頭痛は何科?首・肩こりを伴う頭痛で整形外科を受診する目安|西新宿 | SBC整形外科クリニック

頭痛は何科?首・肩こりを伴う頭痛で整形外科を受診する目安

首こり・肩こりを伴う頭痛は何科?整形外科を受診する目安|西新宿

頭痛に悩む人のイメージ

頭痛が続いているとき、「内科、脳神経外科、整形外科のどこを受診すればよいのか」と迷う方は少なくありません。
特に、長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用後に、首や肩の張りとともに後頭部が痛くなる場合は、「整形外科で診てもらえるのか」気になるのではないでしょうか。

結論からいうと、首の痛み、首の動かしにくさ、腕や手のしびれなどを伴う頭痛では、整形外科が受診先の一つになります。

この記事では、新宿・西新宿周辺で頭痛に悩んでいる方に向けて、症状別の受診先、整形外科が適するケース、救急受診が必要な症状、検査や治療について詳しく解説します。

30秒で確認|この頭痛は何科を受診する?

まずは、現在の症状に近い項目を確認し、適切な受診先の目安をつけてみましょう。

🚨 救急要請・救急医療機関を検討する症状

以下の症状がある場合は、通常の予約を待たず、至急医療機関を受診してください。

  • ⚠ 突然、これまでにない激しい頭痛が始まった
  • ⚠ 短時間で痛みが最も強くなった
  • ⚠ 顔や手足の片側が動かしにくい
  • ⚠ ろれつが回らない
  • ⚠ 意識がもうろうとしている
  • ⚠ けいれんや失神を伴う
  • ⚠ 発熱や首の強い硬さを伴う
  • ⚠ 頭を強く打ったあとから悪化している

🏥 脳神経内科・脳神経外科・頭痛外来を検討する症状
  • ✓ 頭痛が主な症状である
  • ✓ 吐き気や嘔吐を伴う
  • ✓ 光や音をつらく感じる
  • ✓ 歩行や階段昇降などの動作で悪化する
  • ✓ 同じような頭痛発作を繰り返している
  • ✓ 市販の頭痛薬を頻繁に使用している
  • ✓ 頭部CTや頭部MRIの必要性を相談したい

🦴 整形外科を検討する症状
  • ▶ 首を動かすと頭痛が強くなる
  • ▶ 首の動く範囲が狭い
  • ▶ 首や肩の痛みを伴う
  • ▶ 腕や手に痛みやしびれがある
  • ▶ 手や腕に力が入りにくい
  • ▶ 交通事故や転倒後から首と頭が痛む
  • ▶ デスクワーク後に首・肩の症状が強くなる

※この分類はあくまで受診先を選ぶ目安です。複数の項目に当てはまる場合や、どこへ行くべきか判断できない場合は、頭痛診療に対応する医療機関や救急相談窓口へ相談してください。

頭痛で整形外科を受診してもよい?

首や肩、腕、手の症状を伴う場合は、頭痛について整形外科へご相談いただけます。
整形外科は、骨、関節、筋肉、腱、靱帯、脊髄、末梢神経などの「運動器」を診療する科です。首の動きや頸椎、周囲の筋肉、神経が頭痛に関係している可能性がある場合は、整形外科で評価を行います。

こんな症状は整形外科へ
  • ✓ 首を動かすと、いつもの頭痛が再現される
  • ✓ 首の動きが悪く、後頭部まで痛む
  • ✓ 首や肩の痛みと頭痛が同じ時期に始まった
  • ✓ 肩から腕、手に痛みやしびれが広がる
  • ✓ 手に力が入りにくい、物を落としやすい
  • ✓ 事故や転倒後から首と頭が痛い

ただし、「肩こりを伴っている」からといって、頭痛の原因が必ず首や肩にあるとは限りません。
診察の結果、別の診療科での検査が必要と判断された場合は、脳神経内科や脳神経外科などへご紹介し、適切な治療へ繋げます。

頭痛は「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられる

頭痛診療では、まず生命に関わる「二次性頭痛」を除外し、そのうえで頭痛の種類(一次性頭痛)を判断することが重要です。

一次性頭痛 二次性頭痛
頭痛そのものが疾患であるもの

【代表例】
・片頭痛
・緊張型頭痛
・群発頭痛

※画像検査を行っても、構造的異常が見つからないことがあります。

別の病気や外傷に伴って発生するもの

【主な原因】
・脳血管障害
・感染症
・頭部・頸部外傷
・頭蓋内の病変
・頸椎や頸部組織の障害
・薬剤の使用過多
・その他の全身疾患

頭痛の診察では、最初から「肩こりが原因」と決めつけず、緊急性が高い二次性頭痛がないか確認します。日本頭痛学会のガイドラインでも、二次性頭痛の鑑別と、必要に応じたCT・MRIなどの検査が重視されています。

