ部位に小さなストレスが繰り返し加わることで、金属疲労のようにひびが入り、最終的に骨折に至る状態を指します。
そのため、初期段階では歩行が可能であったり、痛みが軽度であったりすることが多く、発見が遅れがちです。
自己判断で「自然に治るだろう」と放置し、運動や日常の負荷をかけ続けると、骨の修復が追いつかずに亀裂が深まり、完全な骨折(完全骨折)に進行する恐れがあります。
また、折れた骨がずれて癒合してしまう変形治癒や、骨がくっつかない偽関節(ぎかんせつ)という厄介な状態に陥るリスクも高まります。こうなってしまうと、長期間のギプス固定や、場合によっては手術が必要になることもあります。
疲労骨折は、1回の大きな外力によって起きる通常の骨折(外傷性骨折)とは異なり、骨の同じ場所に継続的かつ反復的な力が加わることで生じます。若年層のスポーツ選手に多いイメージがありますが、実は大人になってからも発症するケースが多々あります。
※筋肉が疲労して衝撃を吸収する働きが弱まると、その分の負担がダイレクトに骨に伝わります。特に、体重の負荷がかかりやすい足の甲(中足骨)、すねの骨(脛骨・腓骨)、足首周辺に好発します。
捻挫や打撲は通常、受傷直後から数日以内に腫れや痛みのピークを迎え、多くの場合1〜2週間程度で和らいでいきます。一方、疲労骨折は初期段階では「運動中だけ痛い」状態から始まり、次第に悪化していくのが特徴です。
| 症状・特徴 | 捻挫・打撲 | 疲労骨折の疑い |
|---|---|---|
| 痛みの持続期間 | 通常1〜2週間で軽快 | 2週間以上改善しない、悪化する |
| 痛むタイミング | 受傷直後がピーク 休むと引く |
運動中だけでなく 安静時や歩行時も痛む |
| 痛みの範囲と圧痛 | 関節周辺など 比較的広い範囲 |
特定の骨の上に ピンポイントで強い痛み |
「ただの筋肉痛や捻挫かもしれない」と迷ったとき、整形外科を受診すべき明確なサインがあります。以下に当てはまる場合は、自己判断で湿布や鎮痛剤に頼るのをやめ、速やかに医療機関にご相談ください。
整形外科では、原因となる動作の中止と安静を基本としつつ、状態に応じた適切な検査と治療を行います。
「いつから痛むか」「どのような運動をしたか」を詳しく聞き取り、ピンポイントの圧痛や腫れの有無を直接確認します。
まずはレントゲン検査を行いますが、初期段階では亀裂が細すぎて写らないケースが多々あります。その場合は当院にてエコー検査(超音波検査)を追加で行います。さらに高精細なMRI検査が必要と判断した場合は、近隣の提携医療機関へ速やかにご案内・手配いたします。
基本は「局所の安静」です。必要に応じてギプスや装具での固定、松葉杖での免荷(体重をかけないこと)を行います。骨癒合を促す低出力超音波パルス(LIPUS)を併用することもあります。痛みが引いてきたら、再発予防のために理学療法士の指導のもと、リハビリテーションを段階的に開始します。
疲労骨折の診断および基本的な治療は、健康保険の適用範囲内で行われます。診察料、当院での各種検査費用(レントゲン・エコー等)、ギプス処置、基本的なリハビリ、投薬などはすべて保険診療となりますので、一般的な3割負担の患者様であれば数千円程度の自己負担で済むことがほとんどです(※提携医療機関でのMRI検査等の費用は別途当該機関にて発生します)。
一方で、治癒を早めるための特殊な再生医療(PRP療法など)や、個人の足の形に合わせたオーダーメイドの高機能インソール作成などを希望される場合は自費診療(自由診療)となります。(※適応については医師にご相談ください)
なお、受診の際は必ずマイナ保険証(または健康保険証・資格確認書)をご持参ください。お忘れになると一時的に全額自己負担となりますのでご注意ください。
新宿区西新宿に位置するSBC整形外科クリニックでは、沼倉裕堅院長をはじめとする整形外科診療を行う医師が、患者様一人ひとりの症状に真摯に向き合います。
※低身長外来(小児低身長治療)等は自費診療となりますが、疲労骨折のご相談は一般整形外科として保険適用で対応いたします。
大人の疲労骨折に関して、受診前に多く寄せられる疑問にお答えします。
「この痛み、もしかして疲労骨折かも?」と少しでも不安を感じたら、放置せずにSBC整形外科クリニックへご相談ください。土日祝日も全日診療を行っており、患者様のライフスタイルに合わせてスムーズに受診いただけます。
捻挫や筋肉痛だと思い込んでいた痛みが、実は治療を要する疲労骨折だったというケースは珍しくありません。当院では、沼倉裕堅院長をはじめとする整形外科診療を行う医師が丁寧に診察し、最適な治療プランをご提案します。長引く痛みでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせ・ご予約ください。

| 【所在地】 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7丁目-21-3 西新宿大京ビル7階 |
|---|---|
| 【電話番号】 | 0120-962-992 (電話受付時間 9:15~18:00) |
| 【最寄り駅】 | 西新宿駅より徒歩2分 新宿駅より徒歩7分 都庁前駅より徒歩7分 |
| 【診療日】 | 土日祝日も全日診療 |
沼倉 裕堅 院長
■ 経歴
| 2017年 | Mahidol University Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital 整形外科 留学 |
|---|---|
| 2018年 | 東北大学医学部医学科 卒業 湘南藤沢徳洲会病院 救急科・内科・整形外科 スカイ整形外科クリニック |
| 2020年 | いわき市医療センター整形外科 |
| 2021年 | 竹田綜合病院 整形外科 |
| 2022年 | 山形市立病院済生館 整形外科 いしがみ整形外科クリニック 整形外科クリニック西新宿本院 |
| 2025年 | SBC整形外科クリニック 西新宿本院 |
■ 備考(所属学会)
▶日本整形外科学会
▶日本再生医療学会
▶日本四肢再建・創外固定学会
▶日本小児内分泌学会
▶日本成長学会