頭痛が続いているとき、「内科、脳神経外科、整形外科のどこを受診すればよいのか」と迷う方は少なくありません。
特に、長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用後に、首や肩の張りとともに後頭部が痛くなる場合は、「整形外科で診てもらえるのか」気になるのではないでしょうか。
結論からいうと、首の痛み、首の動かしにくさ、腕や手のしびれなどを伴う頭痛では、整形外科が受診先の一つになります。
この記事では、新宿・西新宿周辺で頭痛に悩んでいる方に向けて、症状別の受診先、整形外科が適するケース、救急受診が必要な症状、検査や治療について詳しく解説します。
まずは、現在の症状に近い項目を確認し、適切な受診先の目安をつけてみましょう。
以下の症状がある場合は、通常の予約を待たず、至急医療機関を受診してください。
※この分類はあくまで受診先を選ぶ目安です。複数の項目に当てはまる場合や、どこへ行くべきか判断できない場合は、頭痛診療に対応する医療機関や救急相談窓口へ相談してください。
首や肩、腕、手の症状を伴う場合は、頭痛について整形外科へご相談いただけます。
整形外科は、骨、関節、筋肉、腱、靱帯、脊髄、末梢神経などの「運動器」を診療する科です。首の動きや頸椎、周囲の筋肉、神経が頭痛に関係している可能性がある場合は、整形外科で評価を行います。
ただし、「肩こりを伴っている」からといって、頭痛の原因が必ず首や肩にあるとは限りません。
診察の結果、別の診療科での検査が必要と判断された場合は、脳神経内科や脳神経外科などへご紹介し、適切な治療へ繋げます。
頭痛診療では、まず生命に関わる「二次性頭痛」を除外し、そのうえで頭痛の種類(一次性頭痛)を判断することが重要です。
| 一次性頭痛 | 二次性頭痛 |
|---|---|
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頭痛そのものが疾患であるもの
【代表例】 ※画像検査を行っても、構造的異常が見つからないことがあります。 |
別の病気や外傷に伴って発生するもの
【主な原因】 |
頭痛の診察では、最初から「肩こりが原因」と決めつけず、緊急性が高い二次性頭痛がないか確認します。日本頭痛学会のガイドラインでも、二次性頭痛の鑑別と、必要に応じたCT・MRIなどの検査が重視されています。
首や肩の張りと頭痛が同時に現れる場合でも、考えられる頭痛は一つではありません。代表的な3つの頭痛の特徴を解説します。
頭の両側が圧迫される、または締め付けられるように痛むことが多い一次性頭痛です。
首や肩の張りを伴うこともありますが、単純に「血行不良」や「疲労物質の蓄積」だけで説明することはできず、痛みの発生や感じ方には複数の要素が関係します。
ズキズキと脈打つような痛み、動作による悪化などが現れる一次性頭痛です。次のような特徴がある場合は、脳神経内科や頭痛外来などでの相談が適しています。
「肩こりがあるから緊張型頭痛だ」と自己判断するのは危険です。日本頭痛学会も、片頭痛と緊張型頭痛では、体動による悪化や光・音過敏などの特徴が異なるとしています。
頸椎や首の骨、椎間板、軟部組織などの障害に起因する頭痛(二次性頭痛)です。判断材料には次のようなものがあります。
頸椎の画像上の変化は、頭痛がない方にも認められます。そのため、レントゲンやMRIの所見だけで「首が頭痛の原因」と断定することはできません。
ストレートネックとは、横から見たときに頸椎の前方へのカーブが少なく見える状態を指す一般的な呼び方です。
デスクワークやスマートフォンの使用中に頭が前へ出た姿勢が続くと、首や肩周辺への負担が増えることがあります。
ただし、「頸椎のカーブが少ないこと」と「頭痛の原因であること」は同じではありません。
頸椎の画像所見だけでなく、首の動きによる頭痛の再現、可動域、首の症状と頭痛が始まった時期などを総合して判断します。国際頭痛分類でも、画像所見は因果関係を示す確実な証拠にはならないとされています。
ストレートネックについて詳しく知りたい方はこちら
頸椎疾患では、頭痛よりも首、肩、腕、手などの症状が目立つ場合があります。
肩から腕にかけての痛みや、腕・手指のしびれが現れることがあります。首を後ろへ反らすと痛みが強くなり、上肢の筋力低下や感覚障害を伴う場合もあります。
頸椎の椎間板が突出し、神経根や脊髄を圧迫することで、首や肩の痛み、腕や手のしびれ、筋力低下などが現れることがあります。