肩こりを伴う頭痛の主な種類

首や肩の張りと頭痛が同時に現れる場合でも、考えられる頭痛は一つではありません。代表的な3つの頭痛の特徴を解説します。

1. 緊張型頭痛

頭の両側が圧迫される、または締め付けられるように痛むことが多い一次性頭痛です。

  • ✓ 両側が痛む
  • ✓ 締め付けられるように痛む
  • ✓ 痛みは軽度から中等度
  • ✓ 歩行や階段昇降では悪化しにくい
  • ✓ 通常は吐き気や嘔吐を伴わない

首や肩の張りを伴うこともありますが、単純に「血行不良」や「疲労物質の蓄積」だけで説明することはできず、痛みの発生や感じ方には複数の要素が関係します。

2. 片頭痛

ズキズキと脈打つような痛み、動作による悪化などが現れる一次性頭痛です。次のような特徴がある場合は、脳神経内科や頭痛外来などでの相談が適しています。

  • ✓ 歩く、階段を上るなどの動作で悪化する
  • ✓ 吐き気を伴う
  • ✓ 光や音がつらい
  • ✓ 頭痛で仕事や家事を続けられない
  • ✓ 同様の発作を繰り返している

「肩こりがあるから緊張型頭痛だ」と自己判断するのは危険です。日本頭痛学会も、片頭痛と緊張型頭痛では、体動による悪化や光・音過敏などの特徴が異なるとしています。

3. 頸性頭痛(けいせいずつう)

頸椎や首の骨、椎間板、軟部組織などの障害に起因する頭痛(二次性頭痛)です。判断材料には次のようなものがあります。

  • ✓ 頸部の障害と頭痛が近い時期に始まった
  • ✓ 頸部症状の改善とともに頭痛も改善した
  • ✓ 首の可動域が狭い
  • ✓ 首の動作によって頭痛が明らかに悪化する

頸椎の画像上の変化は、頭痛がない方にも認められます。そのため、レントゲンやMRIの所見だけで「首が頭痛の原因」と断定することはできません。

ストレートネックがあれば頭痛の原因になる?

ストレートネックとは、横から見たときに頸椎の前方へのカーブが少なく見える状態を指す一般的な呼び方です。
デスクワークやスマートフォンの使用中に頭が前へ出た姿勢が続くと、首や肩周辺への負担が増えることがあります。

ただし、「頸椎のカーブが少ないこと」と「頭痛の原因であること」は同じではありません。

頸椎の画像所見だけでなく、首の動きによる頭痛の再現、可動域、首の症状と頭痛が始まった時期などを総合して判断します。国際頭痛分類でも、画像所見は因果関係を示す確実な証拠にはならないとされています。

ストレートネックについて詳しく知りたい方はこちら

【関連】ストレートネックの頭痛は整形外科で改善?専門の医師が解説

首の痛み・頸椎のイメージ

頸椎の疾患に伴う主な症状

頸椎疾患では、頭痛よりも首、肩、腕、手などの症状が目立つ場合があります。

頸椎症性神経根症

肩から腕にかけての痛みや、腕・手指のしびれが現れることがあります。首を後ろへ反らすと痛みが強くなり、上肢の筋力低下や感覚障害を伴う場合もあります。

頸椎椎間板ヘルニア

頸椎の椎間板が突出し、神経根や脊髄を圧迫することで、首や肩の痛み、腕や手のしびれ、筋力低下などが現れることがあります。
頭痛だけから判断することはできず、腕や手の症状、首の動き、神経学的所見、必要な画像検査を含めて評価します。

頸椎症性脊髄症

頸椎で脊髄が圧迫されると、手先の動作や歩行に影響が現れる場合があります。次のような症状がある場合は、早めに整形外科へご相談ください。

  • ✓ ボタンを留めにくい
  • ✓ 箸を使いにくい
  • ✓ 字を書きにくい
  • ✓ 物を落としやすい
  • ✓ 足がもつれる
  • ✓ 階段で手すりが必要になった
  • ✓ 手足がしびれる

交通事故後の頭痛は整形外科でよい?

交通事故や転倒後に首と頭が痛む場合は、整形外科が受診先の一つです。
外傷後は、骨折や脱臼の有無、首の動き、神経症状などを確認する必要があります。

⚠ 救急受診が必要なケース

次のような症状がある場合は、整形外科の通常予約ではなく、救急医療機関への受診を検討してください。

  • ・意識を失った
  • ・記憶が抜けている
  • ・頭痛が急速に悪化している
  • ・繰り返し吐いている
  • ・麻痺やけいれんがある
  • ・強く頭を打っている

整形外科で分かること・分からないこと

頭痛で整形外科を受診する際は、整形外科で確認できる範囲を理解しておくことが大切です。

整形外科で確認できること レントゲン等では分からないこと
  • ・首の可動域、動かしたときの症状
  • ・首や肩周辺の圧痛、肩関節の動き
  • ・腕や手の感覚、上肢の筋力
  • ・腱反射、手先の動作、歩行状態
  • ・頸椎の骨の並びや変形、骨折や脱臼の有無
  • ・脳出血、脳腫瘍、脳動脈瘤、脳梗塞
  • ・片頭痛かどうか
  • ・脳や脳血管の詳しい状態
  • ・頸椎の画像所見と頭痛の因果関係

整形外科で行う診察・検査

医師の丁寧な診察風景

問診・身体診察

頭痛がいつから、どのように始まったか、痛む場所、随伴症状(しびれ、吐き気など)、服薬状況などを詳しく伺います。
その後、首の動く範囲、頭痛が再現される動作、腕や手の感覚・筋力、歩行状態などを確認し、神経根や脊髄の障害がないかチェックします。

画像検査(レントゲン・MRI)

頸椎のレントゲンでは、骨の並びや変形などを確認します。ただし、レントゲンでは神経や筋肉を詳しく見ることはできず、画像上の変化だけで頭痛の原因とは断定できません。
腕や手のしびれ・筋力低下などがあり、さらに詳しい状態を確認する必要がある場合は、MRI検査などを検討します。

首・肩が関係する場合の治療

治療内容は、診断、症状の程度、神経症状、生活への影響によって異なります。

💊 薬物療法・注射治療

症状に応じて、消炎鎮痛薬、湿布や塗り薬、筋肉の緊張に対する薬などを検討します。診断や痛む部位によっては、局所注射などを検討する場合もあります。

首や肩の機能が症状に関係していると判断された場合は、首や肩関節の可動域訓練、姿勢指導、温熱・電気療法などのリハビリを検討します。
※SBC整形外科クリニック西新宿本院では、診察後のリハビリや自宅で行うストレッチの指導をご案内しています。

頭痛薬を頻繁に使用している方へ

頭痛が起こるたびに鎮痛薬を使用していると、薬の種類や使用頻度によっては、「薬剤の使用過多による頭痛」へ移行し、かえって頭痛が悪化する場合があります。

受診時には以下をお伝えください

  • ✓ 使用している薬の商品名
  • ✓ 1回に飲む量と、1か月に使用する日数
  • ✓ 薬を使用しても効かない日があるか
  • ✓ 以前より頭痛の日数が増えているか

頭痛ダイアリーをつける

受診当日に頭痛が出ていない場合でも、「頭痛ダイアリー」が診断の参考になります。日本頭痛学会も、頭痛の種類の確認や治療評価に利用しています。

📝 記録しておきたい内容

発生日時、持続時間、痛む場所、痛みの強さ・性質、首や肩の症状、吐き気、光・音への過敏、しびれ、睡眠・食事・天候・月経との関係、使用した薬と効果など

自宅でできる首・肩への負担対策

救急受診が必要な症状がなく、軽い首や肩の張りが中心の場合は、日常の作業環境を見直すことが大切です。

  • ◆ 同じ姿勢を長く続けない
    30分〜1時間を目安に姿勢を変え、立ち上がる、軽く歩くなど休憩を取り入れましょう。無理に「正しい姿勢」を維持し続けるより、同じ姿勢を続けないことが重要です。
  • ◆ パソコン環境の調整
    モニターの高さ、椅子の高さ、キーボードの距離などを見直し、肩をすくめたり、のぞき込んだりする姿勢を防ぎましょう。
  • ◆ 強いマッサージや矯正を避ける
    しびれや外傷後の痛みがある場合、自己判断で強く揉んだり急激にひねったりしないでください。悪化した場合はすぐに中止し、医療機関へ相談しましょう。

頭痛や首の診療に健康保険は使える?