頭痛だけから判断することはできず、腕や手の症状、首の動き、神経学的所見、必要な画像検査を含めて評価します。
頸椎で脊髄が圧迫されると、手先の動作や歩行に影響が現れる場合があります。次のような症状がある場合は、早めに整形外科へご相談ください。
交通事故や転倒後に首と頭が痛む場合は、整形外科が受診先の一つです。
外傷後は、骨折や脱臼の有無、首の動き、神経症状などを確認する必要があります。
次のような症状がある場合は、整形外科の通常予約ではなく、救急医療機関への受診を検討してください。
頭痛で整形外科を受診する際は、整形外科で確認できる範囲を理解しておくことが大切です。
| 整形外科で確認できること | レントゲン等では分からないこと |
|---|---|
|
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頭痛がいつから、どのように始まったか、痛む場所、随伴症状(しびれ、吐き気など)、服薬状況などを詳しく伺います。
その後、首の動く範囲、頭痛が再現される動作、腕や手の感覚・筋力、歩行状態などを確認し、神経根や脊髄の障害がないかチェックします。
頸椎のレントゲンでは、骨の並びや変形などを確認します。ただし、レントゲンでは神経や筋肉を詳しく見ることはできず、画像上の変化だけで頭痛の原因とは断定できません。
腕や手のしびれ・筋力低下などがあり、さらに詳しい状態を確認する必要がある場合は、MRI検査などを検討します。
治療内容は、診断、症状の程度、神経症状、生活への影響によって異なります。
症状に応じて、消炎鎮痛薬、湿布や塗り薬、筋肉の緊張に対する薬などを検討します。診断や痛む部位によっては、局所注射などを検討する場合もあります。
首や肩の機能が症状に関係していると判断された場合は、首や肩関節の可動域訓練、姿勢指導、温熱・電気療法などのリハビリを検討します。
※SBC整形外科クリニック西新宿本院では、診察後のリハビリや自宅で行うストレッチの指導をご案内しています。
頭痛が起こるたびに鎮痛薬を使用していると、薬の種類や使用頻度によっては、「薬剤の使用過多による頭痛」へ移行し、かえって頭痛が悪化する場合があります。
受診時には以下をお伝えください
受診当日に頭痛が出ていない場合でも、「頭痛ダイアリー」が診断の参考になります。日本頭痛学会も、頭痛の種類の確認や治療評価に利用しています。
発生日時、持続時間、痛む場所、痛みの強さ・性質、首や肩の症状、吐き気、光・音への過敏、しびれ、睡眠・食事・天候・月経との関係、使用した薬と効果など
救急受診が必要な症状がなく、軽い首や肩の張りが中心の場合は、日常の作業環境を見直すことが大切です。
医師が疾病や負傷に対して医学的に必要と判断し、保険診療の範囲で行う診察、検査、処方、リハビリなどには、健康保険が適用される場合があります。
実際の負担額は、初診・再診、自己負担割合、検査内容等によって異なるため、受付または診察時にご確認ください。
SBC整形外科クリニック西新宿本院では、首や肩の痛み、腕や手のしびれなどに対する整形外科診療を行っています。診察の結果、脳神経内科などでの評価が必要と判断される場合は、協力医療機関へのご紹介も行っておりますので、お悩みの方は一度ご相談ください。
参考・出典
| 【所在地】 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7丁目-21-3 西新宿大京ビル7階 |
|---|---|
| 【電話番号】 | 0120-962-992 (電話受付時間 9:15~18:00) |
| 【最寄り駅】 | 西新宿駅より徒歩2分 新宿駅より徒歩7分 都庁前駅より徒歩7分 |
| 【診療日】 | 土日祝日も全日診療 |
■ 経歴
| 2017年 | Mahidol University Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital 整形外科 留学 |
|---|---|
| 2018年 | 東北大学医学部医学科 卒業 湘南藤沢徳洲会病院 救急科・内科・整形外科 スカイ整形外科クリニック |
| 2020年 | いわき市医療センター整形外科 |
| 2021年 | 竹田綜合病院 整形外科 |
| 2022年 | 山形市立病院済生館 整形外科 いしがみ整形外科クリニック 整形外科クリニック西新宿本院 |
| 2025年 | SBC整形外科クリニック 西新宿本院 |
■ 備考(所属学会)