医師が疾病や負傷に対して医学的に必要と判断し、保険診療の範囲で行う診察、検査、処方、リハビリなどには、健康保険が適用される場合があります。
実際の負担額は、初診・再診、自己負担割合、検査内容等によって異なるため、受付または診察時にご確認ください。

よくある質問

Q.
頭痛だけでも整形外科を受診できますか?
A.
首や肩の痛み、首の動かしにくさ、腕や手のしびれなどを伴う場合は、整形外科へご相談いただけます。吐き気や光・音への過敏が主な場合は、脳神経内科等をご検討ください。
Q.
後頭部が痛い場合は整形外科ですか?
A.
後頭部の痛みは首周辺の組織が関係することもありますが、片頭痛や脳血管障害でも生じます。痛む場所だけで決めず、症状の現れ方や随伴症状を確認して判断します。
Q.
肩こりがあれば緊張型頭痛ですか?
A.
肩こりだけでは緊張型頭痛とは判断できません。体動による悪化や吐き気がある場合は、片頭痛の可能性もあります。
Q.
初診当日にリハビリを受けられますか?
A.
診察結果や予約状況によって異なるため、初診当日に必ずリハビリを受けられるわけではありません。

まとめ:首・肩や腕の症状を伴う頭痛では整形外科も受診先の候補

  • ✓ 激しい頭痛や麻痺、意識障害がある場合は、至急救急医療機関へ。
  • ✓ 首を動かすと痛む、首・肩の痛み、腕や手のしびれを伴う頭痛は整形外科へ。
  • ✓ 肩こりがあるからといって、必ずしも首が原因(緊張型頭痛等)とは限らない。
  • ✓ 頭痛の始まり方、随伴症状、服薬状況を記録(頭痛ダイアリー)し、適切な診療科を受診することが大切。

SBC整形外科クリニック西新宿本院では、首や肩の痛み、腕や手のしびれなどに対する整形外科診療を行っています。診察の結果、脳神経内科などでの評価が必要と判断される場合は、協力医療機関へのご紹介も行っておりますので、お悩みの方は一度ご相談ください。

参考・出典

  • ・日本頭痛学会・日本神経学会・日本神経治療学会「頭痛の診療ガイドライン2021」
  • ・国際頭痛学会「国際頭痛分類第3版・頸性頭痛」
  • ・日本頭痛学会「緊張型頭痛」「頭痛疾患のオンライン診療実践マニュアル2024年度版」
  • ・日本整形外科学会「頸椎症性神経根症」「頸椎症性脊髄症」「外傷性頸部症候群」
  • ・SBC整形外科クリニック西新宿本院「クリニック情報」「診療・カウンセリング予約」

診療案内:SBC整形外科クリニック西新宿本院

SBC整形外科クリニック
【所在地】 〒160-0023
東京都新宿区西新宿7丁目-21-3 西新宿大京ビル7階
【電話番号】 0120-962-992
(電話受付時間 9:15~18:00)
【最寄り駅】 西新宿駅より徒歩2分
新宿駅より徒歩7分
都庁前駅より徒歩7分
【診療日】 土日祝日も全日診療

監修医師

沼倉 裕堅 院長

■ 経歴

2017年 Mahidol University Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital 整形外科 留学
2018年 東北大学医学部医学科 卒業
湘南藤沢徳洲会病院 救急科・内科・整形外科
スカイ整形外科クリニック
2020年 いわき市医療センター整形外科
2021年 竹田綜合病院 整形外科
2022年 山形市立病院済生館 整形外科
いしがみ整形外科クリニック
整形外科クリニック西新宿本院
2025年 SBC整形外科クリニック 西新宿本院

■ 備考(所属学会)

日本整形外科学会
日本再生医療学会
日本四肢再建・創外固定学会
日本小児内分泌学会
日本成長学会

監修医情報

SBC整形外科クリニック
西新宿本院院長

沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
SBC整形外科クリニック

運営者情報

運営クリニック SBC整形外科クリニック 西新宿本院
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 沼倉 裕堅 医師
医師紹介
SBC整形外科クリニック 新宿本院
沼倉 裕堅 院長
Hirokata Numakura
【所属学会】
  • 日本整形外科学会
  • 日本再生医療学会
  • 日本四肢再建・創外固定学会
【経歴】
  • 2017年
    Mahidol University Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital 整形外科 留学
  • 2018年
    東北大学医学部医学科 卒業
  • -
    湘南藤沢徳洲会病院 救急科・内科・整形外科
  • -
    スカイ整形外科クリニック
  • 2020年
    いわき市医療センター 整形外科
  • 2021年
    竹田綜合病院 整形外科
  • 2022年
    山形市立病院済生館 整形外科
    いしがみ整形外科クリニック
    西新宿整形外科クリニック
  • 2025年
    SBC整形外科クリニック 西新宿本院